【R18】退廃的な接吻を ー美麗な双子姉弟が織りなす、切なく激しい禁断愛ー

奏音 美都

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36.あの日の過ちー8

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 抵抗、出来ない……

 両手首をそろえて突き出すと、類は制服の赤いネクタイを左右に揺らして緩め、シュルッと解いた。ふたりの通う高校は女子がセーラー服、男子がブレザーとなっており、スカートとスラックスが同柄となっている。学年ごとに女子はリボン、男子はネクタイの色が異なる。

 何をされるのか理解した美羽は、それでも指先ひとつ動かすことが出来ず、ドクドクと高鳴る鼓動が脈打つのを感じていた。美羽の細い手首が一括りにされてネクタイを巻きつけられ、キュッと縛られる。

「類ぃ……」

 美羽は僅かに不安な表情を覗かせた。

「大丈夫、痛いことはしないよ……ミューを、気持ち良くさせたいだけ。はい、スカート掴んでてね」

 愛情の籠もった眼差しが向けられ、チュッと手の甲に口づけられてしまえば、素直に従ってしまう。

 類の白く細い指が再び美羽を快感へと追い詰めていく。花芽に軽く触れていながらそこを確実に捉え、高速の一定のリズムがじわじわと絶頂への旋律を刻み始め、腰が、足がヒクヒクと痙攣する。

「ッハァ……い、いぃ……る、いぃ……ハァッ、ハァッ……ぁ、あぁっ……ハァッ、イキそ……!!」

 すると類の中指が止まり、人差し指と薬指でキュッと花芽を摘まんだ。

「ねぇ、布の上からでも大きくなってるの分かるよ……クスッ、凄い」
「言わ、ないで……ハァッ」
「僕の愛撫で、ミューが気持ち良くなってくれるのが嬉しいんだ」
 
 類の熱い吐息が挟まれた花芽にかかり、美羽はビクンビクンと大きく跳ねた。

「可愛い……」

 尖らせた舌で挟まれた花芽が突かれ、その度に美羽は大きく喘ぎながら背中をしならせた。あまりに淫らな声に唇をキュッと噛みしめると、「声、我慢しないでよ……ミュー」と類が赤い舌を出したまま美羽を見上げ、心臓がバクンと跳ね上がる。

 熱を伴った扇情的な視線を向けながら、類が美羽の花芽を舌で上下に揺さぶる。

「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……」

 何もかも真っ白になっていく。ただ波に揺さぶられ、そこに呑み込まれたいと溺れそうにながら必死に喘ぐ。けれど、布越しの柔い刺激と片足を上げたアンバランスな姿勢が絶頂まであと僅かに届かせてくれず、じりじりと焼け付くような快感を泳がされる。

 ハァッ……ぁあ、苦しい……イキたい。イかせて、類……お願い……

 喘ぎ声をあげながら必死に潤んだ瞳で訴えるけれど、類はそれを与えてくれない。

「お、願い……ハァッ、直接触れてっ!」

 ギュッと瞳を閉じて言うと、フッと動きが止まる。類の繊細な指がパンティーを引っ掛け、恥丘にフワッと空気が入り込む感触に震える。けれど、蜜口はべったりと張り付いたままだ。

「じゃあ、脚上げて?」
「クッ……」

 引き出しから足を上げ、類の動きに合わせてパンティーを脱いでいく。少しずつ布が剥がれていき、べったりした液体が糸を引く感触に肌が粟立つ。羞恥からなのか、興奮からなのか分からない熱さで躰が火照り、高揚していく。片脚が抜けた途端にパサリと左足の下にパンティーが落とされる。その一部分が濃く色を変えているのが視界に入り、恥ずかしくて堪らないのに蜜壺から愛蜜が溢れ出し、内腿を伝って零れ落ち、引き出しに乗せた脚が痙攣してヒクヒク震える。

 再び恥部へと顔を寄せようとした類に訴えた。

「ねぇ、もう立ってられない……」
「いいよ、じゃあ脚広げて」

 言いながら類が美羽の右足を下ろして脚を開かせ、恥部に顔を寄せた。

「あぁっ!!」

 類の舌が花弁を揺らし、ビクビクッと美羽の躰が跳ねる。類の頭に触れたいと願うものの、両手首を縛られたままスカートを持ち上げているので叶わない。ただ切ない吐息を漏らしながら襲ってくる快感に揺さぶられるだけ。

 類に触れられて花が色づき、花弁が開いていく。紅く艶やかなルビーのように染まった敏感なそこが、期待にビクビクと震える。

 触れて。舐めて。感じさせて、欲しい……

 蜜壺からコプッと蜜が溢れ出る感覚でさえ、痺れさせられる。押し付けるように淫らに腰が揺れる。

「ミュー……どんどん蜜が溢れてくる」
「ッハァ言わ、ないで……」
「フフッ、本当は言われて興奮してるくせに」

 類の言う通り、そんな風に言われてますます愛蜜が溢れ、内腿を伝うどころか床にまで水溜りを作っていた。ペロッと花芽を舐め回し、濡れた唇を拭った指が美羽の唇に触れた。

「恥ずかしさなんて忘れるぐらい、夢中にしてあげる」

 見つめる類の妖艶さが増していく。美羽は類の指をペロリと舐めるとコクンと頷いた。
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