7 / 14
箱入り令嬢は密かに慕う執事に夜伽の手解きを受け、快楽に沈む
7
しおりを挟む
アリアは気怠さに全身を覆われながら、微睡むような瞳でスペンサーを見上げた。
「これは、かなり痛みを伴いますが……成熟した女性になるための試練だと思って、耐えてください」
スペンサーの言葉に、一気にアリアの緊張感が増す。
スペンサーは達したばかりで刺激に敏感になっているアリアの躰をしばらく休ませた後、慎重に花弁へと指先を触れた。
「んんっ……」
まだ熱の籠ったそこは、触れられるだけで切ない疼きを呼び起こす。
「申し訳ございません。なるべく痛みのないように気をつけますので」
そう言いながら、もう一方の指先で胸の膨らみの先端を優しく撫で回した。花弁を触れていた指先は蜜口へと伸ばされ、未だ枯れることのない蜜を絡ませながら円を描くようになぞる。
その快感に身を投じていると、
「ック!!」
突然、強烈な痛みに襲われる。
スペンサーの指が蜜口の入口へと入り、その異物感と躰の奥深くに突き刺さるような痛みに全身が硬直する。
「固くならないで、リラックスして下さい」
そう言われても、どうしても躰に力が入ってしまう。
「ん……」
スペンサーの唇がアリアの唇を塞ぎ、甘美な口づけが交わされる。蕾がクリクリと捏ねくり回され、一気に官能の渦へと引き込まれる。
気づけば躰から緊張が抜けていた。スペンサーの指は既に、第二関節まで差し込まれていた。
アリアは痛みを感じつつも、自分の中にスペンサーの指の熱と感触を感じられる悦びを感じていた。
スペンサー。貴方が好き……好き、なの……
心の中で、何度も呼びかける。
2本目の指が入り、またその異物感にアリアは眉を顰めたが、最初の時よりは幾分楽になっているのを感じた。スペンサーは、アリアの痛みを逃す術をよく心得ている。
だがそれは、アリアに嫉妬を呼び覚ますものでもあった。
今までスペンサーは、何人の女の人を抱いてきたのだろう。
過去を取り戻すことは出来ない。分かってる。
さっきまでは、今だけでもスペンサーが抱いてくれるのならそれでもいいと思っていたはずなのに……
今は、もっともっと欲しいと思ってしまう。未来の、これからのスペンサー全てが欲しい。
もう、私以外の女性に触れて欲しくない……
悲愴に満ちた顔を見せるアリアに、スペンサーはハッとしたように指の動きを止めた。
既に、アリアの中には3本の指が入っていた。
「……では、儀式はこれで終わりです」
そう言って、スペンサーはアリアの中から指を抜いた。
突然の終わりを告げるスペンサーの言葉に、アリアは驚きを隠せない。アリアから離れようとしたスペンサーの腕を掴んだ。
「ま、待って下さい! 本当に、これで終わり……なんですか」
「これは、かなり痛みを伴いますが……成熟した女性になるための試練だと思って、耐えてください」
スペンサーの言葉に、一気にアリアの緊張感が増す。
スペンサーは達したばかりで刺激に敏感になっているアリアの躰をしばらく休ませた後、慎重に花弁へと指先を触れた。
「んんっ……」
まだ熱の籠ったそこは、触れられるだけで切ない疼きを呼び起こす。
「申し訳ございません。なるべく痛みのないように気をつけますので」
そう言いながら、もう一方の指先で胸の膨らみの先端を優しく撫で回した。花弁を触れていた指先は蜜口へと伸ばされ、未だ枯れることのない蜜を絡ませながら円を描くようになぞる。
その快感に身を投じていると、
「ック!!」
突然、強烈な痛みに襲われる。
スペンサーの指が蜜口の入口へと入り、その異物感と躰の奥深くに突き刺さるような痛みに全身が硬直する。
「固くならないで、リラックスして下さい」
そう言われても、どうしても躰に力が入ってしまう。
「ん……」
スペンサーの唇がアリアの唇を塞ぎ、甘美な口づけが交わされる。蕾がクリクリと捏ねくり回され、一気に官能の渦へと引き込まれる。
気づけば躰から緊張が抜けていた。スペンサーの指は既に、第二関節まで差し込まれていた。
アリアは痛みを感じつつも、自分の中にスペンサーの指の熱と感触を感じられる悦びを感じていた。
スペンサー。貴方が好き……好き、なの……
心の中で、何度も呼びかける。
2本目の指が入り、またその異物感にアリアは眉を顰めたが、最初の時よりは幾分楽になっているのを感じた。スペンサーは、アリアの痛みを逃す術をよく心得ている。
だがそれは、アリアに嫉妬を呼び覚ますものでもあった。
今までスペンサーは、何人の女の人を抱いてきたのだろう。
過去を取り戻すことは出来ない。分かってる。
