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美麗な年下国王は、アイスクリームよりも甘く淫らに妻の女王に溶かされる

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 アンジェリーナの口の中で蕩けていくアイスクリームと彼女の蜜を、舌を絡ませながらルノーは味わっていた。

 もっと甘くて、もっと熱くて……もっと、幸せな気持ちにさせてくれる。

 舌だけでなく、頭から爪先まで全身がアイスクリームの甘さに毒されたように痺れていく。

 一旦顔を離し、アイスクリームを口にするとアンジェリーナの後頭部に手を添え、先程よりも深い接吻を交わしていく。

 冷たくて……熱い。

「ンッ……んんふぅっ…」

 お互いの舌を絡ませ合い、呼吸さえも奪うような激しいルノーの接吻に、アンジェリーナの目尻に涙が溜まる。

 アンジェ、綺麗……

 絡み合ったアンジェリーナの舌をきつく吸い上げると、お互いの蜜と共に溶けたアイスクリームも一緒に喉元に入り込んできた。

 俺も、溶かされそう。
 でも、まだ……

「足りない……」

 一方の手は後頭部に添えたまま、もう一方の手をアンジェリーナの腰に手を回し、ルノーはゆっくりとアンジェリーナをベッドへ横たえた。

「ル、ノー?」

 アンジェリーナを跨ぎ、その華奢な躰を見下ろす。

 淡い水色のシフォン生地で胸元にシャーリングの入った夜着は、指で少し引き下げるだけでアンジェリーナの白くて艶やかな胸元が見えた。そして、その胸元にはルノーがアンジェリーナの誕生日に贈った白い花のネックレスが胸元を飾っていた。

「あ、ダメ……」

 思わず胸元を引き上げようとするアンジェリーナの手首を、ルノーが掴む。

「今日は『特別』、でしょ?」

 そう言ってルノーがくすりと笑うと、諦めたようにアンジェリーナの抵抗が緩む。

 アンジェに出会うまでは、ワガママなんて言ったことなくて、どう言えばいいのかすら分からなかった。なのに、アンジェといるとどんどんワガママな自分が出てきて、暴走しそうで怖くなる。
 それなのに、そんな自分を止められない……

 シャーリングを更に指で胸の下まで引き下げると、アンジェリーナの艶やかで豊かな乳房が覗いた。

「アンジェ、綺麗だ……」

 ルノーの胸が高鳴り、中心が甘く疼いた。

 アイスクリームを掬うと、その豊かな乳房の上に乗せる。

「んっ! 冷たいよ、ルノー」
「うん、知ってる」

 乳房の上のアイスクリームに舌を這わせ、舐めとっていく。その度に敏感なアンジェリーナの躰はビクン、ビクンと震え、その震えに呼応するようにルノーの中心も反応する。

 今度は乳房の先端に乗せると、舌先を使ってペロペロと舐め回す。

「あっ……ル、ノー……あぁんんっ! んふぅっ……」

 ルノーが硬くなった先端の蕾を、アイスクリームと共に吸い上げる。

「んぅっ……ハァッ……あっ!!」

 もう一方の乳房にもアイスクリームを乗せ、同じように舐め回す。

「ル、ノー……」

 吐息と共にアンジェリーナに名前を呼び掛けられ、ルノーがゾクリと震える。

 アンジェリーナの細い指がルノーの髪に差し込まれ、ゆっくりと梳かれる。背筋が粟立ち、欲情を掻き立てられる。

 もっとアンジェが欲しい……

 その欲望と共にアンジェリーナの夜着を剥ぐと、ベッドへと縫い止めた。

 ヴァニラの甘い匂いが、ふたりの躰からたちこめる。

 月明かりがルノーのプラチナブロンドの髪をより美しく輝かせ、整った輪郭、長く影を落とす睫毛、ブルーサファイアのような深く透き通った瞳、すっと通った鼻筋を映し出す。そして……アンジェリーナの躰を舐めつくすルノーの熱い舌が妖艶に照らし出され、アンジェリーナの全身を芯から熱く滾らせる。

 あぁ……すごく淫らで、艶めかしくて、美しくて……

 もっと見ていたい……
 もっと触れられたい……
 もっと舐められたい……

 欲する気持ちが、昂ぶってくる。

 その抑えきれない欲情に捕らえられ、アンジェリーナの蜜壺から更なる蜜が零れ落ちていった。
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