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6章:迷宮都市のギルド

迷宮都市のギルドで 後編

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ルイから渡された2枚のギルドカードをそれぞれ受け取ったライオネルとレック。

ライオネルの1枚はシルバーでAとなっており、もう一枚はグレーでAとなっており、名前がライオ・カーティスと書いてある。レックも同じ色のカードとランクは同じで、名前がレスター・トラヴァースとなっている。

「名前も変えておいてある。 すまんのじゃ」
「名前はいいっすけど、実力もみないでなんでランクAなんですか?」って聞くライオネル。
「シュン殿が、お主らを連れてくる少し前じゃ、ある程度の戦闘能力など教えてもらっておって、その上の判断じゃ。 あと候補生はランクAじゃないとなれないのじゃ。 
シルバーのカードがギルドのカードじゃ。 
 グレーが裏ギルドのカードじゃが、地下に入る時の鍵になっとるし、おぬしらの部屋の鍵にもなっとる。 
あと、ギルドカードのほうは、マスター室のへの入室許可もついておる。」と説明し、一息つくルイ。
「事情が事情なんで、ギルドのカードの年齢は、偽装して18歳になっておるが、儂がみとめるまでは、酒はだめじゃからな。
 それと、裏ギルドの任務がない時は、基本は隊員訓練以外は自由じゃ。 
 ダンジョンにいっても構わんし、裏ギルドの訓練場なら自由につかってもよい。
尚、 裏ギルドの任務じゃが、はっきりいっていい仕事ばかりじゃない。 暗殺、間者、諜報、裏組織の壊滅じゃ」という。 

「裏ギルドの目的ってなんすか?」ってライオネルだ。
「妖精の排除と楽園の壊滅じゃ」とニヤリいうルイ。 
「おもしろそうすっね」っていうライオネルに、レックも「ああ」と同意する。

「とは言っても、我々の戦力も十分じゃない。 お主らに期待しておる。 
 お主らの隊長を呼ぶ、待っておれ。 偽装しておいてくれ。」といわれ、ライオネルとレックがイヤーカフをつける。 

ライオネルの髪色は茶髪で瞳の色は明るい茶になり、レックは赤髪で瞳の色は明るい茶色になり容姿レベルは中の上だ。 
それを見て、ルイが、
「さすがシュン殿じゃな。 完璧じゃ」というのだった。
「それに加えて、俺らを知らない人は、いるけど気にしなくなるらしいっす」と苦笑いするライオネルだった。

そんな情報に驚くルイだが、「そ、そうか」としか返事ができない。

その時ちょうど、マスター室の扉がノックされた。
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