11 / 14
あんなこと……イケメンとじゃなきゃヤれない!!
10
しおりを挟む
「美愛ちゃん、大丈夫?」
ヒロ先輩が気遣わしげに声をかけてくるけど、そんな優しい声も今は憎たらしくて、うっとおしく感じる。
「っせ、んぱ……
もう、入り……ました?」
きっと、後少しで終わるはず、だよね……
「えっ!?
いやいや、まだまだほんの先っぽだよ」
ありえーーーーーーんっ!!!!!!!!!!
は、はやくっ!!!
でも……なるべく痛くなく終わってぇーーーーーーっっ!!!!!!!
中学生の時に見たあの裏ビデオの映像が、また私の脳裏にリプレイされる。
あの男女は気持ち良さそうにしてたけど……ほんとにこれ、気持ちよく思えるの?
そんな日が、私にもいつか来るの!?
今はただ……痛み、それもものすごく痛い痛み、でしかない。
もし……めちゃめちゃ好きな人とのエッチだったら、気持ちいいのかな?
あ、でも……梨絵は秋人のこと蹴り飛ばしてやろうかと思った、って言ってたよな。
神様……どうか私を、痛みに強い身体に変えて下さい……
なんて今更祈ったところで、急に私の知覚神経が変わるはずも無く。
アホなこと考えてても、痛みはひかないわけで……
「うぐっっ!!」
ヒロ先輩が浅く抜き差ししながら少しずつ奥に押し進めてくれてたのが、急にぐっと深くに刺され、変な声が出る。
「ご、ごめんっ!
深すぎた、かな?」
ヒロ先輩の焦った声がして、
「っっ……だい、じょうぶ……ですっ」
なぜ大丈夫じゃないのに、大丈夫、なんて言ってるのか……自分でイミフ。
ほんとは大声で、
「ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!!!! たすけてぇーーーーーーーーーっ!!!!!
おかあさーーーーーーーーーーーんっっっっ!!!!!」
って叫びたいくらいの勢いなのに。
イケメンの前で、こんなときでもかっこつけてしまう自分が嫌になる。
ヒロ先輩の額から汗が流れ、私の胸を伝った。
すっごい汗かいてる。汗かいてるヒロ先輩も、かっこいい……
ほんの一瞬だけ現実を忘れて、ヒロ先輩に見惚れてた私に、
「入ったから……これから、動かすよ」
現実が突きつけられた。
いっっっ!?
動、かすの……!?
ヒロ先輩のモノが、私の中から少し引き抜かれる。
と、スポンッと、ヒロ先輩のモノが勢い良く弾き出されてしまった。
「美愛ちゃんの中、キツいからやっぱ動きづらいな」
そう言って、もう一度私の入り口に当てがわれる先輩のモノ。
えーーーーーーーっ!!!!!!!
ようやく入ったと思ったのに……
またこれ、入れるの!?
一気に谷底へと突き落とされたような、絶望に苛まれる。そんな私の絶望の色を読み取ったのか、ヒロ先輩が優しく慰める。
「もう、一度入れてるし、初めてほどの痛みじゃない筈だから」
それでも……痛いもんは痛いんだよっっっ!!!!!
ヒロ先輩のモノがゆっくりと私の中へと入る。慎重に、ヒロ先輩が腰を揺らし始めた。
「ゔぅぅぅぅあぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」
身体の外側、だけじゃない……
身体の内側、全ての臓器、筋肉、骨……ひとつひとつの小さい細胞までが、強い振動に揺さぶられる。私の身体の中で、大革命が繰り広げられてるようだ。
ギュッと閉じていた目を見開くと、天井が揺れてる。
ううん、きっと……天井、だけじゃない……
この部屋全体が、この地域一帯が、この国全体が、この地球全体が、宇宙にまで……
激しい振動を響かせ渡ってるんじゃないかって、そう確信するほどの激しい激動を感じる。
「っは、はっ、はっ、はっ、はっ……」
呼吸することすら、ままならない。
もしここで死んだら、どうなるんだろう……
エッチしてその痛さで死ぬとか……カッコ悪い。
自嘲気味な笑いが溢れる。
「美愛、ちゃ……イく、よ」
ヒロ先輩の切ない声が頭上から響く。
それはまるで、天使のお告げのように聞こえた。
あぁ、この痛みからようやく解放されるー!
ヒロ先輩が気遣わしげに声をかけてくるけど、そんな優しい声も今は憎たらしくて、うっとおしく感じる。
「っせ、んぱ……
もう、入り……ました?」
きっと、後少しで終わるはず、だよね……
「えっ!?
いやいや、まだまだほんの先っぽだよ」
ありえーーーーーーんっ!!!!!!!!!!
は、はやくっ!!!
でも……なるべく痛くなく終わってぇーーーーーーっっ!!!!!!!
中学生の時に見たあの裏ビデオの映像が、また私の脳裏にリプレイされる。
あの男女は気持ち良さそうにしてたけど……ほんとにこれ、気持ちよく思えるの?
そんな日が、私にもいつか来るの!?
今はただ……痛み、それもものすごく痛い痛み、でしかない。
もし……めちゃめちゃ好きな人とのエッチだったら、気持ちいいのかな?
あ、でも……梨絵は秋人のこと蹴り飛ばしてやろうかと思った、って言ってたよな。
神様……どうか私を、痛みに強い身体に変えて下さい……
なんて今更祈ったところで、急に私の知覚神経が変わるはずも無く。
アホなこと考えてても、痛みはひかないわけで……
「うぐっっ!!」
ヒロ先輩が浅く抜き差ししながら少しずつ奥に押し進めてくれてたのが、急にぐっと深くに刺され、変な声が出る。
「ご、ごめんっ!
深すぎた、かな?」
ヒロ先輩の焦った声がして、
「っっ……だい、じょうぶ……ですっ」
なぜ大丈夫じゃないのに、大丈夫、なんて言ってるのか……自分でイミフ。
ほんとは大声で、
「ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!!!! たすけてぇーーーーーーーーーっ!!!!!
おかあさーーーーーーーーーーーんっっっっ!!!!!」
って叫びたいくらいの勢いなのに。
イケメンの前で、こんなときでもかっこつけてしまう自分が嫌になる。
ヒロ先輩の額から汗が流れ、私の胸を伝った。
すっごい汗かいてる。汗かいてるヒロ先輩も、かっこいい……
ほんの一瞬だけ現実を忘れて、ヒロ先輩に見惚れてた私に、
「入ったから……これから、動かすよ」
現実が突きつけられた。
いっっっ!?
動、かすの……!?
ヒロ先輩のモノが、私の中から少し引き抜かれる。
と、スポンッと、ヒロ先輩のモノが勢い良く弾き出されてしまった。
「美愛ちゃんの中、キツいからやっぱ動きづらいな」
そう言って、もう一度私の入り口に当てがわれる先輩のモノ。
えーーーーーーーっ!!!!!!!
ようやく入ったと思ったのに……
またこれ、入れるの!?
一気に谷底へと突き落とされたような、絶望に苛まれる。そんな私の絶望の色を読み取ったのか、ヒロ先輩が優しく慰める。
「もう、一度入れてるし、初めてほどの痛みじゃない筈だから」
それでも……痛いもんは痛いんだよっっっ!!!!!
ヒロ先輩のモノがゆっくりと私の中へと入る。慎重に、ヒロ先輩が腰を揺らし始めた。
「ゔぅぅぅぅあぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」
身体の外側、だけじゃない……
身体の内側、全ての臓器、筋肉、骨……ひとつひとつの小さい細胞までが、強い振動に揺さぶられる。私の身体の中で、大革命が繰り広げられてるようだ。
ギュッと閉じていた目を見開くと、天井が揺れてる。
ううん、きっと……天井、だけじゃない……
この部屋全体が、この地域一帯が、この国全体が、この地球全体が、宇宙にまで……
激しい振動を響かせ渡ってるんじゃないかって、そう確信するほどの激しい激動を感じる。
「っは、はっ、はっ、はっ、はっ……」
呼吸することすら、ままならない。
もしここで死んだら、どうなるんだろう……
エッチしてその痛さで死ぬとか……カッコ悪い。
自嘲気味な笑いが溢れる。
「美愛、ちゃ……イく、よ」
ヒロ先輩の切ない声が頭上から響く。
それはまるで、天使のお告げのように聞こえた。
あぁ、この痛みからようやく解放されるー!
10
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!
奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。
ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。
ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!

地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……

Honey Ginger
なかな悠桃
恋愛
斉藤花菜は平凡な営業事務。唯一の楽しみは乙ゲーアプリをすること。ある日、仕事を押し付けられ残業中ある行動を隣の席の後輩、上坂耀太に見られてしまい・・・・・・。
※誤字・脱字など見つけ次第修正します。読み難い点などあると思いますが、ご了承ください。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる