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僕は愛する双子の姉に危険な好奇心を向ける
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類が顔を上げ、ミューの頬に口づける。
「ひとつになるって、気持ちいいね」
美羽の中で、類自身がピクッと震えるのを感じた。
「うん……気持ち、いい」
痛みが、次第に和らいでいく。類の快感に、包み込まれていく。類の深い愛情に覆われていく。
なんの前触れもなく唇をペロッと舐められ、美羽の中がピクンと震えた。それに、類自身がまたピクッと反応する。
「フフッ」
「フフフッ……」
互いに、笑いが溢れてくる。
「ミュー、大好きだよ」
「類、大好き」
言わずにいられない。伝えずにいられない。
それなのに、もどかしい。もっともっと繋がりたい。
けれど、下半身での繋がりを感じた途端、安堵が広がった。
そっか……
だから、ここで繋がるんだ。
「ッハァ……もう、我慢できない。動いて、いい?」
「うん」
類が慎重に腰を動かしたけれど、先ほどよりも酷い痛みに全身を切り裂かれた。ズンズンと躰の内奥を打ち砕かれている。
自分自身だけでなく、地球全体が、宇宙全体が揺さぶられているようだ。
「ハッ、ハッ、ハッ……ウッ、ウッ、ウゥゥゥ!!!!!」
獣のような呻き声しか出てこない。あんなAVで女性が上げていたような艶かしい声など出てこなかった。
眉を顰め、苦痛に顔を歪め、口をだらしなく開け、揺さぶられている。
こんな醜い姿を類に見られているのかと思うと、恥ずかしくて死にたくなった。
「ハッ、ハッ……ミュー、すごく……ック綺麗……」
「ハァッ、ハッ……」
嘘……そう思って見上げると、射殺されそうなぐらいの妖艶さを纏った類が美羽を見下ろしていた。
綺麗なのは、類だよ……
「アァッ!! ック……すごっ……気持ち、いぃ!!」
そう叫びながら腰を揺らす類に、美羽の官能が一気に昂られる。
と同時に、痛みが波のように引き、代わって快感が押し寄せてくる。
「アフッ……ハッ、ハッ……ゃ、ゃ。類ぃぃ……」
類の快感と自分の快感がぐちゃぐちゃに中でかき混ざって、台風のようにグルグルと旋回し、全てを奪い去り、薙ぎ払っていく。
「あぁっ、ミュー!! ミュー!!
凄い……ハァッ、ハァッ……やばっ……あっ、もう……!!」
「イ、イ、イィィィィ!!!」
食い縛った歯の奥がガチガチと小刻みに震える。膣奥がキューッときつく縮まり、脳内でバチバチと火花が暴発し、何もかも真っ白になる。
「ンッ!! ンフッ!!
……ック……ンッ!! ミュー、ミュー、ミュー……ミューッッ!!」
何度も名前を呼ばれ、類の熱い欲が美羽の中に放たれる。薄い膜を通じて流れてきたその感触に、美羽の襞が歓喜に蠢く。
「ッッ……る、いぃぃぃ」
互いに、強く抱き合っていた。
これ以上ひとつになれないというほどに、強く。
生きてきた中で、最も強い絆を今……ふたりとも感じていた。
「しちゃったね」
情事のあと、類が美羽の全身にキスの雨を降らせながら、悪戯っぽく美羽を見つめた。
「うん、しちゃった……ね」
好奇心から始まったふたりの戯れは、行くところまで辿り着いてしまった。
子供ながらに、この交わりが許されないことなど分かっている。
硬い乳房に類の体重がかかり、美羽は顔を顰めた。
「ごめ……痛かった?」
労わるように、類が優しくその中心の尖りに口づける。そんな類が愛おしくて、美羽は彼の美しい濡羽色の髪を撫でた。
じゃれるように擦り寄せてくる類を、拒むことなど出来ない。
私たちは、これからいったいどうなっちゃうのかな……
そんな不安を抱えつつも、もう後戻りなど出来ない。
「類……」
「ん?」
顔を上げて首を傾げた類に、美羽は微笑んだ。
「大好きだよ」
「うん。ミュー、大好き♪」
唇を重ねながら、美羽は祈った。
どうか、誰もわたしたちの幸せをこわさないで……
「ひとつになるって、気持ちいいね」
美羽の中で、類自身がピクッと震えるのを感じた。
「うん……気持ち、いい」
痛みが、次第に和らいでいく。類の快感に、包み込まれていく。類の深い愛情に覆われていく。
なんの前触れもなく唇をペロッと舐められ、美羽の中がピクンと震えた。それに、類自身がまたピクッと反応する。
「フフッ」
「フフフッ……」
互いに、笑いが溢れてくる。
「ミュー、大好きだよ」
「類、大好き」
言わずにいられない。伝えずにいられない。
それなのに、もどかしい。もっともっと繋がりたい。
けれど、下半身での繋がりを感じた途端、安堵が広がった。
そっか……
だから、ここで繋がるんだ。
「ッハァ……もう、我慢できない。動いて、いい?」
「うん」
類が慎重に腰を動かしたけれど、先ほどよりも酷い痛みに全身を切り裂かれた。ズンズンと躰の内奥を打ち砕かれている。
自分自身だけでなく、地球全体が、宇宙全体が揺さぶられているようだ。
「ハッ、ハッ、ハッ……ウッ、ウッ、ウゥゥゥ!!!!!」
獣のような呻き声しか出てこない。あんなAVで女性が上げていたような艶かしい声など出てこなかった。
眉を顰め、苦痛に顔を歪め、口をだらしなく開け、揺さぶられている。
こんな醜い姿を類に見られているのかと思うと、恥ずかしくて死にたくなった。
「ハッ、ハッ……ミュー、すごく……ック綺麗……」
「ハァッ、ハッ……」
嘘……そう思って見上げると、射殺されそうなぐらいの妖艶さを纏った類が美羽を見下ろしていた。
綺麗なのは、類だよ……
「アァッ!! ック……すごっ……気持ち、いぃ!!」
そう叫びながら腰を揺らす類に、美羽の官能が一気に昂られる。
と同時に、痛みが波のように引き、代わって快感が押し寄せてくる。
「アフッ……ハッ、ハッ……ゃ、ゃ。類ぃぃ……」
類の快感と自分の快感がぐちゃぐちゃに中でかき混ざって、台風のようにグルグルと旋回し、全てを奪い去り、薙ぎ払っていく。
「あぁっ、ミュー!! ミュー!!
凄い……ハァッ、ハァッ……やばっ……あっ、もう……!!」
「イ、イ、イィィィィ!!!」
食い縛った歯の奥がガチガチと小刻みに震える。膣奥がキューッときつく縮まり、脳内でバチバチと火花が暴発し、何もかも真っ白になる。
「ンッ!! ンフッ!!
……ック……ンッ!! ミュー、ミュー、ミュー……ミューッッ!!」
何度も名前を呼ばれ、類の熱い欲が美羽の中に放たれる。薄い膜を通じて流れてきたその感触に、美羽の襞が歓喜に蠢く。
「ッッ……る、いぃぃぃ」
互いに、強く抱き合っていた。
これ以上ひとつになれないというほどに、強く。
生きてきた中で、最も強い絆を今……ふたりとも感じていた。
「しちゃったね」
情事のあと、類が美羽の全身にキスの雨を降らせながら、悪戯っぽく美羽を見つめた。
「うん、しちゃった……ね」
好奇心から始まったふたりの戯れは、行くところまで辿り着いてしまった。
子供ながらに、この交わりが許されないことなど分かっている。
硬い乳房に類の体重がかかり、美羽は顔を顰めた。
「ごめ……痛かった?」
労わるように、類が優しくその中心の尖りに口づける。そんな類が愛おしくて、美羽は彼の美しい濡羽色の髪を撫でた。
じゃれるように擦り寄せてくる類を、拒むことなど出来ない。
私たちは、これからいったいどうなっちゃうのかな……
そんな不安を抱えつつも、もう後戻りなど出来ない。
「類……」
「ん?」
顔を上げて首を傾げた類に、美羽は微笑んだ。
「大好きだよ」
「うん。ミュー、大好き♪」
唇を重ねながら、美羽は祈った。
どうか、誰もわたしたちの幸せをこわさないで……
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