19 / 22
その極上の果実は毒入りだった……
しおりを挟む
すっかり日も落ち、夜のとばりが下りてきていた。
そんな中東条と石階段を一歩一歩登っていく。周りに人影はない。
ずいぶん離れたが、縁日による喧騒と行燈による特有の明かりはまだかろうじでこちらにまで漏れてきている。
「まさかアキラ君と縁日に来るなんてね。それも浦島君と一緒になんて」
「だよな。それは俺も思うわ」
あの屋上での衝撃的な告白を思えば、確かにこの状況は不可解といっていい。はじめは番長の恐怖と戦うために行動を一緒にしていただけだったのに、今は完全にプライベートの時間を、それも元凶の番長も含めて共有しているのだ。まさに人間関係は複雑怪奇なり。
「それにしても弟君にはびっくりしたよ」
「ああ、そうだよなぁ。怖い思いさせてごめんな」
「なんか林間学校のあともしばらく様子おかしかったもんね。嫉妬深いとか近づかない方がいいとか、こういう意味だったわけか」
東条は怒るというよりむしろ得心しているようだった。うんうんと噛み締めるように何度も頷いている。進のあんな狂気を見せつけられてよく普通にしていられるものだ。
「お、結構広いのな」
最上段まで登るとそこは開けた広場になっており、中心にはお堂がある。ここまで来ると縁日の喧騒はもはやほとんど聞こえてこなかった。
賽銭箱の前で小銭を投げ入れ、パンパンと手を合わせる。
いつかの夜を思い起こさせた。
「思い出しちゃうね」
「ああ」
俺と東条が共有する思い出は決して多くはない。この状況下で林間学校での夜がお互いの頭をよぎるのは必然的だろう。
不快ではない沈黙がこの場を支配する。
俺は今更ながらどうしても気になっていたことを東条に打ち明けることにした。
「答えたくないなら答えなくてもいいんだけど」
枕詞はあの日と一緒だ。
「ふふ、なぁに?」
東条もこの状況を楽しんているようだ。
「東条さんはどうして俺のこと、その……好きになったりしたの?」
面と向かって尋ねるにはあまりに照れ臭かったため、「さん」付けして完全にあの夜を再現することにした。まぁ要するに照れ隠しだ。
「それは……う~ん。仮に他人行儀に呼ばなくてもちょっと言えないかも」
返答は意外なものだった。ここは再現通りに、「他人行儀に呼ぶなら教えない」と言われて慌てて呼び捨てにしてからすぱっと教えてもらえると思っていたのに。
「色々考えてもどうしてもわかんないんだよ。俺たちはそれまでも接点があったわけじゃなかった。なのにいきなり呼び出されて告られるし」
そうなのだ。
俺は東条との間に、何のイベントも起こしていないのだ。
窮地を救ったわけでもなければ幼馴染だったなんてオチもない。自分でいうのも癪だが一目ぼれされるような外見でもない。いいとこ中の下といったところでおよそ好かれる要素なんてなかった。むしろ良くない噂が蔓延してるぐらいだろう。
「答えたくないなら答えなくてもいいんじゃなかった?」
東条はイジわるそうな笑みを浮かべている。
「ま~そうだけどさ。腑に落ちないってのはなんか気持ち悪くて」
「気持ち悪いって……あんまりな言い草じゃない」
「いや東条が、とかじゃなくて、さ。だって不自然だろ? 理由もなく唐突に好きになるもんなのか?」
「ふふ、わかってるよ。でもそういう恋もあるんじゃない? 僕の場合は違うけど」
……なんだその思わせぶりな発言は?
「僕は君のことを一年前から知っていた」
「……」
「今言えるのは、それぐらい、かな?」
「……その一年前ってのが俺を好きになるのと関係してんのか?」
「……さぁね。はいっ! この話はもうお終い!!」
東条はそれ以上の追求を終わらせるかのようにパンっと大きく手を合わせた。
「いいじゃないか別に。僕はアキラ君のことが好き。それは間違いないんだからさ」
非常に気にかかる発言ではあった。が、これ以上は野暮だろう。俺にとって藪蛇の可能性すらある。
「わかったよ。もう聞かない」
「ふふふ、そうして? いつか話してあげるかもしれないから。でもそれより嬉しいな」
「なにが?」
「だってそんなに気になるってことは、僕のこと多少なりとも考えてくれてるってことじゃない。どうでもいい相手だったらそんなこと気にならないでしょ?」
言われてみれば確かにそうだ。
初めは理由が気になる云々の前になんとか逃げ出すことしか考えてなかった気がする。ようやく正面からこの案件に向き合おうとしてるのかもしれない。
「だけどやっぱ不純な目で見てるよ俺」
チラっと東条の浴衣の襟に目をやった。
それでも諦めてくれたら、との思いは未だにあるのだ。期待させるのはなんだか申し訳なかった。
あえて失望させるような言葉をチョイスする。
「ほんとエッチだよねアキラ君って」
呆れたようにジト目で見つめられる。
見るなといわんばかりに襟元に手をやっていた。
クソ!!
そういう変な恥じらいがあるから俺も変な気持ちになるというのに!!
「ま~そこらへんは半分諦めたよ。別にいいよそういう風に僕のこと見ても」
東条は溜息をつくと襟に当てていた手を下ろした。
「えっ?」
なんということか……まるで剥き出しの果実ではないか。その行為と言動に思わずあんぐりと口を開けてしまった。
「変な話だけどさ。こんな身体してるからこそ、アキラ君だって少しは意識してくれてるのかなって思うこともあるんだ。仮に僕が浦島君みたいな風体だったらとっくに脈なんてなかったろうし」
さらに東条はそんなとんでもないことを言い出した。
……それはつまり?
見放題?
お、お触りも……?
ゴクリ。
「……今生唾飲み込んだでしょ? それ以上近づいたらぶん殴るけどいい?」
ハッ!! バレてる?? すんげー軽蔑の眼差しが向けられていた。
「変な期待してんじゃないよ。もう! 生理的に仕方ないって理解してるだけだから。こっちだってそんな視線向けられるのはあんまり気持ちのいいものじゃないんだよ?」
「そ、そうだよな。ごめん」
俺は何をやっているのか。
まるで配慮がなってなかった。本当は不愉快だろうに、彼は俺の最悪な行為すら客観的に仕方ないことだと言ってくれただけなのに。
こんな不埒者は死んだ方がいいのかもしれない。
「そんな露骨に落ち込むなよもう~。あのね!」
罪悪感に打ちひしがれていた俺に対し、東条はモジモジしながら、
「そ、そういうコトしたいんだったら、ちゃんと僕の気持ちに応える覚悟が出来てからにしてよ」
と、核弾頭級の一言を落としてきた。
視線を逸らし、頬を染めて照れたような仕草がなんとも……。
ああもういいかなそれでも。
最近東条異様に可愛いし、優しいし。まるで女性みたいだし。
俺はボーとしつつも思わず東条に手を伸ばす。禁断の果実まであと僅か。
そのとき……。
再び起こるは一抹の神風。
ヒューっと俺たちの間を抜けていった。
「……」
って思い出せ俺!!
惑わされるな俺!!
忘れかけていたが彼はサイコヤンホモの素養があり、手段を選ばぬマキャベリストなのだ。
この事態は完全に彼の盤上の遊戯であり、掌であり、術中なのだ。
なるほどこの男……まるで抜け目ない!
駆け引きの鬼! 危なかった!
