【R18】退廃的な接吻を ー美麗な双子姉弟が織りなす、切なく激しい禁断愛ー

奏音 美都

文字の大きさ
上 下
44 / 498

42.あの日の過ちー14

しおりを挟む
 起き上がった類は避妊具を外してクルッと縛り、テーブルからティッシュを抜いて包むとソファ横のゴミ箱に捨てた。

「ねぇ……こんなとこに捨てて、大丈夫?」
「親帰ってくるのは明日だし、それまでに捨てとけば大丈夫だから」

 いつもどちらかの部屋で行為に及ぶ時にも、ゴミの処理には気を使う。類の部屋にわざと成人雑誌やアダルトビデオを散らかしておいてティッシュの山に埋もれさせたり、時にはわざわざコンビニにまで捨てに行くこともある。

 ほんの小さなことから私たちの関係が露呈するんじゃないかと思うと、すごく恐い……

 類が美羽を抱き上げ、膝の上に乗せた。プリーツスカートが下り、露わになった乳房が余計に卑猥に映る。

「ミュー、心配しないで。ちゃんと忘れずに捨てとくから」
「うん……」

 類が美羽をぎゅっと抱き締め、乳房に頬ずりする。

「柔らかくて気持ちいい……」
「フフッ、類ってば」

 猫のように甘えてくる類が愛おしくて、美羽は艶のある髪を撫でて指で解していった。類となら、こんな戯れを何時間していたって飽きることがない。

 いつからこんな気持ちを持ち始めたのか考えてみても、思い付かない。
 きっと、記憶さえもまだない……生まれる前からのものなのだから。

 やがて類が水蜜桃のように瑞々しい美羽の乳房を撫で、揉みしだき始める。

「ンフ……」

 甘やかな声を上げる美羽に、類が欲情の火を灯す。ぎゅっと乳房を絞り出すように掌全体で掴まれると、紅い蕾がグッと類の顔の間近にまで迫り出す。

「また、ミューが欲しくなってきちゃった……」 

 類が真っ赤な舌を伸ばし、チロリと舐める。

 明日は学校休みだし、今日はきっと朝まで寝かせてもらえない……

 そんな覚悟を胸に、美羽もまた欲情を灯した瞳で見つめ返した。

「私も、まだ類が足りない……」

 美羽の言葉を聞き、類の瞳が意地悪く細められる。

「ねぇ、胸寄せてみて」

 美羽が恥ずかしがると分かっているのに、いつもわざと言ってくる。それでも美羽は両方の乳房を包み込むとギュッと真ん中に寄せた。そこに類がバフッと顔を埋めこみ、それから舌を伸ばして左右の蕾を交互に舐める。

「ウクッ……やっぱりこれ、恥ずかしい……類」

 真っ赤になって瞳をウルウルさせる美羽に、類はますます興奮し、舌を艶かしく動かした。

「フフッ、可愛いよ……ミュー」
 類の長い腕がソファの下へと潜り込み、手にしたそれを美羽に渡した。

「ぇ?」
「さっき、余分にポケットから抜いて、忍び込ませといた。ミュー、つけて?」

 今度は類が美羽の乳房を包み込んでギュッと真ん中に寄せながら、蕾を咥えた。淫らに蕾を揺らして愛撫する類に、美羽は拒否することも出来ず包装を破ろうとして、ビクンと跳ねた。

「ゃ、ぁ……も、類ぃ……ハァッ、出来ない……」
「クスクス……頑張って」

 容赦なく類の指と舌で弄られて、美羽はビクビク躰を震わせながらようやく中身を取り出し、プリーツスカートの下に手を潜り込ませると、類の下半身の中心へと手を伸ばした。

 凄い……もう、こんなに硬くなってる……

 そう感じた途端にキュンと膣奥が切なく疼き、その間にも類が蕾に舌を絡ませて吸ってきて、美羽の欲情が刺激されて蜜が溢れ出してくる。

 ゴムの真ん中の摘みを指で挟み込み、手探りでそっと上に被せた途端、それがピクリと震えた。指の腹を使ってゆっくりと巻き下ろしていく。薄い膜越しにも熱がジンジンと伝わってきて、思わず喉元から溢れ出した蜜をゴクリと飲み込んだ。根元まで被さると、類の吐息が耳を揺らした。

「ミュー、入れて……」

 顔を上げると、蠱惑的こわくてきな表情に魅入られてコクンと頷いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!

奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。 ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。 ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪

奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」 「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」 AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。 そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。 でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ! 全員美味しくいただいちゃいまーす。

処理中です...