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6章:迷宮都市のギルド

その頃、傍観者たちは

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一方、ライオネルとレックを迷宮都市に送り、そのまま神獣竜界に戻った俺、リン、そしてそのまま遊びにきているシリルは、いつものメンバー、隠居組もやってきて、みんなで外でバーベキューをしながらエールとワインをのんでいる。

「久しぶりだぞ。 ここにきたの」と肉ほおばりながらいうシリル。
「だよな。 魔界と人間社会を行き来してただけだしなお前は」
「そうだぞ。 まぁ、シュンさんとほぼ毎日模擬戦できたからいいんだぞ」とニコニコしてる。
「魔界にきた時も我と模擬戦してたぞ、こいつ」って突っ込む大魔王だ。
「この戦闘狂が」ってリンも突っ込んでる。
「現魔王が戦闘狂のおかげで、平和な魔界なくせに魔族の戦闘能力があがってるぞ」と苦笑いしながらワインをのむ大魔王。

まじかよ。 そういや、模擬戦好きだもんなシリル。 ちょっと笑える。

「シュン、結局、人間社会はどうなりそうだ?」ってアーク。
「ここに戻る前によ、例の壁を見にリンとシリルでいったんだよな。」
「へぇー、んで壁の中はどうなってた?」
「さすが、駄女神の結界だ。 てか人間がバカなんだが、あの中で浄化して循環させようとしたみてぇーだが、そろそろ許容範囲こえんぞ。」
「って事はだ、陰がもれだすだな」とニヤリわらうアーク。
「ああ、しかも人間のみに作用だ、どうなることやら」と、俺は笑いながらタバコに火をつけて一服する。


「一応、浄化班は待機させておるのじゃ。 精霊時みたいに、ここと魔界まで巻き込まれたらかなわんのじゃ」という元竜王。
俺が遠い目をして、あの時を思いだす。
「あー、浄化に100年以上かかったよな」といい、シリルを除くみんなが遠い目をして「「「だったなー(のじゃ)」」」

って、浄化してたの俺だけだったろ。 シリルは浄化も使えるから、もしもの時は巻き込むか。
「じみぃーな作業だぞそれ。 俺、嫌だぞ」ってシリルだ。 なんか察したのか。
「あーじみぃーだ。 てかよ、俺らっていっつも後始末だよな」
「今さら気付いたのか。 毎度毎度、駄女神か人間の後始末だ。」とエールをのんでいうアーク。
「今回スルーしてみるってのもありだな」
「それもありだぞ。 人間しか作用しないんだぞ。」
「関係ないな」って大魔王。
「それもそうじゃな」という元竜王だ。


そうだよな、自業自得だよな。
「よし、ただ見てるだけにすんか!」って俺が違う方向をみると、白髪で金色の瞳の青年が既に土下座してる。
「本当すみません。 黒帝様、スルーせずに調停者で動いてください!」
「前話しただろ、面白くなった時な、でもよ、人間絶滅の危機じゃねー」といいながら、「あ! あーすればいいんか。 んじゃぁ警告しておきゃ、面白くなんぞ」というのだった。 
シリルがニヤリわらい「お。なるほどだぞ。 わかったぞ。 面白そうだぞ」というと、アークが「あー、なら面白いな」と納得すると、みんな「時が来るのをまつのだ(のじゃ)」というのだった。 


「あいつ、土下座したまま消えたぞ」といって俺は爆笑するのであった。 
俺らが盛り上がったら、帰ったみたいだ。 少しだけ面白くなればやる気がでるな。
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