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第3章 少年期 学園編
183話 微かな記憶から・・・
しおりを挟む(あぁ、そうだ、そうだった・・・)と思い出した、遠く昔の微かな記憶・・・前世で10代だった時の懐かしい思い出の物が今、目の前に・・・・
はい!どうも!こんにちわ!僕、ですっ!!
今日もテンション高めに挨拶しましたのは、久しぶりに挙動不審になっている最中だからです!
闘技場で色々あった後、市場でお買い物し帰ってから、皆んなでバーベキューを楽しんだ次の日からの学園生活の授業中、久しぶりに見た写真に悶え死にしそうになっている僕です!
(!!!なっ!何であの子があの写真をっ!?)
僕が今何故こんなに焦っているかというと・・・
学園の午前中の“社会学“で行われている授業内容の流れで、仁達の世界、地球での学校生活の風景と称した資料で、何故か僕の小学校時代の卒業アルバムに入っていた、僕が授業を受けている時の写真を仁が何故かスマホから提示したからだ。
ジュール『えっ、あれって前世でのアトリー?可愛いねー、元気いっぱいって感じで』
天華『まぁ確かに、可愛らしいですね、あの姿は学校の制服でしょうか?』
夜月『ふむ、前世でも中々可愛らしい容姿だったのだな』
(うっ、それは褒められて嬉しいが・・・いや、今は良いとして、何でこの写真を仁が持ってるんだ?(-᷅_-᷄๑)そして、何故自分の写真じゃなくて僕の前世での写真を出したんだ!?それにあれどう見てもちゃんと授業受けているように見えんだろうが!!あの“卒アル“さっさと処分しとけば良かった!!もう恥ずか死ぬ!!_:(´ཀ`」 ∠):)
写真の中の前世の10代の僕は、今回のお題の“授業風景“とは全くかけ離れた状態で写っていた。何故なら授業中だというのに、この写真を写しているであろうカメラマンに向けて、真正面からピースサインをして良い笑顔で写っていたからだ。当時はこれが卒業アルバムに載るなんて微塵も思っていなかったからこそ、こんなおちゃらけた様子で撮って貰っていた。のちに出来上がった卒業アルバムを見て物凄く後悔したのを、この写真を見て思い出したのが僕の現状だ・・・
ソル「どうかしましたか?アトリー様」
「あ、いや、何でもないよ。仁さんの見せてくれた写真が珍しくてね・・・」
ソル「・・・そうですか?・・・・」
内心、今すぐにでも仁のスマホから、あの写真のデータを消し去りたいぐらいなのだが、そこは何とか耐えて、平気な表情を保っていた。だがソルには微かに僕の感情が乱れたのが分かったようだ。それを心配して聞いてきたソル、そこは誤魔化して済ませたが、まだ心の中は羞恥心でいっぱいだった。
天華『まぁまぁ、アトリー、落ち着いて、仁さん的には自分の過去の写真を出すのは恥ずかしかったんでしょう』
(確かに、自分の小さい時の写真を大勢に見せたりしたくないってのは分かるけど!( *`ω´)それで、僕の写真を出すとかないわぁー!僕がもう死んで文句言う人がいないからって、それ出さなくても良いじゃん!すぐデータを消して欲しいっ!!)
夜月『どうどう、落ち着けアトリー、あまり興奮するとまたソルに気付かれるぞ。それにそんな事頼むと仁達にバレるぞ?』
ジュール『あの写真は今のアトリーとは関係ないんだから平然としとかないとだよ?』
(ぐっ、そうだけどぉ( ;´Д`))
念話で荒ぶっている僕がジュール達に宥められていると、前の列に座ってるロシュ君や彩ちゃん達が、授業も聞かずに会話しているのが耳に入ってきた。
授業内容は社会学の先生が仁に向こうの世界の、と言うか、日本の社会の仕組みを質問して、仁がそれに応える、と言った一問一答スタイルで進められている。生徒はその中で気になった事を挙手して質問すると言った感じだ。
それで彩ちゃん達は元々知っている事だから暇そうに授業を見ていて。ロシュ君は日頃からよくその類いの質問を仁達にして来ていたので、その暇そうにしていた彩ちゃん達に、先に教えて貰っていた事より、今、気になったことを彩ちゃん達に別に質問しているようだった。
ロシュ君「あ、あの、アヤさん、ユメカさんあのお写真?に写っている方はお二人のどちらかの幼少期のお姿なんですか?」
彩ちゃん「え?私達じゃないよ」
ロシュ君「えっ?じゃあ、どなたでしょう?あ、妹さん?」
夢ちゃん「いや、それも違うよね?彩ちゃん?」
彩ちゃん「う、うん、そうだね、まどかちゃんじゃないし誰だろう?」
ロシュ君「え⁉︎お2人も知らない方のお写真なんですか?」
どうも、ロシュ君は写真の人物が気になったようで、彩ちゃん達に色々質問していた。最初は、彩ちゃんか夢ちゃんの小さい時の写真だと思っていたようだが、(多分、黒髪黒目だから差がわからないかったんだと思う)本人達があっさり否定したので、少し困惑気味だった。その上、彩ちゃん達も写真の人物に心当たりが無いと、言うので尚更困惑したようだ。
(ん?あぁ、それはしょうがないよねぇ、最後に2人と会ったのはまだ小学校上がる前だったもの。地球時間でざっと10年ぐらい前かな?それに、あの写真、軽く30数年前の写真だしね、そこから約20年後の成長した人と数回会った事しかないから、そらもう、ほぼ知らない人だよ、それであの写真の人物を知ってたらそれは逆に怖いわW W W(^∇^))
天華『ま、まぁ、確かに・・・』
僕は分からないのは仕方ないぞっと、思っていると・・・
夢ちゃん「うーん、どうなんだろう?どこかで見た事があるんだけど・・・・どこだったかなぁ?さっきから思い出せなくてねぇ~?」
彩ちゃん「そうなのよねぇ、どこかで見た事がるんだけど、それが思い出せなくて・・・・写真の画質見る限り結構古いものだとは思うんだけど、仁のお母さん世代?」
(おやおや?心当たりでもあるのかな?(*´ー`*)まぁ、年代は合ってるな?)
