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第1章 幼少期
1話 間違えてるじゃ〜ん‼︎
しおりを挟むどうも、私です、この世界に生まれて来て早いもので3ヶ月、ようやく目がハッキリ見えてきだした頃、人間観察と言う名の現実逃避を続けていた私は、やっと現実を受け入れた。
自分が“男“に生まれ変わったと言う現実を・・・・・・・・・
(って、そう簡単に受け入れてたまるか~~っ‼︎) 「ぅあうぁあぁ~~‼︎」心の底からの雄叫びだった・・・
ガチャッ
重厚感のある扉が開いて人が入ってきた。
「あらあら、今日も元気ねぇアトリー」
今、部屋に入って来て私に喋りかけて来たのは今世での母親だ、私の寝かされているベビーベッドを覗き込みながら、ニコニコと笑っている顔はいつ見ても美しい。
“アトリー”とは今世の私の名前だ、正式な名前は“アメトリン”確か前世の記臆の中では、アメジストとシトリンが混ざってる宝石の名前だったはず、どうやら今世の我が家は瞳の色で宝石から名前をつける家系の様だ、母の名前もシトリンから取ったのか“シトリス”と言うし…
でも、あれ?母は嫁に来ているのだから母の実家も同じなのかな?まぁそこら辺の事はまだ分かんないから、いつか機会があれば聞いてみる事にしよう、まだ赤ちゃんだしね…
まぁ何にしても“アメトリン”って良い名前を貰えて満足だ!
と言うか私の瞳の色は紫色と黄色が混ざっているのかぁ、祖母も同じ瞳をしているそうだけど、ぱっと見 紫色だったからなぁ、近くでよく見ないと黄色が入ってるの分からないなぁ、どうやらこの世界には様々な色味を持った人がいるみたい、まっ、アメトリンの瞳と言われても、どんな混ざり方をしているのか全然分かんないだけど!なにせ鏡で自分のこと見た事無いからね!
それにしても、こちらを見ている母の顔をマジマジと見て思うのが…
(いやぁ、しかし今世の自分の顔には期待ができますなぁ)
それもそうだ、今、目の前にいる母は見た目年齢20代前半、胸元にフリルがついたブラウスに、青系統で仕上げられたロングスカートを着た、全体的に柔らかい印象の癒し系美女。
長いまつ毛にパッチリ二重の目は大きく、ちょっとタレ目な所がチャーミング、瞳の色は金色に近い“シトリン”の様にキラキラと輝いている、透き通った黄色。
髪はウェーブのついた銀髪を綺麗に編み込んだ、ハーフアップが可愛く仕上がっている。
「あら、またこの子ったら、こちらをじっと見つめて笑っているわ、そんなに私の顔が好きなのかしら?」
問いかけながら 私を抱き上げて、近くにあったソファーに静かに座った。
(おっと、ヤバイヤバイ私は赤ちゃん、私は赤ちゃん・・・、母の顔は好きですよ~)
「あぅあ~あぁ~」
「ふふっお返事してくれたわ!可愛いわねぇ、ねぇリア」
と後ろを振り返り、何か作業していたメイドに話しかけた。
「えぇ、アメトリン様は本当に奥様に似て、大変 お可愛らしいです」
メイドはニコニコ微笑みながらこちらに来た。
(このメイドさんいつも思うけど、いつからそこに居たんだろ)
「あうぁ~」手をバタつかせてみる。
「ふふっ、今日もご機嫌ですね」
ニッコリ笑って私を見た。
(そう、どうやら 今世の私は母親似らしいのでこうご期待だね!このメイドさんも別の系統の美人さんで眼福です!)
“リア”と呼ばれた母専属のメイドさん。(フルネームは知らない)
見た目年齢は20代半ば母より少し上に見える、キッリッと引き締まった雰囲気の綺麗系美人。
少々鋭い目は、笑うと途端に柔らかい印象に変わる、瞳の色は”ペリドット“の様な透き通った若葉色。
髪はストレートの艶やかな黒髪で、後ろにお団子を作りキチッと結い上げて、メイド服をビシッと着こなしている。
(母が可愛い系なので二人並ぶと本当、目の保養‼︎良きかな良きかな~)
「あぅあぅ~」
そんな感じでほのぼの思っていると・・・
コンッコンッ と扉が鳴って。
「お母様、カシミールです、入ってよろしいですか?」
「どうぞ~」母が返事返したら。
ガチャッ
将来は美人確定!と言える水色のエプロンドレスを着た美少女入って来た。
髪は母より強めのウェーブが掛かった金髪で、胸の辺りで切り揃えてあり、ハーフアップにして大きめの青色リボンを後ろの結び目で飾ってある。
少し大きい切れ長の目に、名前のとおり”カシミールサファイア“(?であってたはず)をはめ込んだ様な、透き通った濃い青色の瞳をした美少女。
名前は“カシミール”、あだ名は“カミィ”、今年9歳なる5人兄弟の1番上で、今世での私の実の姉だ。
「あら、カミィ今日の勉強は終わったの?」母の近くまで来ていた姉に母が聞いた。
「ハイ、お母様、アトリーに会いたくて、急いで今日の課題を終わらせて来ましたわ!」ニコニコと得意げに返事をした。
「まぁ、偉いわねぇ」
と、姉の頭を母が撫でた、頭を撫でられた姉は嬉しそうに微笑んだ。
ひとしきり笑い合った姉は、私を見て いつもの様にニコニコと頭を撫でながら声をかけてくれた。
「アトリーもいい子にしてた?」
「ふふっ、いい子にしてたわよ、ねぇアトリー」
(ハイ!いい子にしてましたよ~、やる事無いからね!)
