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第2章 少年期
28話 騒動の後は…計画は綿密?に… 第三者 視点
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シベラス補佐官が執務室で報告を終えた後・・・
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第三者 視点
報告の詳細を聞いた全員は一様に険しい顔をしていた。
サフィアス王「・・・・そうか、それで衛兵達の怪我の具合はどうなのだ?」
シベラス補佐官「そうですね、7人の怪我人のうち1人を除いた他6人は軽症ですが、“衛兵小隊長“が1人今も治療魔法で治療するぐらいの怪我を負っています、幸い 後遺症が残るほどの怪我ではないと治療魔法師が言っておりました」
「「「「「ほっ」」」」」
倒れた小隊長の怪我の具合が思っていたより悪くなくて安心した一同は改めて報告の内容を確認し出した。
サフィアス王「無事でよかった、彼らには何かしらの恩賞を与えねばな、彼らのおかげで奴等を取り逃さずに済んだ」
先代国王「あぁそうだな、もう少しでこの国の恥になる所であった」
ヘルツォーク前公爵「彼らはよく異変に気づいてくれたね」
ヘルツォーク夫人「えぇ本当に、普通は上司の行動に疑問を持つことはあまりないでしょうしね」
王太子「そうですね、異変を感じたからといって、すぐに行動して異変を探ろうとするとは中々できない事ですよ」
シベラス補佐官「普通なら尻込みする人が多いいでしょうね、いくら不正の疑惑が多い相手だからといって跡をつけて行動を監視するなんて…、賞賛に値します」
サフィアス王「そうだな、私からも直接お礼が言いたい ナビール小隊長が起きたら お見舞いに行こう時間を開けておいてくれ ラス」
シベラス補佐官「了解しました、後 今回“侯爵“の逃亡補助の件に加担した隊員達のまとめ役だったと思われるナムザク小隊長と首謀者の総隊長2人がこの様な魔道具を所持していました」
そう言いながら取り出された物は丸く小さい懐中時計のような形をした魔道具だった、懐中時計の蓋にあたる部分に奇妙な模様が入っていた。
サフィアス王「これは…、この模様はどこかで見たぞ・・・!、これは確かあの“マルモーヴェ教“の信者の一部が持っていたブローチの模様だ!」
シベラス補佐官「正解です陛下、この模様はあの“マルモーヴェ教“を示す紋章とは異なりその信者の一部の上層部が使用していた紋章です、今のところ上層部を示す意味でしか使われていなかったはずの紋章がこの様な魔道具を飾る模様になっているとは思いもしませんでしたよ」
サフィアス王「しかしこれはあの邪教と関係があったと言うことか?それとこの魔道具の機能は?」
シベラス補佐官「“邪教“との関係性は今の所分かっていませんが魔道具の機能としては単純で魔力を通すと対となる魔道具を所持している者が一定距離に近づくと蓋の中にある丸い水晶が光り光った色で距離が大体分かる程度のものでした、…ですがこの魔道具を他の部署の者が所持しているのを私が見たことがあります」
「「「「「!」」」」」
ここにきて不正行為をしているであろう人物達と“マルモーヴェ教“との繋がりがあるかも知れないと執務室にいた誰もが疑った、そしてアメトリンの噂の件でも深い関係があるだろうと…
サフィアス王「そ、それは城に仕える者達の中にまだ総隊長の協力者がいると」
シベラス補佐官「そう言う事になるでしょうね」
先王陛下「やはりおったか」
サフィアス王「だが、それは今 分かって良かった 今後 城内の一斉取り締まりに関する身辺調査の一つの基準になりそうだ」
シベラス補佐官「一斉取り締まり?」
顎に手を置き初耳だといった表情の補佐官。
サフィアス王「あぁ、今回の件で総隊長だけでこんな事をしでかすとは思えないと言う意見が出てな 侯爵の領地の現状を隠しているかもしれない者も含め他にも手引きしている者がいるのではと考えた結果、先程決定したんだ、それにラス、お前から巧みに不正の証拠を隠すまたは消すといった事を総隊長だけで容易に出来るはずは無いと皆の意見が合致したので安易に決めたわけではないよ」
シベラス補佐官「そう ですか、・・・・・では、アトリーの噂をばら撒いた貴族の件は後回しにして先に城の大掃除をしますか」
少し考えてから、そう提案したシベラス補佐官、反対はしないが優先順位を明確にしておこうと考えたようだ。
サフィアス王「ラス、それが 先程スタフにアメトリン君の噂の件の詳細を説明して時に出て来た疑問に対して予想を立てているとその“邪教“が絡んでいるのではと有力な予測の一つに入ったんだ、なので城の大掃除とアメトリン君の噂の調査は同時進行で行う方がいいと思う、
それにどちらを先に調査していても規模が規模だから、目ざとい貴族にはバレて証拠隠滅されてしまうだろう、それに総隊長が捕まったことで城内の関係者の警戒が強まったと思うしな」
シベラス補佐官「そうですね…、ではその予想とはどのような内容ですか?」
補佐官の質問に対してサフィアス王は先程でたヘルツォーク前公爵の予想やそこに至ったか過程も話した、
話を聞いて少し頭を下げてしばらく考え込んでいた補佐官、自分の中でもその予想を検証して答えが出たのだろう顔を上げて口を開いた。
シベラス補佐官「・・・・・、そう ですね…その予想は真実に1番近いかもしれませんね、それとその予想に付け加えるなら“邪教”の信徒達は何らかの方法で人に“暗示“をかけて勢力を伸ばしている可能性がありますね、例えば“人を洗脳する魔道具”とか」
「「「「「な⁉︎」」」」」
サフィアス王「さ、流石にそれはないのではないか?」
シベラス補佐官「私は最近 アトリーの噂をする人達に違和感があったんですよ、
先程の話の中で殿下が疑問に思った事で噂を広めた貴族に “自分や家族に不利益になるとは思い至らなかったのか“、
その点に対して、仮にその噂を広めた貴族達が高位貴族またはデューキス公爵家に多少の不満や恨みがあったとしましょう、
ですが普通に考えてみてください公の場で自分の家より格上の貴族家の批判する様な事を言いますか?それも王家の血の濃いデューキス公爵家に対して
普通は多少の不満や恨みがあったとしても、ちゃんとした理性があれば自分の立場や家族を思えば思い留まって表立って批判などしたりしないでしょう、
そんな事をすれば場合よっては名誉毀損や王家批判の反逆者として処罰されてもおかしくない、
ですから おかしいと思ったんです、そんな恐れ知らずな事をしでかす要素は何かとそう考えると先程 言った“暗示“もしくは“洗脳の魔道具“ならばあり得ると
実際さっき捕らえた衛兵の中に恐れ知らずな者がいましたよ、周りを騎士達で包囲されているにも関わらず逃げ出そうとした者が1人」
先代国王「確かに、それならばしっくりくるな、それにどちらの件もその“邪教“が絡んでいる事は間違いなさそうだな、それと昨日アメトリンが自分の友人を勧誘してきた者達を見てこう言っておったわ“最近、何の根拠も無い持論を盾に人を嘘吐き呼ばわりする人が増えていないか“と、アメトリンとしては前日のパーティーであった“例の侯爵の娘“の事を含めて言ったのだろうが、この噂の件に関して言い換えれば“何の根拠も無い持論を盾にあらぬ噂を信じている者が多い“と言ったところか、
あの子は何かしらの些細な事で違和感を感じてそう言ったのだろうがそれが正しいとすると、シベラスの言う“暗示“や“洗脳の魔道具”で“噂は事実だ”と思い込ませたさか もしくは“物事を深く考えるための思考力や理性“を奪った可能性が1番納得がいく」
ヘルツォーク前公爵「ふむ、そうするとこの件で関わった者達を安易に処罰することが出来なくなりそうだね」
王太子「そうですね、ですがもう やってしまった事に対してはきちんと罰を受けさせたほうがいいでしょうし」
ヘルツォーク夫人「それにその“暗示“もしくは“洗脳“されている者達がどの程度いるかによるわね、自ら進んで犯罪に手を貸した者や噂を流した者もいるでしょうし」
サフィアス王「城内の大掃除と噂をばら撒いた貴族それに“邪教“の影 か、かなり厄介な事になってきたな」
シベラス補佐官「陛下、今 気づいただけでも幸運ですよ、皆様はお忘れの様ですがあの“邪神教マルモーヴェ教“は国を乗っ取り傾かせた事で“邪神教“認定された宗教ですからね」
「「「「‼︎」」」」
シベラス補佐官と王太子以外の全員がその事をすっかり忘れていたようで言われて初めて今あるこの国の危機的状態に顔を顰めた、その話を聞いた王太子は子供の誘拐殺人だけではなく国をも傾かせ潰した“邪教“に より一層 嫌悪感を深めた様だ
先代国王「そうであったわ、これは我が国の乗っ取りをも企んでいた可能性があるな…」
先代国王はこれは参ったと額に手を当て上を向いた。
シベラス補佐官「そう言う事です、なので今回行なう摘発は素早くかつ綿密に行わなければいけません、今ジル王弟殿下に“侯爵ら“の監視の他に一緒に監視を行っている騎士達の“鑑定“をして貰って信用できる戦力を確保してもらっています、文官の中にも信用できる“鑑定スキル“を持つ者に協力を要請して城内の摘発を先に進めつつ、その間に今 王都にいる貴族達の身辺調査を影騎士達にこの紋章も一つの目安として調査して貰えば ほぼ同時進行で王都の大掃除は出来るはずです、それと叔父上、叔母上の手の者を少しお借りできると嬉しいんですが」
ヘルツォーク前公爵「ん?構わないけど 何をするんだい?」
補佐官「少し気になることを調べたくて、…この魔道具の出どころを突き止めて頂きたいんです」
カチャッ
補佐官は手に持っていた懐中時計型の魔道具をヘルツォーク夫妻が座るソファーセットのローテーブルの上に置いた、
ヘルツォーク夫人「これの?」
補佐官「えぇこれは見た所かなり新しい魔道具の様です、機能もダンジョン産の同系列の魔道具の劣化版みたいなので 何処かの工房が制作依頼を受けて作った代物だと思います、それにわざわざ この紋章を入れてますしね、その製造元から発注した人物を特定できれば一斉摘発がより一層 楽になると思います、難しいかも知れませんがお願いできますか?」
ヘルツォーク夫人「分かったわ、”小児性的愛好家“の調査と並行して出どころを追ってみるわ、私達に任せてちょうだい絶対突き止めてみせるわ、ねぇ貴方?」
ヘルツォーク前公爵「あぁ、任せてくれ ラス、君は貴族の不穏分子の摘発に集中しなさい」
補佐官「有り難う御座います 叔父上、叔母上、よろしくお願いします」
サフィアス王「これで方針は決まったな、今日この時から城内の不穏分子の摘発と王都内に滞在している貴族家の身辺調査を開始する、聞こえていたなクラルテ」
サフィアス王は何もない部屋の隅に視線を移しそう問いかけた。
?「はい、陛下」
男性でも無く女性でも無いしかしどちらとも取れるような声で返事があり サフィアス王が向けた視線の先に黒いローブを羽織りローブについたフードを目深に被り、顔も分からない性別不明の人物が浮かび上がる様に現れた。
サフィアス王「ではクラルテ、影騎士には今 王都内にいる貴族家の身辺調査を頼む、あ、そうだ デューキス家は入らない様に」
クラルテ「他の公爵家はよろしいのですか?」
チラッとヘルツォーク夫妻を気にした様子で訪ねてきた。
ヘルツォーク前公爵「あぁ、私達はかまわないよ家の影達と仲良くしてくれると助かるよ、それに家の使用人達はともかく出入りの商会がどこかで“邪教“と関わっているか分からないから そこは念入りに調査して貰えると嬉しいな」
サフィアス王「そう言うことだ、デューキス家は末の息子の事で 今 かなり神経質になっているから近寄らない方がいい 不用意に近づくと消されてしまうかもしれないからね、デューキス家に関わる情報で緊急性が高いと思われる情報は直接正面から知らせに行ってあげなさい、それなら消されないと思うから、それか先に担当を決めて顔合わせした方がいいか?ラス?」
補佐官「そうですね、その方が面倒ごとにならなくていいでしょうし、今夜にでも私が一緒に行って顔合わせしましょう」
サフィアス王「・・・その方がいいか、では担当を夕方まで2人決めて顔合わせに行ってくれ、そしてどちらかがいつでもデューキス家に報告に行けるようにしておいてくれ、ジルの所の使用人は全員“影“の一族から引き抜いていたはずだから大丈夫だとは思うが調べる必要がありそうな時にだけ本人に聞いた方がいいだろう、最後のヘルトホ公爵家は…うーん・・・一応、調査はしておいてくれ今は王都に来ているはずだが、こう言うことにあまり興味がないからな あの夫婦は調査に気づいても害がないと判断したら何もしないだろうし 気になったらここに聞きに来るだろうから その時 説明するよ、
他の貴族家の調査は導入できる最大の人員で素早く丁寧に行ってくれバレなければやり方は君達に任せる、後 報告はこまめに頼む、こちらで摘発された人物の情報も渡すので参考にすると良い」
クラルテ「了解いたしました、補佐官 後程 担当者をそちらに向かわせますのでよろしくお願いします、では皆様失礼いたいます」
彼?は敬礼すると音もなく執務室の扉から出て行き誰もいない廊下で姿を消した
ヘルツォーク夫人「あの子は優秀ね、入って来たのは分かってはいたけど何処にいるかまでは分からなかったわ」
ヘルツォーク前公爵「そうだね、それにしても扉前の近衛騎士達はどうしたんだい?」
補佐官「あぁ、その事でしたらここに入る前に警備の配置を私が変えて来ました、侯爵の件でここに押し掛けられても困りますからね」
先代国王「そうか、誰が“邪教“と繋がっっとるか分からんからな」
先代国王の言葉に静かに頷く補佐官。
サフィアス王「よし、これで王都内の貴族の件は報告を待つとして、叔父上達にも協力していただく事もできた、
後の城内の件はジルが選抜した騎士達を主軸に城の出口を封鎖して信用できる鑑定スキルを持つ者を護衛しながら各部署の人員を鑑定しつつ不穏分子をじわじわと炙り出すとしようか、これから暫くは忙しくなるとは思うが皆で協力して民の為国の為に頑張って乗り切ろう!」
その場にいた全員が自分の役目を理解し全力で事を進めると言う覚悟を持ち真剣な眼差しで強く頷いた。
*サフィアス王のこの言葉でこの国で前代未聞の“大胆かつ大規模な一斉摘発”が行われる事となった、この事は後世に“サフィアス王の大英断”として語り継がれ学園の歴史の教科書に乗るほどの大捕物となる。
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