【R18】僕は愛する双子の姉に、危険な好奇心を向ける

奏音 美都

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僕は愛する双子の姉に危険な好奇心を向ける

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 リビングとキッチンを片付け、2階へと上がる。いつにない緊張感が二人を包んでいた。

「あ、あの……シャワー浴びたい」

 美羽が告げると、類がにっこりと美羽の手を取った。

「じゃ、一緒にはいろ?」
「だ、だめっっ!!」

 美羽の強い否定の言葉に、類が驚いたように目を丸くした。今までお風呂に入ったことなど数え切れないほどあったし、拒否されたことなどなかった。

「だ、だって……恥ずかしいとことか、よく洗っておきたいから」
「え。でも今まで見たことも、触ったことも……舐めたこともあるじゃん?」

 類の言葉に美羽はカーッと顔を熱くさせながらも、それでも頷くことはなかった。

「だって、今日は特別だから……お願い、一人で入らせて」

 類は不満そうな表情を見せながらも、これ以上迫るとセックス自体拒否されるかもしれないと考え、「分かった」と答えた。

 美羽がシャワーを浴び終えると、今度は類がシャワーに立った。美羽は部屋着に着替えると、落ち着きなくふわふわした気持ちでベッドに座った。

 ほん、とに……あんなこと、するのかな……

 先ほどの生々しい映像が浮かび上がってきて、躰が強張った。

 代わりに、これまでの類との『戯れ』を思い出す。

 幼稚園でのファーストキス。それから、次第に唇だけじゃ物足りなくなって、舌を入れる深いキスに変わっていった。同時に、それぞれの体の違いに興味を持つようになり、互いにあるものやないものを見比べ、観察して、触り合いっこした。

 類が好きだったのは『お医者さんごっこ』で、スカートを捲って秘部を見せる時、美羽は幼いながらにいけないことをしているという自覚があった。けれどそれは、スリルとの紙一重で、秘密の遊びに夢中になった。

 類の指が美羽の大事なところに触れる時は、いつも全身が熱くなる。美羽が類の部分に触れている時も、美羽の全身はやっぱり熱くなって、見上げた類の切なく苦しげな表情に心臓が掴まれたように感じた。

 類のことを考えるだけで、下半身がもぞもぞと変な感触に襲われた。

「お待たせー、上がったよ」

 腰にタオルを巻いただけの類に声をかけられ、美羽はビクッと躰を震わせた。まだ筋肉のはっきりとついていない、成長段階の華奢な躰に視線がいき、ドキドキと鼓動が波打った。

 美羽の隣に類が腰かけ、ベッドが沈む。類がタオルを外し、全裸になる。

「ねぇ、ミューのも脱がせていい?」

 今までに何度も裸を見られているのに、なぜか今は恥ずかしいという気持ちでいっぱいになった。けれど、美羽が躊躇っている間に類の手が伸び、ボタンを外していく。

「ぁ……」

 呟く美羽に、類が唇を寄せる。

「ミューが嫌がることは、絶対にしないから」

 優しい声音に先ほどまでの緊張が少しずつ解けていき、美羽は小さく頷いた。類が脱がせるのを手伝うようにして腕を上げる。膨らんできた胸の曲線が露わになり、美羽が慌てて手を下ろして隠そうとすると、類に手首を掴まれた。

「ちゃんと見せて」
「うん……」

 美羽は恥ずかしさを押し殺して胸を開いた。

「前の時よりも大きくなってる……」

 類に言われて、美羽はますます顔を赤らめた。

「触ると、痛い?」
「優しく触るなら、大丈夫……」

 少し嬉しそうに笑った類の掌がそっと美羽の膨らみを撫でる。そのさわさわとした感触に、ゾクゾクッと寒気が走った。胸の先端に指が触れてビクンと躰が震え、「ンッ……」と声が漏れる。
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