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僕は愛する双子の姉に危険な好奇心を向ける
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類の舌が垂直なクレバスを押し退けてぐいぐいと入り込む。
「ンクッ!」
美羽は緊張で躰を硬くし、背中を浮かせた。
先ほど指で触れられた豆をクリクリと舌で押し付けられると、キュンキュンと下半身が締め付けられて腰がヒクヒクと震える。
「ゃ……なんか、変」
「凄い、ミュー。いつもより、感じてるの? 蜜が溢れてくるよ」
自分でも、その感触が分かっていた。類に舐められていると、どんどんジュワッと内奥から蜜が出てくる。今まで類にそこを舐められていた時とは確実に違う自分の反応が、恐くなる。
「恥ずか、しい……もう、いい。類、やめて」
美羽は顔を真っ赤にして手を伸ばし、類の頭を軽く押し退けるようにした。けれど、類は頭を下げたまま離れてくれない。
「ねぇ、知ってる? これって気持ちいいって印なんだよ。もっとミューのこと、気持ちよくさせてあげたい」
下から響く類の声はいつもよりセクシーに響いて、子供っぽくて甘えん坊な類とは違う、『男性』を感じさせた。自分だけでなく、類さえも変わってしまっていることに戸惑いと少しの恐れが入り混じる。
「い、いいよ、私は……」
「だーめ」
類は再び美羽の股の間に潜り込み、真っ赤な舌を伸ばした。
固く閉じた割れ目を類の親指と人差し指が押し開き、露わになった小さな粒が熱く濡れた舌で愛撫される。
「ッ……ッフゥ……ハッ……あぁ……」
類の舌の感触がジンジンと脳髄にまで響き、何も考えられなくなる。頭が真っ白に塗り潰されていき、恥ずかしいという気持ちも、イケナイことをしているという罪悪感も全て押し流されてしまう。
「ハァッ……感じてるミュー、すごく可愛い」
顔を上げた類の唇はいつもより真っ赤に充血して腫れぼったくなっていて、ツヤツヤと光っていた。それが、自分の欲情に濡れた蜜なのだと思うと逃げ出したくなるぐらいの羞恥に襲われるのに、その綺麗で妖艶な類の表情に視線が釘付けになる。
「類ぃ、好き」
眉を下げ、瞳を潤ませて唇を震わせた美羽に、類は表情を蕩けさせた。
「ミュー、好き。大好きだよ。
いっぱいいっぱい愛してあげる」
唇が重なり、この唇がさっきまで触れていた場所は……と考えたけれど、もうそんなこともどうでもよくなる程の甘美な酔いが美羽の躰を包んでいた。
類の舌が花芽を何度も上下に揺らし、美羽の腰がフルフルとそれに合わせるかのように痙攣する。今までも舐められて気持ちいいという感触はあったけど、今は何か違う。
躰の奥から得体の知れないものが湧き出してくるのを感じていた。
類に舌で花芽を何度も舐められていると、キュンキュンと膣の奥が疼いてくる。全ての神経が、熱がそこに集中してもっていかれてしまう。
何かが波のように押し寄せては引き、押し寄せては引いているものの、次の波が来るたびに確実に大きくなっているのを感じる。
「ンンッ、ハァッ、ハァッ……」
この波に呑まれてしまったら、どうなるんだろう……
私が私でなくなりそうで恐い。
そんな恐怖が這い上がってくる。
「や、類。恐い……変なの、私。やめて、お願い……」
泣き出しそうな美羽の声に、類が動きを止めて顔を上げた。
「どうしたの、ミュー」
「違うの、いつもと違って……変なの。恐い……」
不安を露わにする美羽に、類が覆い被さるようにして優しく抱き締めた。
「僕も、恐いよ」
ぇ……
「類も、恐いの?」
「うん。ミューが、これをきっかけに僕を嫌いになっちゃったらどうしようって考えると恐い」
甘えるようにして頬を寄せ、口づけをする。
「ミューのことが欲しくて堪らなくて、無理矢理にでも強引にしたいって自分と、優しく傷つけないようにしたいって自分が僕の中で戦ってるんだ。それでも頑張って優しくしようとしてるのに……
ミューに恐いって言われたら、拒否されたら……すごくショックだし、悲しいよ。僕はミューを、愛したいだけなんだ。恐がらせるつもりなんて、ない」
睫毛を震わせて見上げる類は、打ち捨てられた子猫のように儚げで、美羽の胸が罪悪感にチクッと痛んだ。
「恐く、ない」
「ミュー?」
首を傾げて覗き込まれると、やっぱり嘘はつけない。
「ごめん。恐い、けど……類となら、大丈夫。類と、乗り越えたい」
瞳がぶつかり合うと、どちらからともなく唇が寄せられ、舌を絡め合う。キスは、ふたりにとって1番の仲直りの方法だった。最もお互いを近くに感じられるスキンシップ。
でもこれからは、変わってしまうかも知れない。
ふたりが、恋人としての次の段階へと進むために。
「ンクッ!」
美羽は緊張で躰を硬くし、背中を浮かせた。
先ほど指で触れられた豆をクリクリと舌で押し付けられると、キュンキュンと下半身が締め付けられて腰がヒクヒクと震える。
「ゃ……なんか、変」
「凄い、ミュー。いつもより、感じてるの? 蜜が溢れてくるよ」
自分でも、その感触が分かっていた。類に舐められていると、どんどんジュワッと内奥から蜜が出てくる。今まで類にそこを舐められていた時とは確実に違う自分の反応が、恐くなる。
「恥ずか、しい……もう、いい。類、やめて」
美羽は顔を真っ赤にして手を伸ばし、類の頭を軽く押し退けるようにした。けれど、類は頭を下げたまま離れてくれない。
「ねぇ、知ってる? これって気持ちいいって印なんだよ。もっとミューのこと、気持ちよくさせてあげたい」
下から響く類の声はいつもよりセクシーに響いて、子供っぽくて甘えん坊な類とは違う、『男性』を感じさせた。自分だけでなく、類さえも変わってしまっていることに戸惑いと少しの恐れが入り混じる。
「い、いいよ、私は……」
「だーめ」
類は再び美羽の股の間に潜り込み、真っ赤な舌を伸ばした。
固く閉じた割れ目を類の親指と人差し指が押し開き、露わになった小さな粒が熱く濡れた舌で愛撫される。
「ッ……ッフゥ……ハッ……あぁ……」
類の舌の感触がジンジンと脳髄にまで響き、何も考えられなくなる。頭が真っ白に塗り潰されていき、恥ずかしいという気持ちも、イケナイことをしているという罪悪感も全て押し流されてしまう。
「ハァッ……感じてるミュー、すごく可愛い」
顔を上げた類の唇はいつもより真っ赤に充血して腫れぼったくなっていて、ツヤツヤと光っていた。それが、自分の欲情に濡れた蜜なのだと思うと逃げ出したくなるぐらいの羞恥に襲われるのに、その綺麗で妖艶な類の表情に視線が釘付けになる。
「類ぃ、好き」
眉を下げ、瞳を潤ませて唇を震わせた美羽に、類は表情を蕩けさせた。
「ミュー、好き。大好きだよ。
いっぱいいっぱい愛してあげる」
唇が重なり、この唇がさっきまで触れていた場所は……と考えたけれど、もうそんなこともどうでもよくなる程の甘美な酔いが美羽の躰を包んでいた。
類の舌が花芽を何度も上下に揺らし、美羽の腰がフルフルとそれに合わせるかのように痙攣する。今までも舐められて気持ちいいという感触はあったけど、今は何か違う。
躰の奥から得体の知れないものが湧き出してくるのを感じていた。
類に舌で花芽を何度も舐められていると、キュンキュンと膣の奥が疼いてくる。全ての神経が、熱がそこに集中してもっていかれてしまう。
何かが波のように押し寄せては引き、押し寄せては引いているものの、次の波が来るたびに確実に大きくなっているのを感じる。
「ンンッ、ハァッ、ハァッ……」
この波に呑まれてしまったら、どうなるんだろう……
私が私でなくなりそうで恐い。
そんな恐怖が這い上がってくる。
「や、類。恐い……変なの、私。やめて、お願い……」
泣き出しそうな美羽の声に、類が動きを止めて顔を上げた。
「どうしたの、ミュー」
「違うの、いつもと違って……変なの。恐い……」
不安を露わにする美羽に、類が覆い被さるようにして優しく抱き締めた。
「僕も、恐いよ」
ぇ……
「類も、恐いの?」
「うん。ミューが、これをきっかけに僕を嫌いになっちゃったらどうしようって考えると恐い」
甘えるようにして頬を寄せ、口づけをする。
「ミューのことが欲しくて堪らなくて、無理矢理にでも強引にしたいって自分と、優しく傷つけないようにしたいって自分が僕の中で戦ってるんだ。それでも頑張って優しくしようとしてるのに……
ミューに恐いって言われたら、拒否されたら……すごくショックだし、悲しいよ。僕はミューを、愛したいだけなんだ。恐がらせるつもりなんて、ない」
睫毛を震わせて見上げる類は、打ち捨てられた子猫のように儚げで、美羽の胸が罪悪感にチクッと痛んだ。
「恐く、ない」
「ミュー?」
首を傾げて覗き込まれると、やっぱり嘘はつけない。
「ごめん。恐い、けど……類となら、大丈夫。類と、乗り越えたい」
瞳がぶつかり合うと、どちらからともなく唇が寄せられ、舌を絡め合う。キスは、ふたりにとって1番の仲直りの方法だった。最もお互いを近くに感じられるスキンシップ。
でもこれからは、変わってしまうかも知れない。
ふたりが、恋人としての次の段階へと進むために。
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