496 / 498
490.義昭の推測
しおりを挟む
類はその教団施設にスパイを送り込んでいるという話だったが、美羽が問い詰めても白を切っていた。『オカダ』という男の名前が出たが、義昭もそんな奴は知らない。
美羽はきっと、これから教団だけでなく、その秘密を知っていると思われる類の周辺を探るのだろうか。
そこまで考えた時、義昭はハッとした。
もしかしたら……美羽は、僕も教団や『オカダ』の秘密を知っているかもしれないと疑って、この部屋を詮索することがあるかもしれない。
まず調べるとしたら、パソコンだな。
義昭はパソコンの前に座ると、システムからファイルを開いた。パスワード画面が表示され、パスワードを打ち込むとあの日のショーの写真と動画のファイルが出てきた。
それをコピーすると、写真や動画を保存しているアプリの方に複写する。新規ファイルを作成し、ひとまとめにして放り込むと、タイトルはわざと入れず、日付だけを打ち込んでおいた。
これなら美羽も、簡単に見つけられるだろう。
美羽がマウスに触れたか分かるように、マウスパッドの右上ぎりぎりにマウスを置き、キーボードをデスクから離した位置へとずらす。これなら、使う時に絶対に動かすことになるだろう。1ミリでもズレていたらアウトだ。
おそらく美羽は、ルイが大学の時にあんなことをしていたのを知らないだろう。
ルイがヴェネチアンマスクを被り、裸体の男に鞭を振るっている姿を見たら……美羽は、どう思うんだ。
驚愕? 恐怖? 嫌悪? ……それとも、興奮か……
これでまた一歩、美羽はルイの世界へと近づくんだ。
「ック……」
掌全体で口を覆って漏れそうになる笑い声を必死に抑えたが、肩が激しく震える。
ハァッ……早く、気づいてくれ美羽。
そして君も、はやく僕たちの世界においで……
美羽はきっと、これから教団だけでなく、その秘密を知っていると思われる類の周辺を探るのだろうか。
そこまで考えた時、義昭はハッとした。
もしかしたら……美羽は、僕も教団や『オカダ』の秘密を知っているかもしれないと疑って、この部屋を詮索することがあるかもしれない。
まず調べるとしたら、パソコンだな。
義昭はパソコンの前に座ると、システムからファイルを開いた。パスワード画面が表示され、パスワードを打ち込むとあの日のショーの写真と動画のファイルが出てきた。
それをコピーすると、写真や動画を保存しているアプリの方に複写する。新規ファイルを作成し、ひとまとめにして放り込むと、タイトルはわざと入れず、日付だけを打ち込んでおいた。
これなら美羽も、簡単に見つけられるだろう。
美羽がマウスに触れたか分かるように、マウスパッドの右上ぎりぎりにマウスを置き、キーボードをデスクから離した位置へとずらす。これなら、使う時に絶対に動かすことになるだろう。1ミリでもズレていたらアウトだ。
おそらく美羽は、ルイが大学の時にあんなことをしていたのを知らないだろう。
ルイがヴェネチアンマスクを被り、裸体の男に鞭を振るっている姿を見たら……美羽は、どう思うんだ。
驚愕? 恐怖? 嫌悪? ……それとも、興奮か……
これでまた一歩、美羽はルイの世界へと近づくんだ。
「ック……」
掌全体で口を覆って漏れそうになる笑い声を必死に抑えたが、肩が激しく震える。
ハァッ……早く、気づいてくれ美羽。
そして君も、はやく僕たちの世界においで……
0
お気に入りに追加
239
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。


マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。


【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!
奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。
ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。
ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる