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あんなこと……イケメンとじゃなきゃヤれない!!
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なんて言われて、のこのこ付いてきちゃったけど……
高層マンションの一室に一人暮らししているヒロ先輩の家のリビングのソファに、所在なさげに座る私。
勢いでここまで来ちゃったけど、先輩の家に着いてからは処女喪失がリアルに迫ってきて、心臓がバクバクして、飛び出しそうな感じだった。
「美愛ちゃん、コーヒーでいい?」
ヒロ先輩が慣れた仕草でカップを取り出す。
「あっ、私コーヒー飲めないんで……えっと、お水もらえますか?」
緊張で喉が乾いてカラカラだ。
ヒロ先輩がクスッと笑った。
「図書室ではあんなに大胆だったのに、ここに来た途端、借りてきた猫みたいに静かになってるね」
そう言われて、今更ながら自分の大胆すぎる行動に恥ずかしくなってきた。
あの時は、チャンスを逃したくないって思って必死だったけど、今思えば私は何てことを言ったんだぁっっ!!
「はい、水」
ヒロ先輩がコップを差し出し、受け取ろうと差し伸べた指が彼の指に触れてしまう。
「すっ、すみませんっ!」
慌てて指を離そうとすると、もう一方のヒロ先輩の手で包み込まれた。
「美愛ちゃん、可愛い……」
ヒロ先輩の整った顔が、私の顔に近付く。
え、え、待って……これって、キスされるってこと?
私、キスも初めて、なんだけどっ。
ヒロ先輩の薄い艶のある唇が、私の唇に触れる。
あったかい……
角度を変えて、何度も重ねられるヒロ先輩の唇。
キスって……こんなんなんだ。
あったかくて、やわらかくて、気持ち、いい……
すると、ヒロ先輩の唇が離れた。それを寂しく思ってしまう自分がいる。
「喉、乾いてたでしょ?」
そうだ、私は喉が乾いてたんだった……
ヒロ先輩とのキスですっかり忘れてた。
「続きは、また後でね」
1個しか年が違わない筈なのに、女の扱いに慣れたヒロ先輩は、ずっと年上の男の人のように感じてしまう。
「どうする? このまま、する?
それとも、シャワー浴びる?」
ヒロ先輩の言葉に恥ずかしさを覚えつつも、
「シャワー、浴びたいです……」
小声で答える。
「俺は一緒に入ってもいいんだけど?」
魅惑的な笑みを浮かべるヒロ先輩にドキドキしつつも、
「絶対、入って来ないで下さい!!」
力強く答えた。
制服を脱ぐ時点で、ハッと気付く。
私、みんなに何も言わずに学校抜け出してきちゃったんだ!!
無断早退はおろか、遅刻、欠席すら今までしたことないのに。
胸ポケットに入ってたスマホでグループ登録してある麗美、ナナ、百合、梨絵にLINEする。
『これから処女喪失してくるから、報告は明日!』
すると、光の速さでナナから返信がきた。
『りょおかいっ♪
ヒロ先輩、昼休みにみぃ~あ訪ねて来たから、クラス中すごい騒ぎだったよぉwww』
明日……ガッコ行きたくない……
制服を脱いできちんと畳み、もちろん下着は制服の間に隠し、洗濯機の上に置いた。
浴室の扉を開ける。
よし、鍵がある。
ガチャリ。
裸を見られるのも恥ずかしいのに、これで浴室に入って来られたりしたら……死ぬ。
熱いシャワーを浴びながら、これからどんなことがあるのか……不安と少しの期待でいっぱいになる。
私のココって……普通、なのかな?
自分でもよく見たことないけど、変とかって思われたらどうしよう。
せめて臭いと言われないように、ボディシャンプーで丹念に洗う。
あぁ、どうしよ……いろいろ気になってきたぁ!!
ムダ毛とか……一応昨日お風呂で脇と脚は剃ったけど、ジョリジョリしてるとか思われたらヤダぁ。
ふと見ると、男性用のひげ剃り用のカミソリが置いてある。
ヒロ先輩、ごめんなさい……
心で謝りつつ、丁寧にムダ毛処理。みんな、女子はいつもどうしてるんだろうか?
