俺が主人公なのに、相手が強すぎて勝てる気がしねぇ!!!

サバイバル編

夜は怖すぎて眠れねぇ!!!

「今日の収穫を順番に発表していこ～！」

ギャルのテンションが高い...ちょっと怖いようなそうじゃないような。

「人数に変化はありませんでした。島に関することではありませんが、ナナミさんの戦闘力がえげつないことが分かりました」

まぁ、今日はそんなもんだよな...？

「木を切ってこの辺に持ってきた。明日から何か作るつもりだよ」

「海で魚を捕ってきたよ。4匹しか捕れなかったんだけど、結構大きいのが捕れた。あとミコトちゃんが小さめのカニと貝を捕ってきたから、少しは足しになると思う」

「沼地があってな。カピバラが居たからこいつらを持ってきたんじゃ。2匹しか殺せなかったが、魚と合わせたらかなりの量になるんじゃないかね？」

カピバラ...可哀想な気もするけど、それじゃあ豚とか牛とかならいいのかってなるからな。生きるためだ、許してくれカピバラ。

「私は探索で木の実を採ってきたよ。食べられるやつかは分かんないんだけど、1粒食べてみて何も無かったから多分大丈夫！
あと、不自然に直角な壁があったの。明らかに自然にできたものじゃなかったよ」

毒があるかも分からないような物を食った...！？バカなのか？そんな自己犠牲精神捨ててしまえ。死ぬぞギャル。

「洞窟がありました。しかし、小さすぎて拠点にはできないと思います。
あとは大樹ですかね。かなり大きかったです。というか、ここから見えますね。あれです。
爪でつけたような傷があったので、危険な動物が近くに居たのかも知れません。遭遇しなくてラッキーでした」

ひとまず情報が揃ったな。気がかりなのはやっぱり不自然な壁と危険な動物か...

「明日も同じ人と役割で行動だね。何か危険なことがあったらすぐ報告すること！」

「料理なんですが、僕の鉄板で焼きたいんですけど火がないんですよね...」

確かに！忘れてた...
じゃあ...このまま餓死してしまうのか！？
って.........んん？この感触...

「あ、僕ライター持ってました。タバコと一緒にポケットに入ってたっぽいです」

あっぶねぇ、このまま木の実しか食えなくて最終的に餓死なんてたまったもんじゃねぇ。ヤニカスでよかったぁぁ！

イケメンが飯を作ってくれた。正直、めちゃくちゃ美味い。このイケメンモテるやろなぁ...

そして寝ることに...
全員で集まり、3人ずつ見張りをつけて順番に寝ることになった。ちなみに俺は殺されるのが怖すぎて寝れなかった。