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2016年11月14日
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(人々の先見性のないことを、思い悩んだとき)
そして、やはり……ということなのか、人の言葉には既視感がありました。
自分が既に通り過ぎたところを、また誰かが通っているように見えて……、先に進まない虚しさを感じました。
不可能は、いずれ可能になる、という前提で考えれば良いのです。
心や体というのは、解明したのち、改造すれば、良いことです。
しかし、まだその技術がないために、いろいろな疑問を考え、不毛な議論になりがちです。
苦しいという感情も、その感情そのものから、設計しなおせば、良いわけです。
現代の人間の多くは、自然の人間の設計をもとに、人間というものを考えてしまいます。
そうではなく、人間の設計そのものを再設計するのです。人の体と心を、無理やり、新しく作るのです。
そこまでしなければ、未来に人間は適応できないでしょう。というのも生物的進化では遅くて、間に合わないからです。人工的進化を起こさなければなりません。
*
また、「本当の私」というものは、ありません。
自然の生物である人間は、元より、自らの複製し続けているのです。
元から、コピーなのです。誰でもコピー人間です。
そして、人は、機械の一種であり、コンピュータの一種です。
人間とAIは、将来的に同じものになります。
人間は欲が尽きないもの。その性質もまた、自然の生物の設計に由来します。なので、それも再設計し、適宜調整すると良いです。
古来、「人間とは、こういうものだ」という、人の性質を示した事柄・格言。それは、数十年先に進化した未来の人間には、通用しなくなるものばかりと思います。
――
結局のところ重要なのは、幸福を感じるかどうかです。
客観的に苦しくても、主観的に幸福だと感じるなら、それでOKなんです。
しかし、人間によっては、それが出来ない。
だからこそ、無理やりにでも、作り変えたいわけです。
私が、希望を感じたのが、唯一、テクノロジーだけだったのは、そのためです。
……とはいえ、それも2,30年未来のテクノロジー。そこまで、日々を耐えてゆけるか、自信はありません。
とても早く、テクノロジーを進歩させて欲しい、……それしか、もう希望がありません。
言葉は…………無力です。今は、そう感じています。
議論や論争、言い争いも……、もう、疲れを感じるだけなのです。
――――
体が壊れようと、心が壊れようと、魂が壊れようと、私という人間が大きく変化しても、それでも、苦痛がなくなった心、もしくは、苦痛があっても苦痛と感じない、安らかな心、それがあれば、良い。
完全な無感情になってもいい! 心がなくなっても良い!
何も感じない、何も考えない、何も思わない、その代わり、苦痛を一切感じないならば、良い。幸福がないことで感じる苦しみさえ、感じないならば。
あくまでそう思うのは、私の場合です。
考えてみれば、自殺を思い悩み、死に惹かれるような私だからこそ、異世界転生モノに夢中になったのだろうと思います。……あれは、死後から始まる楽しい物語ですから。
そして、やはり……ということなのか、人の言葉には既視感がありました。
自分が既に通り過ぎたところを、また誰かが通っているように見えて……、先に進まない虚しさを感じました。
不可能は、いずれ可能になる、という前提で考えれば良いのです。
心や体というのは、解明したのち、改造すれば、良いことです。
しかし、まだその技術がないために、いろいろな疑問を考え、不毛な議論になりがちです。
苦しいという感情も、その感情そのものから、設計しなおせば、良いわけです。
現代の人間の多くは、自然の人間の設計をもとに、人間というものを考えてしまいます。
そうではなく、人間の設計そのものを再設計するのです。人の体と心を、無理やり、新しく作るのです。
そこまでしなければ、未来に人間は適応できないでしょう。というのも生物的進化では遅くて、間に合わないからです。人工的進化を起こさなければなりません。
*
また、「本当の私」というものは、ありません。
自然の生物である人間は、元より、自らの複製し続けているのです。
元から、コピーなのです。誰でもコピー人間です。
そして、人は、機械の一種であり、コンピュータの一種です。
人間とAIは、将来的に同じものになります。
人間は欲が尽きないもの。その性質もまた、自然の生物の設計に由来します。なので、それも再設計し、適宜調整すると良いです。
古来、「人間とは、こういうものだ」という、人の性質を示した事柄・格言。それは、数十年先に進化した未来の人間には、通用しなくなるものばかりと思います。
――
結局のところ重要なのは、幸福を感じるかどうかです。
客観的に苦しくても、主観的に幸福だと感じるなら、それでOKなんです。
しかし、人間によっては、それが出来ない。
だからこそ、無理やりにでも、作り変えたいわけです。
私が、希望を感じたのが、唯一、テクノロジーだけだったのは、そのためです。
……とはいえ、それも2,30年未来のテクノロジー。そこまで、日々を耐えてゆけるか、自信はありません。
とても早く、テクノロジーを進歩させて欲しい、……それしか、もう希望がありません。
言葉は…………無力です。今は、そう感じています。
議論や論争、言い争いも……、もう、疲れを感じるだけなのです。
――――
体が壊れようと、心が壊れようと、魂が壊れようと、私という人間が大きく変化しても、それでも、苦痛がなくなった心、もしくは、苦痛があっても苦痛と感じない、安らかな心、それがあれば、良い。
完全な無感情になってもいい! 心がなくなっても良い!
何も感じない、何も考えない、何も思わない、その代わり、苦痛を一切感じないならば、良い。幸福がないことで感じる苦しみさえ、感じないならば。
あくまでそう思うのは、私の場合です。
考えてみれば、自殺を思い悩み、死に惹かれるような私だからこそ、異世界転生モノに夢中になったのだろうと思います。……あれは、死後から始まる楽しい物語ですから。
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