あ、さっきお昼休みでお弁当食べたから、口の中臭いかも……
歯ブラシ、教室のロッカーだよ。今すぐ取りに行きたい……
ふと見ると、ヒロ先輩の歯ブラシが見えるけど……
「いやいや、これはさすがに……」
歯磨き粉を指につけて磨いた。ま、なんとか大丈夫でしょ。
髪まで洗うと時間がかかるし、マイナスイオンドライヤーがあるかどうかも分からなかったので、とりあえず身体だけ洗うことにした。
昨日、髪は洗ったから大丈夫だよね……
高層マンションの一室に一人暮らししているヒロ先輩の家のリビングのソファに、所在なさげに座る私。
勢いでここまで来ちゃったけど、先輩の家に着いてからは処女喪失がリアルに迫ってきて、心臓がバクバクして、飛び出しそうな感じだった。
「美愛ちゃん、コーヒーでいい?」
ヒロ先輩が慣れた仕草でカップを取り出す。
「あっ、私コーヒー飲めないんで……えっと、お水もらえますか?」
緊張で喉が乾いてカラカラだ。
ヒロ先輩がクスッと笑った。
「図書室ではあんなに大胆だったのに、ここに来た途端、借りてきた猫みたいに静かになってるね」
そう言われて、今更ながら自分の大胆すぎる行動に恥ずかしくなってきた。
あの時は、チャンスを逃したくないって思って必死だったけど、今思えば私は何てことを言ったんだぁっっ!!
「はい、水」
ヒロ先輩がコップを差し出し、受け取ろうと差し伸べた指が彼の指に触れてしまう。
「すっ、すみませんっ!」
慌てて指を離そうとすると、もう一方のヒロ先輩の手で包み込まれた。
「美愛ちゃん、可愛い……」
ヒロ先輩の整った顔が、私の顔に近付く。
え、え、待って……これって、キスされるってこと?
私、キスも初めて、なんだけどっ。
ヒロ先輩の薄い艶のある唇が、私の唇に触れる。
あったかい……
角度を変えて、何度も重ねられるヒロ先輩の唇。
キスって……こんなんなんだ。
あったかくて、やわらかくて、気持ち、いい……
すると、ヒロ先輩の唇が離れた。それを寂しく思ってしまう自分がいる。
「喉、乾いてたでしょ?」
そうだ、私は喉が乾いてたんだった……
ヒロ先輩とのキスですっかり忘れてた。
「続きは、また後でね」
1個しか年が違わない筈なのに、女の扱いに慣れたヒロ先輩は、ずっと年上の男の人のように感じてしまう。
「どうする? このまま、する?
それとも、シャワー浴びる?」
ヒロ先輩の言葉に恥ずかしさを覚えつつも、
「シャワー、浴びたいです……」
小声で答える。
「俺は一緒に入ってもいいんだけど?」
魅惑的な笑みを浮かべるヒロ先輩にドキドキしつつも、
「絶対、入って来ないで下さい!!」
力強く答えた。
制服を脱ぐ時点で、ハッと気付く。
私、みんなに何も言わずに学校抜け出してきちゃったんだ!!
無断早退はおろか、遅刻、欠席すら今までしたことないのに。
胸ポケットに入ってたスマホでグループ登録してある麗美、ナナ、百合、梨絵にLINEする。
『これから処女喪失してくるから、報告は明日!』
すると、光の速さでナナから返信がきた。
『りょおかいっ♪
ヒロ先輩、昼休みにみぃ~あ訪ねて来たから、クラス中すごい騒ぎだったよぉwww』
明日……ガッコ行きたくない……
制服を脱いできちんと畳み、もちろん下着は制服の間に隠し、洗濯機の上に置いた。
浴室の扉を開ける。
よし、鍵がある。
ガチャリ。
裸を見られるのも恥ずかしいのに、これで浴室に入って来られたりしたら……死ぬ。
熱いシャワーを浴びながら、これからどんなことがあるのか……不安と少しの期待でいっぱいになる。
私のココって……普通、なのかな?
自分でもよく見たことないけど、変とかって思われたらどうしよう。
せめて臭いと言われないように、ボディシャンプーで丹念に洗う。
あぁ、どうしよ……いろいろ気になってきたぁ!!
ムダ毛とか……一応昨日お風呂で脇と脚は剃ったけど、ジョリジョリしてるとか思われたらヤダぁ。
ふと見ると、男性用のひげ剃り用のカミソリが置いてある。
ヒロ先輩、ごめんなさい……
心で謝りつつ、丁寧にムダ毛処理。みんな、女子はいつもどうしてるんだろうか?
あ、さっきお昼休みでお弁当食べたから、口の中臭いかも……
歯ブラシ、教室のロッカーだよ。今すぐ取りに行きたい……
ふと見ると、ヒロ先輩の歯ブラシが見えるけど……
「いやいや、これはさすがに……」
歯磨き粉を指につけて磨いた。ま、なんとか大丈夫でしょ。
髪まで洗うと時間がかかるし、マイナスイオンドライヤーがあるかどうかも分からなかったので、とりあえず身体だけ洗うことにした。
昨日、髪は洗ったから大丈夫だよね……
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