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38.あの日の過ちー10
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耳、瞼の上、鼻、唇、顎、頸……全身に優しく丁寧に、愛撫が降り注がれる。絶頂に達したばかりの躰は先程よりも更に敏感になっていて、類に舌で愛撫される度にピクピクと小さく背中が浮き上がる。
類の柔らかい髪に指を差し込みながら、優しく撫でることで快感を伝えるけれど、足りない。次第に美羽の躰を下りていく類の頭が遠ざかっていくのが寂しくて、もっと愛情を伝えたくて、美羽は彼の頬を撫でて呼び止めた。
「類ぃ、来て……ハァッ」
美羽の呼びかけに類が目線を上げる。乱れた息が美羽の乳房に掛けられ、妖美な笑みを見せた。
「ミュー、僕も愛して……」
類の脚が美羽の方へと向けられ、横向きになった。
美羽の目の前に晒された彼自身は、普段は見えている肌の色よりも白いが、今は熱によって先端にいくほどに薄ピンクから濃厚なピンクへと色づいていた。浮き出た血管から脈がドクドクと流れ、誇張したその先端の切っ先からは蜜がキラキラと光っている。そこに毒々しさやグロテスクさはなく、愛おしい気持ちばかりが溢れてくる。
「ン……」
舌を伸ばして先端の蜜を舐めとると、ピクンと小さく震える。
あぁ、可愛い……
自分の愛撫で類が感じてくれているのだと思うと、なんでもしてあげたくなる。もっと感じて欲しい、そんな気持ちを胸に、美羽は自らの手を舐めると類の猛りを右手で握り、舌を伸ばして下から上へと丁寧に舐め上げていった。
「フフッ……あぁ、ミュー……ハァッ……気持ち良いよ……」
類の腕が伸び、乱れた長い髪を撫でられると堪らなく嬉しくなる。類に気持ち良くなってもらいたくて、彼の敏感な部分や弱い箇所を舌で愛撫しているうちに、自らもまた気持ち良くなってきて蜜壺からジュワリ、ジュワリと蜜が溢れ出すのを感じていると、スカートを捲られた。
「ねぇ……ミューも、僕の愛撫しながら感じてるの? 凄い溢れてきてるよ。舐めてあげるね」
下から響くその淫惑な響きに躰を熱くさせていると、類の舌がピチャピチャと厭らしい水音をたてて蜜を舐め取る。どれだけ自分が欲情しているのかを思い知らされるようで、恥ずかしくなる。
意地悪……いつもそうやって、私を辱めるんだから。
そう思いながら、否が応でも興奮が高まる。
花芽を舌で愛撫しながら、類の細く長い指が蜜口の入口を緩くかき混ぜる。
「ぁ、ぁ、ぁ……ハァッ、ハァッ……だ、めぇ……類ぃ、集中、できな……ハァッ、ハァッ」
ヒクヒクと腰が痙攣し、喉が上擦る。美羽は必死に顔をグイと戻した。
類の思い通りになんて、させない。
類の猛々しくそそり立つ雄の象徴を咥え、唇を窄めながら上下に扱き、舌でピンと張り詰めた筋をなぞり、エラの張った傘を切っ先から溢れ出る蜜とともに吸い上げると、卑猥な水音が響いた。
「ハ、ァァァ……ミュ、ミュー……それ……ハァッ、ハァッ……気持ち、いいっっ!!」
今度は類が追い詰められる番だった。その余裕をなくした扇情的な声は、美羽の快感をも呼び起こさせる。もっと自分の愛撫で乱れさせたくなる。
けれど、今度は類が中指と人差し指をジュプッと蜜口へと突っ込み、クイッと指を折り曲げて美羽の敏感な箇所を探り当てて円を描くように擦り上げる。
「ゥゥゥアアア!! ゃ、ゃ……ハァッ、ハァッ……あぁ、苦し……ハァッ、ハァッ……」
「クスクス……苦しい、じゃなくて『気持ちいい』、でしょ? もっと可愛がってあげるね……」
「ハァッ、ハァッ、だめぇぇっっ!!」
互いの性感帯を知り尽くしているふたりは、どちらも主導権を譲らず、鬩《せめ》ぎ合いながら共に快感の高みへと上り詰めていく。
美羽は右手を口の動きに合わせて激しく扱きながら、唇で猛りを溢れてくる欲蜜ごと吸い上げ、必死の攻勢をはかった。
「ぁあっっ、ミュー!! イッちゃうぅ、イッちゃうよぉ……ハァッ、ハァッ……」
「ンンッ……ンッ……」
それでも美羽は離すことなく、更にスピードを上げ、締め付けをきつくして類を追い立てる。
「わ、かった……ハァッ、ハァッ……一緒に、イこう?」
美羽の意図を理解した類は、ともすれば全て持っていかれそうな意識を必死に呼び戻し、左手で花芽を押さえつけて露わになった花芯を舌で揺さぶった。同時に美羽の複雑な襞の壁を緩く引っ掻くようにして小刻みにリズムをとりながら抽挿する。擦られた部分は緩んで柔らかくなっていくのに、類の指は逆にグイグイと絡みつきながら締め上げられていく。
類の柔らかい髪に指を差し込みながら、優しく撫でることで快感を伝えるけれど、足りない。次第に美羽の躰を下りていく類の頭が遠ざかっていくのが寂しくて、もっと愛情を伝えたくて、美羽は彼の頬を撫でて呼び止めた。
「類ぃ、来て……ハァッ」
美羽の呼びかけに類が目線を上げる。乱れた息が美羽の乳房に掛けられ、妖美な笑みを見せた。
「ミュー、僕も愛して……」
類の脚が美羽の方へと向けられ、横向きになった。
美羽の目の前に晒された彼自身は、普段は見えている肌の色よりも白いが、今は熱によって先端にいくほどに薄ピンクから濃厚なピンクへと色づいていた。浮き出た血管から脈がドクドクと流れ、誇張したその先端の切っ先からは蜜がキラキラと光っている。そこに毒々しさやグロテスクさはなく、愛おしい気持ちばかりが溢れてくる。
「ン……」
舌を伸ばして先端の蜜を舐めとると、ピクンと小さく震える。
あぁ、可愛い……
自分の愛撫で類が感じてくれているのだと思うと、なんでもしてあげたくなる。もっと感じて欲しい、そんな気持ちを胸に、美羽は自らの手を舐めると類の猛りを右手で握り、舌を伸ばして下から上へと丁寧に舐め上げていった。
「フフッ……あぁ、ミュー……ハァッ……気持ち良いよ……」
類の腕が伸び、乱れた長い髪を撫でられると堪らなく嬉しくなる。類に気持ち良くなってもらいたくて、彼の敏感な部分や弱い箇所を舌で愛撫しているうちに、自らもまた気持ち良くなってきて蜜壺からジュワリ、ジュワリと蜜が溢れ出すのを感じていると、スカートを捲られた。
「ねぇ……ミューも、僕の愛撫しながら感じてるの? 凄い溢れてきてるよ。舐めてあげるね」
下から響くその淫惑な響きに躰を熱くさせていると、類の舌がピチャピチャと厭らしい水音をたてて蜜を舐め取る。どれだけ自分が欲情しているのかを思い知らされるようで、恥ずかしくなる。
意地悪……いつもそうやって、私を辱めるんだから。
そう思いながら、否が応でも興奮が高まる。
花芽を舌で愛撫しながら、類の細く長い指が蜜口の入口を緩くかき混ぜる。
「ぁ、ぁ、ぁ……ハァッ、ハァッ……だ、めぇ……類ぃ、集中、できな……ハァッ、ハァッ」
ヒクヒクと腰が痙攣し、喉が上擦る。美羽は必死に顔をグイと戻した。
類の思い通りになんて、させない。
類の猛々しくそそり立つ雄の象徴を咥え、唇を窄めながら上下に扱き、舌でピンと張り詰めた筋をなぞり、エラの張った傘を切っ先から溢れ出る蜜とともに吸い上げると、卑猥な水音が響いた。
「ハ、ァァァ……ミュ、ミュー……それ……ハァッ、ハァッ……気持ち、いいっっ!!」
今度は類が追い詰められる番だった。その余裕をなくした扇情的な声は、美羽の快感をも呼び起こさせる。もっと自分の愛撫で乱れさせたくなる。
けれど、今度は類が中指と人差し指をジュプッと蜜口へと突っ込み、クイッと指を折り曲げて美羽の敏感な箇所を探り当てて円を描くように擦り上げる。
「ゥゥゥアアア!! ゃ、ゃ……ハァッ、ハァッ……あぁ、苦し……ハァッ、ハァッ……」
「クスクス……苦しい、じゃなくて『気持ちいい』、でしょ? もっと可愛がってあげるね……」
「ハァッ、ハァッ、だめぇぇっっ!!」
互いの性感帯を知り尽くしているふたりは、どちらも主導権を譲らず、鬩《せめ》ぎ合いながら共に快感の高みへと上り詰めていく。
美羽は右手を口の動きに合わせて激しく扱きながら、唇で猛りを溢れてくる欲蜜ごと吸い上げ、必死の攻勢をはかった。
「ぁあっっ、ミュー!! イッちゃうぅ、イッちゃうよぉ……ハァッ、ハァッ……」
「ンンッ……ンッ……」
それでも美羽は離すことなく、更にスピードを上げ、締め付けをきつくして類を追い立てる。
「わ、かった……ハァッ、ハァッ……一緒に、イこう?」
美羽の意図を理解した類は、ともすれば全て持っていかれそうな意識を必死に呼び戻し、左手で花芽を押さえつけて露わになった花芯を舌で揺さぶった。同時に美羽の複雑な襞の壁を緩く引っ掻くようにして小刻みにリズムをとりながら抽挿する。擦られた部分は緩んで柔らかくなっていくのに、類の指は逆にグイグイと絡みつきながら締め上げられていく。
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