ロシュ君「あ、じゃあ、ジンさんのお母様じゃ?」
夜月『あぁ、それなら兄弟だから似てるのは当たり前だからな、勘違いしててもおかしくはないか?』
(そうだねぇ、でも、それなら、姉さんの若い頃の写真を見た事あることになっちゃうけど?姉さんの若い頃の写真では結構はっちゃけてたもんな、そうなるとあの写真だったら間違えても無理はないかな?(。-∀-))
彩ちゃん「いや、それがね、似てるんだけど、別の人なんだよね。“ジンママ“、仁のお母さんは小さい時、髪が短かったって本人に聞いてたし、その時の写真も見せて貰ったこともあるし・・・・・あ、もしかしたら“ジンママ“の妹さんだったかも!」
(おぉ?答えに行き着いた?確かに、姉さんのあれぐらいの時の髪型はショートヘアだったな、それ知ってるならちゃんと僕とは見分けがつくね(*゚▽゚*))
ジュール『確かに、写真の中のアトリーは髪長いもんねぇ、綺麗な黒髪だね♪』
(おぉう、・・・急に褒められるとは、・・・ま、まぁ、あの長さを保ってたのは自慢だったけどね。あの頃は日本舞踊を習っていた最中だから、日本髪を結うのはあれぐらい長さがないと、綺麗に結えないからって母さんに言われてたし。結構な手間を掛けて艶やかな黒髪維持してたんだよ。( ̄∇ ̄))
ジュール『へぇー、通りで艶々!今のアトリーのサラサラ白銀の髪色も良いけど、真っ黒の艶々もいいねぇ♫』
夜月『あぁ、今のアトリーにもこの色はとても似合うと思うぞ』
天華『えぇ、絶対に似合いますよ♪』
(もう、ふふっ、褒めてくれてありがとうジュール、夜月、天華、ふふっ♪( ´∀`))
彩ちゃんの予想は大当たりしていて少し驚いたけど、それより、ジュール達に前世での長い黒髪を褒めて貰って、少し浮かれてしまった。照れも出て、今ちょっと顔を手で覆いたいくらいには赤面しそうだった。そんな感じで脳内で浮かれてつつも照れていると・・・
夢ちゃん「・・・あ!そうだ、それだ!3歳下の妹さんだっ!“ジンママ“の小さい時の写真にたまに一緒に写ってた、仁の叔母さん!確か、“おばま“だよ!」
(えっ!!?Σ('◉⌓◉’))
彩ちゃん「あぁ!思い出した!私達も小さい時に何回かあった事ある人だ!仁が“おばま“って呼んでて本名知らないけど、たまに一緒に遊んでくれてたよね?」
夢ちゃん「うんうん、そうだった!力持ちでよく高い高いしてくれてた!優しい人だった!」
(っ、・・・・お、覚えていたんだ・・・それに、姉さん、“私“の写真持ってたの?)
