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423.快感で縛り上げられて
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「戻ってきたんだから、外して……」
香織への思いから逃れるように、美羽は俯いて呟いた。
「フフッ、そうだね」
類が美羽の躰を跨ぐ。彼の指がルームウェアのパンツの両端に滑り込み、足首まで下げられる。
類が口角を上げ、膨れ上がったパンティーを覗き込んだ。
「うわっ、振動してるの見える……卑猥だね」
「ック」
美羽は顔を赤らめながらも、恥辱に耐えた。
類が、美羽の下半身とマットレスの間に手を滑り込ませる。
「こんなに濡れて……そんなに、欲しかった?」
「も、いいから……はや、く……抜い、て!」
一刻も早く、この屈辱的な儀式から逃れたい。
だが、類は美羽の躰に跨ったまま、彼女の耳元に唇を寄せた。
「僕を待ってる間、イキたいのにイケなくて、苦しかったでしょ?
ミューのいいところを突いてもらえなくて、掠められて、焦らされて……どんどん熱は上がるのに、絶頂に達せなくて」
「ッッ」
鼓膜が、ビリビリと震える。
そんなことまで、知られている。裸だけでなく、恥部の深い奥まで覗かれているような気持ちになる。
類の熱い吐息がかかる。
「もう、いいんだ。我慢、しなくても……
ねぇ、ほら……熱くなってきたでしょ? ジンジンしてきたの、分かる。あぁ、蜜がまた溢れ出して……脈打ってきたよ。
快感の波が、大きくなってきてる」
それはまるで媚薬のように、美羽の全身を駆け巡り、熱くさせる。胸の尖りが硬くなり、腰が震え、愛蜜が溢れ出し、花芽が脈をドクドクと打つ。
類によって、絶頂の階段を上らされていく。
「ぁ、嫌……」
類が美羽の顎をクイと支え、美しい顔が寄せられる。色香溢れる熱を帯びた瞳に、心臓まで射抜かれる。
血液が激流となって下半身へと流れ込む。腰が痺れ、脈がどんどん速くなる。奥がキュウキュウと締まり、異物の感触が鮮明に脳髄にまで伝わってくる。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ……見、ないでッッ」
こんな風に達せられるところを、類に見られたくない!
「ハァッ……可愛いよ、ミュー」
「ゃ、めてッッ……ハァッ、ハァッ」
嫌悪を覚えるのに、躰が反応してしまう。類の『可愛い』という言葉に、欲情をたっぷりと含んだ眼差しに、悦びを感じてしまう。
分かる。絶頂の波が、もうそこまで……近づいている。あんなに求めて届かなかった絶頂が、類によって容易く手繰り寄せられる。
全身が強張り、首の後ろが引き攣れてきて、快感が稲妻に打たれたように縦に走る。頭が真っ白になって、全て押し流されていく感覚。
「ぁあっ! ぁあっ!
ぃ、ぃ、ぃぃぃ……」
だ、ダメ……ダメッッ!!
「あぁ。堪らない、その表情。
いいよ、ミュー……イって」
「ッグ!! ンンンゥゥゥッッ……」
類の合図が引き金となり、腰がしなり、ドクン、ドクンと激しく畝る秘部。快感が脳天にまで突き抜け、全身が昂る。
「ぁ……ッフ」
イっ、ちゃった……
「脳イキ、出来たね……フフッ」
ふわふわと緩い快感に漂いながら、類の言葉が遠く、耳に響く。
脳、イキ……私、触られることなく、絶頂に達したんだ。まだ、強い余韻が残ってる。
まるで、中からと外からと同時に達したような……ううん、それ以上の強い絶頂。
類は、こうして……私を快感で支配しようとしているの?
私が類から逃れられないように。快感で縛ろうと、しているの?
絶望が押し寄せる中、パンティーが膝まで下げられる。
「抜いてあげるね」
類が美羽の内奥に突き刺さった異物を握り、時間をかけてゆっくりと引き抜いていく。
「ぁ。ハァッ……ぃ、やッ」
絶頂に達したばかりの躰に与えられる摩擦の刺激に、背筋がゾワゾワと震え、新たな快感が呼び起こされる。
「ッフ!!」
ヌチョッと淫らな水音を立て、透明な糸を引きながら抜かれた白い物体を、目の前で見せつけられる。
「ミュー、見て。凄く濡れてる」
「も、やめて……ッッ」
どこまで私を貶めたら、気が済むの。
もう、やめて。やめてよ!!
