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パチンカスだから金がねぇ!!!

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また負けた...
今日だけで8万負けた。
「これじゃあ今日の晩飯すら食えねぇじゃん」

自業自得なのは承知だが、生きにくい世の中だなぁ。
俺の人生、どこから間違ってたんだろ...

パチンコ始めたとき?
受験落ちたとき?
バイトもやめてニートになったとき?
それとも生まれたときから既に?

心当たりはある。というかありすぎる...

「金があればやり直せるんだけどなぁ」
そんなこと言っててもしょうがないか。
帰りの金もないし、歩いて帰るしかないな。

「あなた、お金が欲しいのですね?」

え~~びっくりしたぁ!暗闇から急に出てきて怖ぁ!なんだコイツ

「だ、誰ですかあなた」

男はニヤリと笑い、紙?チラシ?っぽいのを渡しながら自己紹介してきた。

「アキモト」と名乗る男は、どうやら俺に無人島で開催されるサバイバル企画に参加して欲しいらしい。無事に帰って来れたら3億円。正直怪しすぎる...

「いい返事を期待しています。また明日、この時間に会いましょう」

そう言うと男は去っていった。

サバイバルか。怪しいけど、3億円...欲しいなぁ


次の日、同じ時間にパチ屋を出ると、アキモトが居た。

「お待ちしておりました。それで、この企画に参加する気はありませんか?」

怪しさ満点の誘いだったが、こんなパチンコ三昧で金を使い切るより全然マシだろう

「参加しますよ。3億円、欲しいですから」

アキモトは、「5」と書かれたプレートを渡し、すぐに船に乗るよう促してきた。

え、今日なの?今日からなの?
企画の説明よく聞いてなかったんだけど、こんなすぐ始まんの?
普通もっと準備期間とかあるじゃん!これは違くない?
こんなすぐ行かされるの?早すぎるよそりゃ。

「乗りましたね。では、これからのサバイバル生活に向けて、寝ておくといいですよ。きっと無人島ではで寝れないしょうから...」

船は揺れたが、俺は揺れに強いタイプだったので、すぐに眠りにつけた。
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