「あぅ~」
「ふふっ、お返事したの?いい子ねぇ 可愛い!お母様、私もアトリーを抱っこしたいの、ダメ?」
姉の突然のおねだりに、私は戦々恐々としつつ母と姉のやりとりを見守った。
「そうねぇ、もうだいぶ首がしっかりしてきたからいいけれど、赤ちゃんの体はまだ柔らかいから、ちゃんとソファーに座って気をつけて、そっと抱っこするのよ?」
「はい、お母様気をつけます」と、約束した姉はソファーに深く座った。
ソファーに座った姉に手渡された私は、最初は体に力が入っていたが・・・
(んぅ?あれぇ意外と上手いな、…あっ、当たり前か、後他に兄妹3人いるから慣れるのかな?長女だもんねカミィ姉様。)
「アトリー、カミィ姉様ですよ~アトリーはいつ見ても可愛いねぇ~、また少し大きくなったかなぁ?」
「そうねぇ、赤ちゃんはすぐ大きくなっちゃうからねぇ」母はニコニコ笑いながら、私を抱っこしている姉を微笑ましそうに見ている。
「はぁ、そうですよね、来年から学園に行かなきゃいけなし、アトリーと会う機会が減っちゃうから、アトリーの成長過程が見れなくなっちゃう、掴まり立ちができる様になった瞬間のアトリーは絶対可愛いのにぃ~‼︎」
と、悔しがっている姉ここ最近ずっとこんな調子だ、どうやら来年から通うことになる学園が王都にあるらしく、今いる屋敷?は王都から遠い領地にあるので、学園に通うには王都の(多分)屋敷に移って通学することになるらしい、それが嫌で姉はご機嫌斜めらしい。
「あらあら、まあまあ、長期休暇の時にたくさん遊んであげるんでしょ?」と少し困った顔で笑いながら姉の背中を撫でながら宥めてた。
まぁ、この国の王侯貴族の子供達は皆んな学園に通うのが基本みたいだ、余程の事がない限り“学園に行かない“と言う選択肢は無いらしいし。
それに父や母に、「王家の血を注ぐ公爵家の長女が、下の兄妹達や他の貴族家の模範にならなければ」と諭されて、渋々頷いていた、それでも学園に行くのと、私に会えないのは話が別らしい、「学園に行くのはいいけど アトリーに会えないのは嫌っ!それにアトリーに忘れられたらどうしよう‼︎」と大泣きしたらしい。
それを聞いた時 私は、(姉、可愛いかよ‼︎)と心の中でニヤニヤした、声には出てたかもだけど、まぁどうせ「あうっ、あうぁあ‼︎」て、聴こえるくらいだしね。
そんなやり取りをしていたらまた。
コンッコンッと扉が鳴って。
「母上、入ってよろしいでしょうか?」母がまた「どうぞ~」と返事を返す。
ガチャッ
扉を開き「失礼します」と律儀に言いながら入って来たのは、
母譲りの緩めのウェーブした濃いめの銀髪を、肩につかない長さまで伸ばした、穏やかな雰囲気の美少年がゆっくり入ってくる。
瞳は“カイヤナイト”の様な、透き通った少し濃ゆい青色をしている。
長男の“カイヤト”8歳だ、あだ名は“カイ”と呼ばれている。
兄の後ろに続いて入って来た、
ストレートの明るい金髪をショートカットにした、活発そうなまたもや美少年。
“シーライト”の様な透き通った橙色の瞳を、楽しそうに細めて、兄を追い越し、こちらに駆け寄って来たのは、
次男の“シーライ”5歳、あだ名は“ライ”、今は母に「ライ、走っちゃダメでしょ」と嗜められてる。
その次兄の後から呆れた顔で入って来たのは、
ストレートの銀髪を背中の中間まで伸ばし、右の横髪を三つ編みにして前に垂らして、結び目に細い紐状のリボンで飾っている可愛い髪型に、
“ヘリオドール”の様な透き通った濃い黄色の目は、先ほど走って行った双子の兄のライを嗜める様に見ている。
次女の“ヘリオラ”5歳、あだ名は“ヘリー”、“ライ”と“ヘリー”は双子の兄妹だが、どっちかというとヘリーの方がお姉さんに見える。
「あら、みんな勉強は終わったの?」
「「「ハイ、終わりました!」」」
3人声を揃えて返事をした事に、母はビックリして目を丸くした後 楽しそうに笑った。
「ふふっ、みんな偉いわねぇ、ふふっ」母の笑いのツボに入った様だ。
どうやら兄姉達は、今日の勉強を終わらせた後すぐにこちらに来たようで、3人は部屋の外でタイミグを合わせたように合流したみたいだ、状況を確認し合い長兄がノックを、と決まって入って来たそうな。
