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第2章 佐賀県編
帰ってみたら…
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当時の状況を多少補足する。ただ、信じるかは別としてだが。
今「反社会勢力」と言われる組織でも、あの当時は「堅気の者には迷惑をかけない」としていた所は割と多かった気がする。俺が住んでいたマンションでも前述したとおり、俺たちに紳士的に対応していた。
何処で、今流れるニュースの映像があの組織の全てになったのかは、分からない。繰り返して言うが、全てがあの様な暴力的な人達では無かったことは、自分の経験でも分かっている。
ただ、これから話すことの連続が段々と行われて、排他的に残されたのが、今で言う「反社会勢力」になったのかな、と考えたりする。
それはともかく、研修が終わり発砲事件の記事を見て心配しながら帰る俺は、新幹線でドキドキしながら寝ていた。当時は東京駅から博多駅まで8時間近く乗っていなければいけない時代である。緊張感がそんなに続く訳がない。
それでも、佐賀駅を降りて自分の寮に近づくにつれ、何事もない様にと思いながら歩いていた。
その時にマンションの入口を見た光景は今でも忘れない。
想像もしていなかった。
驚いたことに寮があるマンションの入口には、黒い服の集団と、警察官が道路を挟んで睨み合っていた。マンションの入口にいるのが、警察官である。
足が止まった、と同時にやらかしたのが此処に住んでる組織の人達だったと思い、凄く怖かった。マンションに入る事が出来るのかなと心配したが、背広を着ていたせいだろうか、マンションの入口にいた警察官には大した質問もされずに、マンションに入れた。最も対面にいた黒服の人達にはどんな風にとられたかは、分からない。
ただ、このままで済むはずは無いと、何となく感じながら寮に帰ったのである。
今「反社会勢力」と言われる組織でも、あの当時は「堅気の者には迷惑をかけない」としていた所は割と多かった気がする。俺が住んでいたマンションでも前述したとおり、俺たちに紳士的に対応していた。
何処で、今流れるニュースの映像があの組織の全てになったのかは、分からない。繰り返して言うが、全てがあの様な暴力的な人達では無かったことは、自分の経験でも分かっている。
ただ、これから話すことの連続が段々と行われて、排他的に残されたのが、今で言う「反社会勢力」になったのかな、と考えたりする。
それはともかく、研修が終わり発砲事件の記事を見て心配しながら帰る俺は、新幹線でドキドキしながら寝ていた。当時は東京駅から博多駅まで8時間近く乗っていなければいけない時代である。緊張感がそんなに続く訳がない。
それでも、佐賀駅を降りて自分の寮に近づくにつれ、何事もない様にと思いながら歩いていた。
その時にマンションの入口を見た光景は今でも忘れない。
想像もしていなかった。
驚いたことに寮があるマンションの入口には、黒い服の集団と、警察官が道路を挟んで睨み合っていた。マンションの入口にいるのが、警察官である。
足が止まった、と同時にやらかしたのが此処に住んでる組織の人達だったと思い、凄く怖かった。マンションに入る事が出来るのかなと心配したが、背広を着ていたせいだろうか、マンションの入口にいた警察官には大した質問もされずに、マンションに入れた。最も対面にいた黒服の人達にはどんな風にとられたかは、分からない。
ただ、このままで済むはずは無いと、何となく感じながら寮に帰ったのである。
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