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健気なプリンセスは嫉妬した秘密の恋人である教育係にお仕置きされて、愛を知る
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「どうやら私は、貴女に関しては自分では制御できないほど嫉妬や独占欲が顕われてしまうようです」
ジェルヴェがどこか苦しそうに美しい眉を顰めて言う。
そんな彼を見て、エレノアの胸が苦しくなった。
ジェルに、アルとの仲を誤解されたくない……
「ジェル、違うんです! 誤解なんです。私、アルとは……」
言いかけたエレノアの唇を、ジェルヴェの大きな手が塞いだ。
「私の前で、まだ私以外の男性の話ですか?」
ち、違うっ!
エレノアは必死で首を振って訴えるが、ジェルヴェの鋭い眼差しに射られて動けなくなる。
「言い訳は、後から聞きましょう」
きっと、今は……何を言っても聞いてもらえない。
ジェルヴェの性格をよく知っているエレノアは、彼に抵抗することを諦めた。
エレノアが大人しくなるとジェルヴェは口を塞いでいた手を離し、エレノアの額に優しく接吻を落とした。
「貴女のここも、そして、ここも……」
言いながら、目尻、鼻、頬、と接吻を落としていき、首筋まで辿り着くとツツーッと舌でエレノアの豊かに膨らんだ白く艶やかな乳房へとなぞっていく。
すると、急にピリッとした痛みを感じる。
「っ!」
見下ろすと、そこには紅い華が主張するように鮮やかに咲いていた。
「全て、私のものです……」
乳房の先端を避けるように、ジェルヴェはゆっくりと舌を這い降り、下へ移動しながら躰中に鮮やかな華を散らしていく。公務に差し支えることのないよう、ドレスで隠れる部分のみ華をつけていくのが彼らしかった。
腰の横を唇で吸われ、
「あんっ!」
思わずエレノアの濡れた声が洩れる。
「ふふっ、これぐらいで反応していたら、持ちませんよ? 夜はまだまだ長いのですから……」
ジェルヴェの琥珀色の瞳が輝き、妖艶な笑みにゾクゾクと背中が震える。それは恐怖からではなく、欲情と期待によるものからだった。
私、どうなってしまうの……
「プリンセス、貴女の躰中に私の刻印を刻んで、貴女が私のものだと皆に知らしめたい……こんな気持ちにさせた責任を、とってもらわなければいけませんね」
ジェルヴェは、エレノアの艶やかに膨らんだ二つの乳房を両手で揉みしだき、片方の突起を舌先で器用にコロコロと転がしていく。
「あ、あぁんっ!」
舌で突起を押し潰した後、口に含み舌で刺激を続けながら強くチュウと吸った。
「んんぅっ」
と、いきなり歯をたてて齧られる。
「いたいっ!」
突然の痛みにエレノアの白い顎がくいと上がり、腕の紐がグッと引っ張られる。
ジェルヴェがにっこりと微笑んだ。
「お仕置き、と申し上げたはずですが? 快楽を与えるだけでは意味がないでしょう。貴女を苦痛を超えた先にある快楽に、導いて差し上げますよ」
「ジェル……」
ジェルヴェに噛まれた突起はジンジンと痛みを感じている筈なのに、その痛みが快感に変わっていくのを、エレノアは感じていた。
その後もジェルヴェの熱い舌に翻弄され、快感を得た瞬間に痛みを与えられることを繰り返され、エレノアはどれが痛みでどれが快感なのか分からなくなっていた。
ジェルヴェがどこか苦しそうに美しい眉を顰めて言う。
そんな彼を見て、エレノアの胸が苦しくなった。
ジェルに、アルとの仲を誤解されたくない……
「ジェル、違うんです! 誤解なんです。私、アルとは……」
言いかけたエレノアの唇を、ジェルヴェの大きな手が塞いだ。
「私の前で、まだ私以外の男性の話ですか?」
ち、違うっ!
エレノアは必死で首を振って訴えるが、ジェルヴェの鋭い眼差しに射られて動けなくなる。
「言い訳は、後から聞きましょう」
きっと、今は……何を言っても聞いてもらえない。
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言いながら、目尻、鼻、頬、と接吻を落としていき、首筋まで辿り着くとツツーッと舌でエレノアの豊かに膨らんだ白く艶やかな乳房へとなぞっていく。
すると、急にピリッとした痛みを感じる。
「っ!」
見下ろすと、そこには紅い華が主張するように鮮やかに咲いていた。
「全て、私のものです……」
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腰の横を唇で吸われ、
「あんっ!」
思わずエレノアの濡れた声が洩れる。
「ふふっ、これぐらいで反応していたら、持ちませんよ? 夜はまだまだ長いのですから……」
ジェルヴェの琥珀色の瞳が輝き、妖艶な笑みにゾクゾクと背中が震える。それは恐怖からではなく、欲情と期待によるものからだった。
私、どうなってしまうの……
「プリンセス、貴女の躰中に私の刻印を刻んで、貴女が私のものだと皆に知らしめたい……こんな気持ちにさせた責任を、とってもらわなければいけませんね」
ジェルヴェは、エレノアの艶やかに膨らんだ二つの乳房を両手で揉みしだき、片方の突起を舌先で器用にコロコロと転がしていく。
「あ、あぁんっ!」
舌で突起を押し潰した後、口に含み舌で刺激を続けながら強くチュウと吸った。
「んんぅっ」
と、いきなり歯をたてて齧られる。
「いたいっ!」
突然の痛みにエレノアの白い顎がくいと上がり、腕の紐がグッと引っ張られる。
ジェルヴェがにっこりと微笑んだ。
「お仕置き、と申し上げたはずですが? 快楽を与えるだけでは意味がないでしょう。貴女を苦痛を超えた先にある快楽に、導いて差し上げますよ」
「ジェル……」
ジェルヴェに噛まれた突起はジンジンと痛みを感じている筈なのに、その痛みが快感に変わっていくのを、エレノアは感じていた。
その後もジェルヴェの熱い舌に翻弄され、快感を得た瞬間に痛みを与えられることを繰り返され、エレノアはどれが痛みでどれが快感なのか分からなくなっていた。
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