硬軟織り交ぜつつ、しおらしい態度を取りながら恥じらいを見せつけ、俺の性的興奮を誘導している。仮に色気なく好きにしていいよ、なんて言われてもあんな気持ちにはならなかったろう。
覚悟が出来てから、と念押ししたのも巧い。ここで手でも出そうものなら、それこそ地の果てまでも追いかけられて俺は一生の責任を取らされるだろう。あの日の東条の豹変ぶりを忘れてはならない。
「わかったよ。わかったからそんな身を切り売りするような言い方しないでくれ」
ポンと軽く東条の肩に手を置き、そう切り出す。危うくもっと下の方に手を伸ばしかけていた。
「なぁんだ。バレてたか。もうちょっとかなって思ってたけど」
「お前な……」
あっぶねぇ!! やっぱり罠だったか。
あの天使のような恥じらいはどこへやら。
小悪魔のようにベーっと舌を出したかと思えば、あっつーと言いつつ襟元をバタつかせはじめた。胸元がチラつくどころではない。ほぼ視えている、が特に気にしてないようだった。
当たり前だ。
俺たちは男同士なのだ。
そんな前提のこともつい忘れてしまう程の魔力だった。もはや魔法の域ともいえる。
今にして思えばそもそもの浴衣という恰好からして罠だったに違いない。なんて恐ろしい子!
「あ、触る?」
そして思い出したかのように自分の胸元を指さしてそう言った。
色気もくそもあったもんじゃない。
「はあぁ、東条は逞しいよ……」
一気に頭が冷え、湧き出ていた情欲は股間と共に萎えた。
後ろ手に頭をガシガシさせて正気を取り戻す。
そう。
忘れてはならない。
確かに東条は可憐だ。見た目は女性。それもただの女性ではない。とびきりイイ女。
――だが男なのだ
そんな中東条と石階段を一歩一歩登っていく。周りに人影はない。
ずいぶん離れたが、縁日による喧騒と行燈による特有の明かりはまだかろうじでこちらにまで漏れてきている。
「まさかアキラ君と縁日に来るなんてね。それも浦島君と一緒になんて」
「だよな。それは俺も思うわ」
あの屋上での衝撃的な告白を思えば、確かにこの状況は不可解といっていい。はじめは番長の恐怖と戦うために行動を一緒にしていただけだったのに、今は完全にプライベートの時間を、それも元凶の番長も含めて共有しているのだ。まさに人間関係は複雑怪奇なり。
「それにしても弟君にはびっくりしたよ」
「ああ、そうだよなぁ。怖い思いさせてごめんな」
「なんか林間学校のあともしばらく様子おかしかったもんね。嫉妬深いとか近づかない方がいいとか、こういう意味だったわけか」
東条は怒るというよりむしろ得心しているようだった。うんうんと噛み締めるように何度も頷いている。進のあんな狂気を見せつけられてよく普通にしていられるものだ。
「お、結構広いのな」
最上段まで登るとそこは開けた広場になっており、中心にはお堂がある。ここまで来ると縁日の喧騒はもはやほとんど聞こえてこなかった。
賽銭箱の前で小銭を投げ入れ、パンパンと手を合わせる。
いつかの夜を思い起こさせた。
「思い出しちゃうね」
「ああ」
俺と東条が共有する思い出は決して多くはない。この状況下で林間学校での夜がお互いの頭をよぎるのは必然的だろう。
不快ではない沈黙がこの場を支配する。
俺は今更ながらどうしても気になっていたことを東条に打ち明けることにした。
「答えたくないなら答えなくてもいいんだけど」
枕詞はあの日と一緒だ。
「ふふ、なぁに?」
東条もこの状況を楽しんているようだ。
「東条さんはどうして俺のこと、その……好きになったりしたの?」
面と向かって尋ねるにはあまりに照れ臭かったため、「さん」付けして完全にあの夜を再現することにした。まぁ要するに照れ隠しだ。
「それは……う~ん。仮に他人行儀に呼ばなくてもちょっと言えないかも」
返答は意外なものだった。ここは再現通りに、「他人行儀に呼ぶなら教えない」と言われて慌てて呼び捨てにしてからすぱっと教えてもらえると思っていたのに。
「色々考えてもどうしてもわかんないんだよ。俺たちはそれまでも接点があったわけじゃなかった。なのにいきなり呼び出されて告られるし」
そうなのだ。
俺は東条との間に、何のイベントも起こしていないのだ。
窮地を救ったわけでもなければ幼馴染だったなんてオチもない。自分でいうのも癪だが一目ぼれされるような外見でもない。いいとこ中の下といったところでおよそ好かれる要素なんてなかった。むしろ良くない噂が蔓延してるぐらいだろう。
「答えたくないなら答えなくてもいいんじゃなかった?」
東条はイジわるそうな笑みを浮かべている。
「ま~そうだけどさ。腑に落ちないってのはなんか気持ち悪くて」
「気持ち悪いって……あんまりな言い草じゃない」
「いや東条が、とかじゃなくて、さ。だって不自然だろ? 理由もなく唐突に好きになるもんなのか?」
「ふふ、わかってるよ。でもそういう恋もあるんじゃない? 僕の場合は違うけど」
……なんだその思わせぶりな発言は?
「僕は君のことを一年前から知っていた」
「……」
「今言えるのは、それぐらい、かな?」
「……その一年前ってのが俺を好きになるのと関係してんのか?」
「……さぁね。はいっ! この話はもうお終い!!」
東条はそれ以上の追求を終わらせるかのようにパンっと大きく手を合わせた。
「いいじゃないか別に。僕はアキラ君のことが好き。それは間違いないんだからさ」
非常に気にかかる発言ではあった。が、これ以上は野暮だろう。俺にとって藪蛇の可能性すらある。
「わかったよ。もう聞かない」
「ふふふ、そうして? いつか話してあげるかもしれないから。でもそれより嬉しいな」
「なにが?」
「だってそんなに気になるってことは、僕のこと多少なりとも考えてくれてるってことじゃない。どうでもいい相手だったらそんなこと気にならないでしょ?」
言われてみれば確かにそうだ。
初めは理由が気になる云々の前になんとか逃げ出すことしか考えてなかった気がする。ようやく正面からこの案件に向き合おうとしてるのかもしれない。
「だけどやっぱ不純な目で見てるよ俺」
チラっと東条の浴衣の襟に目をやった。
それでも諦めてくれたら、との思いは未だにあるのだ。期待させるのはなんだか申し訳なかった。
あえて失望させるような言葉をチョイスする。
「ほんとエッチだよねアキラ君って」
呆れたようにジト目で見つめられる。
見るなといわんばかりに襟元に手をやっていた。
クソ!!
そういう変な恥じらいがあるから俺も変な気持ちになるというのに!!
「ま~そこらへんは半分諦めたよ。別にいいよそういう風に僕のこと見ても」
東条は溜息をつくと襟に当てていた手を下ろした。
「えっ?」
なんということか……まるで剥き出しの果実ではないか。その行為と言動に思わずあんぐりと口を開けてしまった。
「変な話だけどさ。こんな身体してるからこそ、アキラ君だって少しは意識してくれてるのかなって思うこともあるんだ。仮に僕が浦島君みたいな風体だったらとっくに脈なんてなかったろうし」
さらに東条はそんなとんでもないことを言い出した。
……それはつまり?
見放題?
お、お触りも……?
ゴクリ。
「……今生唾飲み込んだでしょ? それ以上近づいたらぶん殴るけどいい?」
ハッ!! バレてる?? すんげー軽蔑の眼差しが向けられていた。
「変な期待してんじゃないよ。もう! 生理的に仕方ないって理解してるだけだから。こっちだってそんな視線向けられるのはあんまり気持ちのいいものじゃないんだよ?」
「そ、そうだよな。ごめん」
俺は何をやっているのか。
まるで配慮がなってなかった。本当は不愉快だろうに、彼は俺の最悪な行為すら客観的に仕方ないことだと言ってくれただけなのに。
こんな不埒者は死んだ方がいいのかもしれない。
「そんな露骨に落ち込むなよもう~。あのね!」
罪悪感に打ちひしがれていた俺に対し、東条はモジモジしながら、
「そ、そういうコトしたいんだったら、ちゃんと僕の気持ちに応える覚悟が出来てからにしてよ」
と、核弾頭級の一言を落としてきた。
視線を逸らし、頬を染めて照れたような仕草がなんとも……。
ああもういいかなそれでも。
最近東条異様に可愛いし、優しいし。まるで女性みたいだし。
俺はボーとしつつも思わず東条に手を伸ばす。禁断の果実まであと僅か。
そのとき……。
再び起こるは一抹の神風。
ヒューっと俺たちの間を抜けていった。
「……」
って思い出せ俺!!