視界が滲み、肩が小刻みに震える。
香織への思いから逃れるように、美羽は俯いて呟いた。
「フフッ、そうだね」
類が美羽の躰を跨ぐ。彼の指がルームウェアのパンツの両端に滑り込み、足首まで下げられる。
類が口角を上げ、膨れ上がったパンティーを覗き込んだ。
「うわっ、振動してるの見える……卑猥だね」
「ック」
美羽は顔を赤らめながらも、恥辱に耐えた。
類が、美羽の下半身とマットレスの間に手を滑り込ませる。
「こんなに濡れて……そんなに、欲しかった?」
「も、いいから……はや、く……抜い、て!」
一刻も早く、この屈辱的な儀式から逃れたい。
だが、類は美羽の躰に跨ったまま、彼女の耳元に唇を寄せた。
「僕を待ってる間、イキたいのにイケなくて、苦しかったでしょ?
ミューのいいところを突いてもらえなくて、掠められて、焦らされて……どんどん熱は上がるのに、絶頂に達せなくて」
「ッッ」
鼓膜が、ビリビリと震える。
そんなことまで、知られている。裸だけでなく、恥部の深い奥まで覗かれているような気持ちになる。
類の熱い吐息がかかる。
「もう、いいんだ。我慢、しなくても……
ねぇ、ほら……熱くなってきたでしょ? ジンジンしてきたの、分かる。あぁ、蜜がまた溢れ出して……脈打ってきたよ。
快感の波が、大きくなってきてる」
それはまるで媚薬のように、美羽の全身を駆け巡り、熱くさせる。胸の尖りが硬くなり、腰が震え、愛蜜が溢れ出し、花芽が脈をドクドクと打つ。
類によって、絶頂の階段を上らされていく。
「ぁ、嫌……」
類が美羽の顎をクイと支え、美しい顔が寄せられる。色香溢れる熱を帯びた瞳に、心臓まで射抜かれる。
血液が激流となって下半身へと流れ込む。腰が痺れ、脈がどんどん速くなる。奥がキュウキュウと締まり、異物の感触が鮮明に脳髄にまで伝わってくる。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ……見、ないでッッ」
こんな風に達せられるところを、類に見られたくない!
「ハァッ……可愛いよ、ミュー」
「ゃ、めてッッ……ハァッ、ハァッ」
嫌悪を覚えるのに、躰が反応してしまう。類の『可愛い』という言葉に、欲情をたっぷりと含んだ眼差しに、悦びを感じてしまう。
分かる。絶頂の波が、もうそこまで……近づいている。あんなに求めて届かなかった絶頂が、類によって容易く手繰り寄せられる。
全身が強張り、首の後ろが引き攣れてきて、快感が稲妻に打たれたように縦に走る。頭が真っ白になって、全て押し流されていく感覚。
「ぁあっ! ぁあっ!
ぃ、ぃ、ぃぃぃ……」
だ、ダメ……ダメッッ!!
「あぁ。堪らない、その表情。
いいよ、ミュー……イって」
「ッグ!! ンンンゥゥゥッッ……」
類の合図が引き金となり、腰がしなり、ドクン、ドクンと激しく畝る秘部。快感が脳天にまで突き抜け、全身が昂る。
「ぁ……ッフ」
イっ、ちゃった……
「脳イキ、出来たね……フフッ」
ふわふわと緩い快感に漂いながら、類の言葉が遠く、耳に響く。
脳、イキ……私、触られることなく、絶頂に達したんだ。まだ、強い余韻が残ってる。
まるで、中からと外からと同時に達したような……ううん、それ以上の強い絶頂。
類は、こうして……私を快感で支配しようとしているの?
私が類から逃れられないように。快感で縛ろうと、しているの?
絶望が押し寄せる中、パンティーが膝まで下げられる。
「抜いてあげるね」
類が美羽の内奥に突き刺さった異物を握り、時間をかけてゆっくりと引き抜いていく。
「ぁ。ハァッ……ぃ、やッ」
絶頂に達したばかりの躰に与えられる摩擦の刺激に、背筋がゾワゾワと震え、新たな快感が呼び起こされる。
「ッフ!!」
ヌチョッと淫らな水音を立て、透明な糸を引きながら抜かれた白い物体を、目の前で見せつけられる。
「ミュー、見て。凄く濡れてる」
「も、やめて……ッッ」
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もう、やめて。やめてよ!!
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