さっきまでは、今だけでもスペンサーが抱いてくれるのならそれでもいいと思っていたはずなのに……
今は、もっともっと欲しいと思ってしまう。未来の、これからのスペンサー全てが欲しい。
もう、私以外の女性に触れて欲しくない……
悲愴に満ちた顔を見せるアリアに、スペンサーはハッとしたように指の動きを止めた。
既に、アリアの中には3本の指が入っていた。
「……では、儀式はこれで終わりです」
そう言って、スペンサーはアリアの中から指を抜いた。
突然の終わりを告げるスペンサーの言葉に、アリアは驚きを隠せない。アリアから離れようとしたスペンサーの腕を掴んだ。
「ま、待って下さい! 本当に、これで終わり……なんですか」
2
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
大事な姫様の性教育のために、姫様の御前で殿方と実演することになってしまいました。
水鏡あかり
恋愛
姫様に「あの人との初夜で粗相をしてしまうのが不安だから、貴女のを見せて」とお願いされた、姫様至上主義の侍女・真砂《まさご》。自分の拙い閨の経験では参考にならないと思いつつ、大事な姫様に懇願されて、引き受けることに。
真砂には気になる相手・檜佐木《ひさぎ》がいたものの、過去に一度、檜佐木の誘いを断ってしまっていたため、いまさら言えず、姫様の提案で、相手役は姫の夫である若様に選んでいただくことになる。
しかし、実演の当夜に閨に現れたのは、檜佐木で。どうも怒っているようなのだがーー。
主君至上主義な従者同士の恋愛が大好きなので書いてみました! ちょっと言葉責めもあるかも。
【R18】騎士団長は××な胸がお好き 〜胸が小さいからと失恋したら、おっぱいを××されることになりました!~
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
「胸が小さいから」と浮気されてフラれた堅物眼鏡文官令嬢(騎士団長補佐・秘書)キティが、真面目で不真面目な騎士団長ブライアンから、胸と心を優しく解きほぐされて、そのまま美味しくいただかれてしまう話。
※R18には※
※ふわふわマシュマロおっぱい
※もみもみ
※ムーンライトノベルズの完結作
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
憧れだった騎士団長に特別な特訓を受ける女騎士ちゃんのお話
下菊みこと
恋愛
珍しく一切病んでないむっつりヒーロー。
流されるアホの子ヒロイン。
書きたいところだけ書いたSS。
ムーンライトノベルズ 様でも投稿しています。
色々と疲れた乙女は最強の騎士様の甘い攻撃に陥落しました
灰兎
恋愛
「ルイーズ、もう少し脚を開けますか?」優しく聞いてくれるマチアスは、多分、もう待ちきれないのを必死に我慢してくれている。
恋愛経験も無いままに婚約破棄まで経験して、色々と疲れているお年頃の女の子、ルイーズ。優秀で容姿端麗なのに恋愛初心者のルイーズ相手には四苦八苦、でもやっぱり最後には絶対無敵の最強だった騎士、マチアス。二人の両片思いは色んな意味でもう我慢出来なくなった騎士様によってぶち壊されました。めでたしめでたし。
慰み者の姫は新皇帝に溺愛される
苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。
皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。
ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。
早速、二人の初夜が始まった。
〈短編版〉騎士団長との淫らな秘め事~箱入り王女は性的に目覚めてしまった~
二階堂まや
恋愛
王国の第三王女ルイーセは、女きょうだいばかりの環境で育ったせいで男が苦手であった。そんな彼女は王立騎士団長のウェンデと結婚するが、逞しく威風堂々とした風貌の彼ともどう接したら良いか分からず、遠慮のある関係が続いていた。
そんなある日、ルイーセは森に散歩に行き、ウェンデが放尿している姿を偶然目撃してしまう。そしてそれは、彼女にとって性の目覚めのきっかけとなってしまったのだった。
+性的に目覚めたヒロインを器の大きい旦那様(騎士団長)が全面協力して最終的にらぶえっちするというエロに振り切った作品なので、気軽にお楽しみいただければと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる