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371.ふたりの未来
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どこまで話していいのだろうかと思いながら、慎重に言葉を選んでいく。
「玄関や台所にゴミ袋が大量に置かれていて……ゴミの仕分けや収集日について教えて欲しいと言われて、仕分けしてきました」
琴子が肩をいからせ、身を乗り出した。
「まぁっ!! もしかして、お父さんゴミを分けずにそのまま出したなんてことないわよねぇ?」
「ぁ……えっと、夜中に出したことがあるみたいです。
お義父さんだと分かってるかどうかは不明ですが、そのことで回覧板に注意が出されていました」
琴子が、大袈裟に溜息を吐いた。
「もうっ、困るわぁ。特に白井さんとこのおばあちゃん、ゴミの仕分けに厳しいのに! これでご近所さんから苦情が出たら、どうしましょう」
もう自分がそこに住んでいるわけではないのに、未だに近所の目を気にしている琴子がおかしく見えたが、長年染み付いた習慣から出た言葉なのかもしれない。
今までなら美羽にすらそんな愚痴を溢すことなどなかったのに、こうして本音を言えるということは、大作に対して怯える気持ちが薄れていっているのを感じる。元来の琴子は、こういった性格だったのだろう。
「たぶん、もう大丈夫です。一緒に容器を洗って、乾かして、仕分けましたから」
「ぇ……お父さんが、そんなことを!? 冗談でしょう?」
琴子が目を剥き、口をあんぐりと開けている。心の底から驚いているようだ。
「い、いえ。本当です。自炊は……やはり難しいみたいで、ゴミ袋には大量のお弁当の容器が入ってましたが」
琴子の視線が、テーブルに並べられた大量の料理に向けられる。彼女の脳裏には、先ほどの美羽のように、ひとりでお弁当をもそもそ食べている大作の姿が浮かんでいるのだろうか。
「そ、う……」
声のトーンが落ちた琴子を励ますように、類が声を掛けた。
「いい気味じゃん! 今までお湯すら沸かしたことなくて、琴子になんでもやらせてたんでしょ。これまでの琴子の苦労を、思い知らせてやれるじゃん」
「そ、そうよねっ。私はもう、お父さ……あの人に、気を遣う必要なんてないんだから。まずいお弁当でも食べて、私のありがたみを感じながら詫びしい生活をすればいいのよ!」
すると、それまで黙って事の成り行きを見ているだけだった義昭が口角を歪ませた。
「そうだ……思い知ればいいんだ。母さんと僕が、今までどれだけあいつに苦しめられてきたのか。
フッ、いい気味だ」
そこに積年の恨みが籠もっているのを感じ、美羽の背筋がゾクッと寒くなった。義昭がずっと大作のことを恐れ、避けているのは知っていたが、これほどまでの憎悪を抱いていたとは。
義昭に冷酷な扱いを受けていた美羽でさえ、こんな表情は見たことがなかった。
あれほど金に細かい義昭が圭子夫妻への借金を承諾したのは、類への見栄だけではなく、なんとかして母親を父親から引き離して復讐してやりたいという気持ちからだったとしたら……義昭は、美羽が考えるよりももっと深い闇を背負っているのかもしれない。
「さ。さぁ、食べましょ!! せっかく作り立てのお料理が冷めちゃうわ」
琴子が、この場の雰囲気を取り成すように声を上げた。
「そ、そうですね」
促されて、美羽も再び箸に手をつける。義昭も、類も食べ始め、再び会話に花が咲く。
一見すると和やかな食卓を取り戻したかのように見えるが、それぞれの胸に様々な思いが渦巻いているのを感じる。
先ほどまで幸せそうだった琴子の表情に、陰りが差している。
夫から長年に渡り酷い扱いを受け、ようやく離婚宣告してこれから希望に満ち溢れた未来が待ち受けているにも関わらず、琴子は大作のことを気にかけているように美羽には感じた。
ここで、大作が琴子に対して謝罪の気持ちがあるということを伝えるべきだろうか。そうしたら、琴子は大作に対して気持ちが動くことがあるのだろうか。
夫婦というのは、外側から見ていても分からないが、内側から見てすら分からない。
いや、もしかしたら……当の大作と琴子自身でさえも、理解できていないのかもしれない。
