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18.淫らな世界へ
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しっとりと濡れた唇で唇を塞がれる。その感触は、この10年の想像を遥かに超えるほどに気持ちがいい。吸い付き合う気持ち良さを、重なった柔らかさを、互いの温度を確かめるように、ゆっくりと何度も触れては離れていく。その度に、息が上がっていく。
「ッハァ……ハァッ、ハァッ……」
「フフッ……眠ったふりしてるの? 僕はそれでも、構わないけど……」
妖艶な低い響きに、腰がふるりと震える。キスだけでしとどに濡れていくのが分かる。けれど、口内にまでその快感が侵入することはなく、ゆっくりと唇が離された。
胸元に感じる手の感触。ボタンが一つずつ、外されていく。
あ、ダメ……やめ、て……
上半身を覆っていたシーツが剥がされ、露わになった肌に突き刺さる視線。それは瞳を閉じていても分かるほど焼けるように熱く、欲情を伴っていた。
「綺麗だよ、ミュー。あの頃よりも、もっと綺麗になった……」
性欲を含んだ声音に、言葉に、膣奥がキュッと縮まる。空気が、震える。冷たい手で乳房を包み込まれ、じっくりと感触を楽しむように、揉みしだかれていく。ゆっくりと官能を押し上げていくように掌から与えられる刺激は、快感と欲情が絡み合って立ち昇っていく。
その一方で爪を立てた指が硬くなっていく胸の蕾を避けるようにして、その周りだけを触れるか触れないかの微妙なタッチでなぞっていく。その度に背中が小刻みに跳ね上がり、「ハァ……」と切ない吐息が漏れる。
「欲しいんでしょ、ミュー」
その言葉と共に爪がカリッと蕾を掠める。白い喉が晒され、大きく背中がしなる。下半身が震え、ジュワッと愛蜜が溢れ出す。
もうその欲情は、隠しきれない……
指が離れ、気配が遠退き、閉じた視界に影が落ちる。衣擦れの音が響き、パサリと何かが落とされた。シーツの波間を泳いで肌が重なり、求め合うかのように吸い付く感触の気持ち良さに蕩けていく。
「ハァッ……ミューの肌、気持ちいい。こんな風に肌を重ねてるだけで気持ち良くなれるのは、ミューだけだよ」
「ウッ……ック」
さわさわと肌をなぞるその手の感触に、ピリピリと電気が走る。蕾の周りを弄る爪の感触が、指の腹へと変わった。けれど、肝心な場所には触れてもらえず、フラストレーションが溜まっていく。
こんな焦らし方……堪えられない。
理性を揺さぶられる。押し込んだ肉欲が、鎖を外そうと顔を覗かせる。
掌全体で蕾が押し潰される。そんな感触さえもう、気持ちいいと感じてしまう。円を描くように捏ねられ、神経がそこに集中する。躰が弛緩し、開いた唇から少しずつ温かな息が吐き出されていく。
「ククッ……ミュー、すっごいエロい顔してる……」
辱める言葉すら、快感に置き換えられていく。もっと欲しいと求めてしまう。揉みしだく指が開かれ、人差し指と中指の側面で蕾が挟み込まれ、上下に揺らされる。
「ック、ハァッ……」
優しくコリコリした刺激に、興奮が高まっていく。脚が開いていき、もぞもぞと腰が厭らしく畝る。
指が離れ、再び蕾に触れられてビクンと悶える。その指はねっとりと濡れていた。親指と人差し指で摘まれた蕾が濡らされて滑っていく。プルプル震える感触を楽しむかのように捏ねられ、摘まれ、つねられ、弾かれ、玩具にされる。
「ウゥッ、ハァッ……ック」
「ねぇ……感じてる? 僕も凄く、ミューを感じてるよ……」
その言葉だけで、快感が縦に走る。瞳の奥が、熱くなる。
ハァッ、ハァッ……や、だぁ……もうっ……
そう心で訴えるのに、もっと欲しいとせがむように胸がせり上がり、更に硬くなった蕾を主張する。
指だけじゃ、足りない……舌で舐めて、そして弾いて。柔らかく、噛んで。吸って、欲しい……
本能が奥底から叫び出す。もっと強い刺激を求めて、触れられていない下半身がドクドクと疼いた。
