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4章:妖精の儀
レックの妖精の儀
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「レック・ポーター君」と呼ばれたレックと両親がともにいく。
妖精の儀にむかった司祭とレック。
その儀式の間は、とても明るく日光がさししていた。
真ん中には虹色に輝く大きな水晶が置いてある。
「妖精の森の泉が結晶化してできた水晶です。 この水晶に魔力を注ぐと貴方にふさわし妖精さんが現れます」
「はい」と返事して水晶に魔力を注ぐのだった。 魔力を注ぐと虹色の水晶が色が変化していく、すると妖精ではなく黒い水晶がポトリと落ちるのだった。
何かよくない事でもあるのかと不安になるレック。
そして、司祭のほうを見ると、司祭はニッコリと微笑んでいる。
「レック君、おめでとう。 君は女神様に選ばれたんだよ。 これから、妖精の楽園へ行く準備をするからね。 まず、ご両親にお別れを」といい、黒い水晶をレックに渡すのだった。
「これは、妖精の楽園に行く際に必要なものだから、絶対無くさないでね」というのであった。
「はい」といい受け取り大切に黒い水晶をポケットの中にしまう。
まさか自分が、女神様に選ばれて、妖精の楽園へ行くことになるとは思ってもいなかったレック。
褒めたたえる司祭の言葉はあまり耳に入らず、ただ単に不安と、家族との別れが悲しいレックだった。
司祭とともに両親の待つ待合室にいくと、両親ともお喜びだった。
レックは、これで両親や友人にあえなくなる寂しさで涙をながしていた。
「最初は寂しいかもしれない。 私達も寂しいよ。 でも、選ばれた使命を全うしてほしい」という父親。
「司祭様、この指輪を息子がもっていっても大丈夫ですか?」と司祭に見せる父親だ。
「本来は身に着けるものは一切だめですが、ポーター家のお願いですからかまいません」
「代々ポーター家に伝わる指輪だ。 ご先祖様もレックを見守ってくれるだろ。 大切にするんだよ」といって指輪がついたネックレスをする父親である。
「ぐぅすん これは、大切なものだったはず。」
「もう会えない息子にせめて渡せるものがこれしかないからね」といい、父と母も涙をながしお互いにレックを抱きしめるのだった。
もう会えない両親との別れに、レックも大泣きするのである。
妖精の儀にむかった司祭とレック。
その儀式の間は、とても明るく日光がさししていた。
真ん中には虹色に輝く大きな水晶が置いてある。
「妖精の森の泉が結晶化してできた水晶です。 この水晶に魔力を注ぐと貴方にふさわし妖精さんが現れます」
「はい」と返事して水晶に魔力を注ぐのだった。 魔力を注ぐと虹色の水晶が色が変化していく、すると妖精ではなく黒い水晶がポトリと落ちるのだった。
何かよくない事でもあるのかと不安になるレック。
そして、司祭のほうを見ると、司祭はニッコリと微笑んでいる。
「レック君、おめでとう。 君は女神様に選ばれたんだよ。 これから、妖精の楽園へ行く準備をするからね。 まず、ご両親にお別れを」といい、黒い水晶をレックに渡すのだった。
「これは、妖精の楽園に行く際に必要なものだから、絶対無くさないでね」というのであった。
「はい」といい受け取り大切に黒い水晶をポケットの中にしまう。
まさか自分が、女神様に選ばれて、妖精の楽園へ行くことになるとは思ってもいなかったレック。
褒めたたえる司祭の言葉はあまり耳に入らず、ただ単に不安と、家族との別れが悲しいレックだった。
司祭とともに両親の待つ待合室にいくと、両親ともお喜びだった。
レックは、これで両親や友人にあえなくなる寂しさで涙をながしていた。
「最初は寂しいかもしれない。 私達も寂しいよ。 でも、選ばれた使命を全うしてほしい」という父親。
「司祭様、この指輪を息子がもっていっても大丈夫ですか?」と司祭に見せる父親だ。
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「ぐぅすん これは、大切なものだったはず。」
「もう会えない息子にせめて渡せるものがこれしかないからね」といい、父と母も涙をながしお互いにレックを抱きしめるのだった。
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