だが、すっかり大作の話が終わってしまった今となって、蒸し返す勇気がない。何より、再び気まずい雰囲気になりたくなかった。
だが、美羽には琴子と大作夫婦のことよりも気になることがあった。
類の発言だ。
双子だから美羽のことが分かるから、今日大作の家に行ったことを当てられたと言っていたが……本当なのだろうか。
誰かにあとをつけさせていたとか、そんなことはないだろうか。または……知らない間に、スマホにGPSアプリを入れられているのでは。そうであれば、スマホを替えるべきかもしれない。
美羽が大作の家に行ったことを類が事前に知っていたとして、なぜあのタイミングで聞いてきたのだろう。まるで、琴子にわざと聞かせるように。
類にとって大事なのは、琴子がこの家に同居しないことで、琴子と大作が離婚しようが元鞘に戻ろうが、関心などないはず。
そう考えると、ただ美羽が義父の家で何をしていたのか気になって聞いただけなのかもしれない。まさか、義父との間に何かあったのではと疑っていることはないとは思うが。
食事しながら類の言動を注意深く観察してみても、何も読み取ることはできない。ますます、謎が深まるだけだった。
その日、琴子が泊まると聞き、これからもそうなのかと怯えた美羽だったが、1日のみだと知って安堵した。いつものように琴子は義昭の部屋で一夜を過ごすことになったが、美羽にとってはありがたいぐらいだった。
翌朝。昨夜、大作の話を聞いた時には憂いの表情を浮かべていた琴子だったが、迷いは消えたようで、晴々とした顔を見せた。
「あーっ、これから引っ越しの準備で忙しくなるわぁ。あの家を出て行く時に、整理しといて良かったわね。
今のうちに、ほのちゃんとの時間も堪能しておきたいし、圭子のために冷凍保存とかお家の片付けとかもしとかなくちゃいけないから、しばらく会えなくなるけど、新しい家に引っ越したらいつでも遊びにいらっしゃいね。
その時には、そこでできたお友達も紹介できるかも、フフッ」
すっかり、大作のことは吹っ切れたようだった。
『男やもめに蛆が湧き、女やもめに花が咲く』
ーーそれは、まさに大作と琴子のようだ。
この先、ふたりにはどんな未来が待ち受けているのだろうかと考えながら、琴子を玄関で見送った。
「玄関や台所にゴミ袋が大量に置かれていて……ゴミの仕分けや収集日について教えて欲しいと言われて、仕分けしてきました」
琴子が肩をいからせ、身を乗り出した。
「まぁっ!! もしかして、お父さんゴミを分けずにそのまま出したなんてことないわよねぇ?」
「ぁ……えっと、夜中に出したことがあるみたいです。
お義父さんだと分かってるかどうかは不明ですが、そのことで回覧板に注意が出されていました」
琴子が、大袈裟に溜息を吐いた。
「もうっ、困るわぁ。特に白井さんとこのおばあちゃん、ゴミの仕分けに厳しいのに! これでご近所さんから苦情が出たら、どうしましょう」
もう自分がそこに住んでいるわけではないのに、未だに近所の目を気にしている琴子がおかしく見えたが、長年染み付いた習慣から出た言葉なのかもしれない。
今までなら美羽にすらそんな愚痴を溢すことなどなかったのに、こうして本音を言えるということは、大作に対して怯える気持ちが薄れていっているのを感じる。元来の琴子は、こういった性格だったのだろう。
「たぶん、もう大丈夫です。一緒に容器を洗って、乾かして、仕分けましたから」
「ぇ……お父さんが、そんなことを!? 冗談でしょう?」
琴子が目を剥き、口をあんぐりと開けている。心の底から驚いているようだ。
「い、いえ。本当です。自炊は……やはり難しいみたいで、ゴミ袋には大量のお弁当の容器が入ってましたが」
琴子の視線が、テーブルに並べられた大量の料理に向けられる。彼女の脳裏には、先ほどの美羽のように、ひとりでお弁当をもそもそ食べている大作の姿が浮かんでいるのだろうか。
「そ、う……」
声のトーンが落ちた琴子を励ますように、類が声を掛けた。
「いい気味じゃん! 今までお湯すら沸かしたことなくて、琴子になんでもやらせてたんでしょ。これまでの琴子の苦労を、思い知らせてやれるじゃん」