(今世の我が兄姉達は優秀な様だ、勉強早く終わらせるって兄妹で同じことしてるし、返事も同じだし…)
コンッコンッ、ガチャ
「なんだか楽しそうだね、私も入れておくれよ」と返事も待たずに扉から顔を出したのは。
サラサラストレートの金髪で、胸の辺りの長さの髪を後ろでひとつに纏めて、肩から前にたらして、
こちらを優しく見ている切れ長で二重の目は、透き通った紺色に少し紫がかった“アイオライト“のような色をしている。
スッと通った高い鼻筋にシャープな顎のラインに、爽やかな笑顔が“ザ・王子様“の雰囲気を醸し出す、見た目年齢20代前半の美青年。
今言った容姿は所謂、この国での“王族顔“と言われる容姿だ、その容姿をしているのが、今世で父親である“アイオラト”だ、あだ名は“ラト”
そして、兄姉達は全員、父親似の“王族顔“だ。
コンッコンッ
「いいかね入るよ?」
父が半身を扉から出してる背後にまだ人がいた様だ、父がちゃんと部屋に入って、横に避けたのを確認して入って来たのは。
ストレートの金髪をショートカットして、後ろ頭の下半分を刈り上げているキリッとした雰囲気で、
透き通った濃い青色に、うっすら緑がかかっている“インディゴライト”の様な瞳は、父アイオラトより威厳があり、
父が歳をとったらこんな感じになるのかなぁ、と思わせるガッシリとした体格と口髭がポイントのジェントルマンは、
我が家の“王族顔“の根源たる、今世での父方の祖父“インディ”、40代くらいあだ名は“イディ”。
部屋に入って来た時はキリッとした顔だったのに、孫達を見た途端フニャッとした笑顔になる祖父は孫バカで、孫達にかなり甘々なのだ。
そんなだらしない笑顔の祖父の後ろから顔を出して来た女性が、
「あらまぁ、また皆揃っているのねぇ」と入って来た。
強めのカールの金髪を両サイド少し残して、綺麗な編み込みでアップにしている、見た目年齢30代の優しそうな美女。
アーモンド型の目をよく見たら、透き通った紫色をベースに、瞳の面積の4分の1ぐらいが黄色に見える、コレが“アメトリン”の瞳か、
何故詳しく分かったかって?今 現在進行形で祖母の腕の中で抱かれながら観察しているからだよ!
祖母“アメトリア”、あだ名は“アリー”、何故、私が祖母に抱かれるまでに至ったかの経緯を簡単に説明すると。
父が私を抱っこしようと、動いた時に祖父も同時に動いた、
すると、どちらも先に私を抱っこすると言い出して言い合いを始める、その旦那と息子を横目に、祖母が母や姉の座っているソファーの周りにいる兄姉達に近寄り、兄姉達の頭を撫で、声をかけながら ソファーにいる姉の隣に優雅に座り、私を抱っこしている 姉と2、3話した後に、「私も抱っこしてもいいかしら?」と優しく姉に了承を得て、抱っこを交代してもらい今現状に至る。
なんてスマート、かつ優雅に目的を達成していた祖母、我が家の頂点は祖母なのだろう。
最近のおなじみとかしている このやり取りを嬉しく思いつつ、今の状況を整理しよう。
まず、祖父母、両親、兄姉達からは自分で言うのもなんだが 溺愛されている様だ、まぁ、そこは安心した、冷めた関係の家族とか嫌すぎる・・・
しかも皆んな美形揃い。(美形しかおらんのかい‼︎)
後どうやら我が家は、[由緒正しい王家の血]を引いた[公爵家]らしい、これが“王族顔“の理由・・・
そして私は[公爵家の三男]に生まれたらしい。(ここ大事!)
(三男、さんなん、サンナン、さ、ん、な、ん!)
強調してみましたが、現状は変えることのできない事実にため息が出る。
確かに、神様は約束通り、なに不自由ない転生先を選んでくれたけど・・・
まだワチャワチャ言い合いしている祖父と父を尻目に、母と祖母、兄姉達が和気あいあいとしている所に、
(私っ‼︎前世!女だったんですけどぉ~‼︎性別、間違えるじゃ~ん‼︎)「あふっ!あうぅ!あぁうぅあ~うぅ~‼︎ふぁあ゛ぁぁ~~~~~ぁ‼︎」
半泣きで…、いや、最終的に泣いた、心の底の雄叫びを上げた。(本日二回目)
急に泣き出した私に、周りがワタワタしながら あやしてくれているのを無視して。
私は神様達とやり取りを思い出していた・・・・・
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