「あぁ、欲張りなミュー。可愛い……とっても可愛いよ……」
閉ざされた視界はより淫らな世界へと引き込もうとする。躰が深く沈んでいく錯覚に捉われ、肉欲渦巻く闇に呑み込まれていく。
「ッハァ……ハァッ、ハァッ……」
「フフッ……眠ったふりしてるの? 僕はそれでも、構わないけど……」
妖艶な低い響きに、腰がふるりと震える。キスだけでしとどに濡れていくのが分かる。けれど、口内にまでその快感が侵入することはなく、ゆっくりと唇が離された。
胸元に感じる手の感触。ボタンが一つずつ、外されていく。
あ、ダメ……やめ、て……
上半身を覆っていたシーツが剥がされ、露わになった肌に突き刺さる視線。それは瞳を閉じていても分かるほど焼けるように熱く、欲情を伴っていた。
「綺麗だよ、ミュー。あの頃よりも、もっと綺麗になった……」
性欲を含んだ声音に、言葉に、膣奥がキュッと縮まる。空気が、震える。冷たい手で乳房を包み込まれ、じっくりと感触を楽しむように、揉みしだかれていく。ゆっくりと官能を押し上げていくように掌から与えられる刺激は、快感と欲情が絡み合って立ち昇っていく。
その一方で爪を立てた指が硬くなっていく胸の蕾を避けるようにして、その周りだけを触れるか触れないかの微妙なタッチでなぞっていく。その度に背中が小刻みに跳ね上がり、「ハァ……」と切ない吐息が漏れる。
「欲しいんでしょ、ミュー」
その言葉と共に爪がカリッと蕾を掠める。白い喉が晒され、大きく背中がしなる。下半身が震え、ジュワッと愛蜜が溢れ出す。
もうその欲情は、隠しきれない……
指が離れ、気配が遠退き、閉じた視界に影が落ちる。衣擦れの音が響き、パサリと何かが落とされた。シーツの波間を泳いで肌が重なり、求め合うかのように吸い付く感触の気持ち良さに蕩けていく。
「ハァッ……ミューの肌、気持ちいい。こんな風に肌を重ねてるだけで気持ち良くなれるのは、ミューだけだよ」
「ウッ……ック」
さわさわと肌をなぞるその手の感触に、ピリピリと電気が走る。蕾の周りを弄る爪の感触が、指の腹へと変わった。けれど、肝心な場所には触れてもらえず、フラストレーションが溜まっていく。
こんな焦らし方……堪えられない。
理性を揺さぶられる。押し込んだ肉欲が、鎖を外そうと顔を覗かせる。
掌全体で蕾が押し潰される。そんな感触さえもう、気持ちいいと感じてしまう。円を描くように捏ねられ、神経がそこに集中する。躰が弛緩し、開いた唇から少しずつ温かな息が吐き出されていく。
「ククッ……ミュー、すっごいエロい顔してる……」
辱める言葉すら、快感に置き換えられていく。もっと欲しいと求めてしまう。揉みしだく指が開かれ、人差し指と中指の側面で蕾が挟み込まれ、上下に揺らされる。
「ック、ハァッ……」
優しくコリコリした刺激に、興奮が高まっていく。脚が開いていき、もぞもぞと腰が厭らしく畝る。
指が離れ、再び蕾に触れられてビクンと悶える。その指はねっとりと濡れていた。親指と人差し指で摘まれた蕾が濡らされて滑っていく。プルプル震える感触を楽しむかのように捏ねられ、摘まれ、つねられ、弾かれ、玩具にされる。
「ウゥッ、ハァッ……ック」
「ねぇ……感じてる? 僕も凄く、ミューを感じてるよ……」
その言葉だけで、快感が縦に走る。瞳の奥が、熱くなる。
ハァッ、ハァッ……や、だぁ……もうっ……
そう心で訴えるのに、もっと欲しいとせがむように胸がせり上がり、更に硬くなった蕾を主張する。
指だけじゃ、足りない……舌で舐めて、そして弾いて。柔らかく、噛んで。吸って、欲しい……
本能が奥底から叫び出す。もっと強い刺激を求めて、触れられていない下半身がドクドクと疼いた。
「あぁ、欲張りなミュー。可愛い……とっても可愛いよ……」
閉ざされた視界はより淫らな世界へと引き込もうとする。躰が深く沈んでいく錯覚に捉われ、肉欲渦巻く闇に呑み込まれていく。
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