「そ、そうよねっ。私はもう、お父さ……あの人に、気を遣う必要なんてないんだから。まずいお弁当でも食べて、私のありがたみを感じながら詫びしい生活をすればいいのよ!」
すると、それまで黙って事の成り行きを見ているだけだった義昭が口角を歪ませた。
「そうだ……思い知ればいいんだ。母さんと僕が、今までどれだけあいつに苦しめられてきたのか。
フッ、いい気味だ」
そこに積年の恨みが籠もっているのを感じ、美羽の背筋がゾクッと寒くなった。義昭がずっと大作のことを恐れ、避けているのは知っていたが、これほどまでの憎悪を抱いていたとは。
義昭に冷酷な扱いを受けていた美羽でさえ、こんな表情は見たことがなかった。
あれほど金に細かい義昭が圭子夫妻への借金を承諾したのは、類への見栄だけではなく、なんとかして母親を父親から引き離して復讐してやりたいという気持ちからだったとしたら……義昭は、美羽が考えるよりももっと深い闇を背負っているのかもしれない。
「さ。さぁ、食べましょ!! せっかく作り立てのお料理が冷めちゃうわ」
琴子が、この場の雰囲気を取り成すように声を上げた。
「そ、そうですね」
促されて、美羽も再び箸に手をつける。義昭も、類も食べ始め、再び会話に花が咲く。
一見すると和やかな食卓を取り戻したかのように見えるが、それぞれの胸に様々な思いが渦巻いているのを感じる。
先ほどまで幸せそうだった琴子の表情に、陰りが差している。
夫から長年に渡り酷い扱いを受け、ようやく離婚宣告してこれから希望に満ち溢れた未来が待ち受けているにも関わらず、琴子は大作のことを気にかけているように美羽には感じた。
ここで、大作が琴子に対して謝罪の気持ちがあるということを伝えるべきだろうか。そうしたら、琴子は大作に対して気持ちが動くことがあるのだろうか。
夫婦というのは、外側から見ていても分からないが、内側から見てすら分からない。
いや、もしかしたら……当の大作と琴子自身でさえも、理解できていないのかもしれない。
だが、すっかり大作の話が終わってしまった今となって、蒸し返す勇気がない。何より、再び気まずい雰囲気になりたくなかった。
だが、美羽には琴子と大作夫婦のことよりも気になることがあった。
類の発言だ。
双子だから美羽のことが分かるから、今日大作の家に行ったことを当てられたと言っていたが……本当なのだろうか。
誰かにあとをつけさせていたとか、そんなことはないだろうか。または……知らない間に、スマホにGPSアプリを入れられているのでは。そうであれば、スマホを替えるべきかもしれない。
美羽が大作の家に行ったことを類が事前に知っていたとして、なぜあのタイミングで聞いてきたのだろう。まるで、琴子にわざと聞かせるように。
類にとって大事なのは、琴子がこの家に同居しないことで、琴子と大作が離婚しようが元鞘に戻ろうが、関心などないはず。
そう考えると、ただ美羽が義父の家で何をしていたのか気になって聞いただけなのかもしれない。まさか、義父との間に何かあったのではと疑っていることはないとは思うが。
食事しながら類の言動を注意深く観察してみても、何も読み取ることはできない。ますます、謎が深まるだけだった。
その日、琴子が泊まると聞き、これからもそうなのかと怯えた美羽だったが、1日のみだと知って安堵した。いつものように琴子は義昭の部屋で一夜を過ごすことになったが、美羽にとってはありがたいぐらいだった。
翌朝。昨夜、大作の話を聞いた時には憂いの表情を浮かべていた琴子だったが、迷いは消えたようで、晴々とした顔を見せた。
「あーっ、これから引っ越しの準備で忙しくなるわぁ。あの家を出て行く時に、整理しといて良かったわね。
今のうちに、ほのちゃんとの時間も堪能しておきたいし、圭子のために冷凍保存とかお家の片付けとかもしとかなくちゃいけないから、しばらく会えなくなるけど、新しい家に引っ越したらいつでも遊びにいらっしゃいね。
その時には、そこでできたお友達も紹介できるかも、フフッ」
すっかり、大作のことは吹っ切れたようだった。
『男やもめに蛆が湧き、女やもめに花が咲く』
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