ジュール『アトリー?』
前世で触れ合った事を覚えてくれていた事と、姉さんが“私“の小さい時の写真を持っていて、子供達にも見せていた事に驚きを隠せなかった、それを周囲に悟られないように僕は静かにいつもの“感情制御術“を発動した。表面上の思考はいつもの貴族向けの笑顔を貼り付け、授業を聞く事にし、内面で今の複雑な感情を整理しようと心がけた。
天華『!、大丈夫ですか?アトリー?』
((っ、ちょっと、今、どう答えて良いか分かんない・・・・))
本当に何と表現して良いか分からない感情に襲われ、ひたすら自分の中にある感情に困惑し続けた。それでも、表面上の思考で彩ちゃん達の会話をずっと聴き続けていると・・・
ロシュ君「あぁ、ご親戚の方だったんですね?」
彩ちゃん「そうそう、私が転んで怪我した時、1番に駆けつけて来てくれて、すぐに手当してくれた人だよ。凄く子供好きで、仁や妹のまどかちゃんだけじゃなくて、仁の従兄弟達もかなり懐いてた、あ、でも・・・・」
“私“との思い出を嬉しそうに話す彩ちゃん、でも、急に何かを思い出して表情が暗くなり、途中で言いどもった。
ロシュ君「ど、どうなさったんですか?」
彩ちゃんだけではなく、夢ちゃんまで表情が暗くなったことに気がついたロシュ君が心配する。
彩ちゃん「うん、その人、・・・7年前に35歳の若さで亡くなってて・・・」
ロシュ君「えっ、あ、そ、それ、・・・ご、ごめんなさい、気軽に聞いてしまって・・・」
((ふふっ、ロシュ君は気遣いのできる良い子だな、それに“私“が死んでしまっていた事に悲しんでくれた))
心配してくれているロシュ君に、あの写真の人物がもう既に亡くなっている事を悲しそうに話た。ロシュ君はそれを聞いて驚き、すぐに自分が話しずらい事を聞いてしまったと、素直に謝罪した。“私“はロシュ君は言い子だなって思いつつも、知りもしない赤の他人の死を悲しんでくれた、その事が何より嬉しかった。
((あ…、そうか…、“僕“は、前世での“私“を覚えてくれていた事、それと“私“の死を悲しんでくれていた事、その事が知れて今凄く嬉しいんだ・・・))
ジュール達『『『アトリー…』』』
夢ちゃん「あ、ロシュ君、謝らなくていいよ!ロシュ君が話し振ってくれなかったら、私達、その人の事そのまま忘れてたと思うからさ、・・・思い出せてくれて、ありがとう♪」
彩ちゃん「そうね、小さい時いつも良くしてくれていた人の事、忘れちゃうところだったもの・・・、何で今まで忘れてたのかしら・・・」
((ふふふっ、何でだろう?姉さんが“私“の写真持ってて、子供達に見せびらかせていたのがこんなに嬉しいなんて、“私“の小さい時の写真ってあまりないんだよ?いつも皆んなの写真撮るのが楽しくて自分が写るのは、ほんの2、3枚。後は日舞での会に出た時の衣装着て、化粧ばっちりしてた時の写真ばかり。
スッピンの家族写真は自分だけが変な顔してる時が多くて、率先して処分してたのに・・・、何で持ってんのさ?・・・フィルムからわざわざ現像したの?黒歴史な写真もあるのに?ふふふっ、嬉しい、ふふっ・・・
彩ちゃん達も、もう、10年前以上前の事を覚えてくれてたなんて、忘れててもおかしくないのに、こんな昔の写真からそこまで思い出してくれた、そう思うと嬉しさで、・・・涙が出そう・・・っ、・・・・ふぅ、ダメだ、絶対泣く、ねぇ、夜月、“僕“を眠らせて?))
前世での自分は大した事のない存在だとずっと思っていた“僕“は、今まで自分の死んだ後の事をあまり考えないようにしていた。でも、姉が“私“を忘れさせまいとしていた事、自分の存在が家族の記憶に、その他の人達の記憶に、想像以上に残っていた事、その全ての事実に僕は心の底から喜び感激した。その感情は“僕“の心を隙間なくいっぱいにしてくれた。その感激の感情が表に溢れ出しそうで、既に目が感動で熱くなって潤んできているのを感じ、抑えることが無理だと分かった。もう、今している“感情抑制術“では持たないと判断し、夜月に自分を眠らせて欲しいと頼んだ。そうすれば“僕“が授業中に急に泣き出すことは無くなるだろうからと、多少、教員に叱られるかも知れないが、急に泣いて周りを驚かせるよりはマシだろうと・・・
夜月『アトリー…、分かった、・・・今の姿勢ではなく肘を机に立てるように置き両手を組み、そこに俯くように頭をのせろ、それならすぐには眠った事には気づかれないはずだ』
天華『ソル君には私達から疲れが見えたから強制的に眠らせたと、言っておきます』
ジュール『アトリー、ゆっくり休んでね・・・』
((うん、分かった・・・ソルにはすぐバレちゃうもんね、ありがとう皆んな・・・))
夜月に言われた通りの姿勢をとりあたかも、疲れている風を装った。その先はもう、何も考えず胸いっぱいの多幸感だけを感じながら、静かに夜月の魔法が来るのを待った。
夜月『しばし安らかに眠れアトリー、“スリープ・クラウド“・・・』
天華&ジュール『『おやすみアトリー・・・』』
((・・・おやすみなさい・・・))すぅーー・・・・・・・・・
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