惑わされるな俺!!
忘れかけていたが彼はサイコヤンホモの素養があり、手段を選ばぬマキャベリストなのだ。
この事態は完全に彼の盤上の遊戯であり、掌であり、術中なのだ。
なるほどこの男……まるで抜け目ない!
駆け引きの鬼! 危なかった!
硬軟織り交ぜつつ、しおらしい態度を取りながら恥じらいを見せつけ、俺の性的興奮を誘導している。仮に色気なく好きにしていいよ、なんて言われてもあんな気持ちにはならなかったろう。
覚悟が出来てから、と念押ししたのも巧い。ここで手でも出そうものなら、それこそ地の果てまでも追いかけられて俺は一生の責任を取らされるだろう。あの日の東条の豹変ぶりを忘れてはならない。
「わかったよ。わかったからそんな身を切り売りするような言い方しないでくれ」
ポンと軽く東条の肩に手を置き、そう切り出す。危うくもっと下の方に手を伸ばしかけていた。
「なぁんだ。バレてたか。もうちょっとかなって思ってたけど」
「お前な……」
あっぶねぇ!! やっぱり罠だったか。
あの天使のような恥じらいはどこへやら。
小悪魔のようにベーっと舌を出したかと思えば、あっつーと言いつつ襟元をバタつかせはじめた。胸元がチラつくどころではない。ほぼ視えている、が特に気にしてないようだった。
当たり前だ。
俺たちは男同士なのだ。
そんな前提のこともつい忘れてしまう程の魔力だった。もはや魔法の域ともいえる。
今にして思えばそもそもの浴衣という恰好からして罠だったに違いない。なんて恐ろしい子!
「あ、触る?」
そして思い出したかのように自分の胸元を指さしてそう言った。
色気もくそもあったもんじゃない。
「はあぁ、東条は逞しいよ……」
一気に頭が冷え、湧き出ていた情欲は股間と共に萎えた。
後ろ手に頭をガシガシさせて正気を取り戻す。
そう。
忘れてはならない。
確かに東条は可憐だ。見た目は女性。それもただの女性ではない。とびきりイイ女。
――だが男なのだ
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
撃ち抜けヴァージン
タリ イズミ
恋愛
金髪の女子高生の姫宮璃々子は、入学して一ヶ月にして遅刻十回、教師に罰掃除を命じられた。指定された化学実験室に向かうと、人気のないそこにクラス委員長で線の細い眼鏡男子和泉と隣のクラスの高身長爽やかイケメン碓氷の二人がいた。
※BLなのは碓氷×和泉ですが、姫宮と和泉の恋愛話です。
※碓氷と和泉がキスするシーンがありますが、濃厚な描写は一切ありません。あくまでも男女の恋愛話です。
※完結にしていますが、続きを書くかもしれません。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2024/12/11:『めがさめる』の章を追加。2024/12/18の朝4時頃より公開開始予定。
2024/12/10:『しらないこ』の章を追加。2024/12/17の朝4時頃より公開開始予定。
2024/12/9:『むすめのぬいぐるみ』の章を追加。2024/12/16の朝4時頃より公開開始予定。
2024/12/8:『うどん』の章を追加。2024/12/15の朝8時頃より公開開始予定。
2024/12/7:『おちてくる』の章を追加。2024/12/14の朝8時頃より公開開始予定。
2024/12/6:『よりそう』の章を追加。2024/12/13の朝4時頃より公開開始予定。
2024/12/5:『かぜ』の章を追加。2024/12/12の朝4時頃より公開開始予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる