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2章:妖精石編

ギールと討伐任務へ 中編

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ここは王都ギルドの受付。 
15歳ぐらいで身長180CM茶髪の少年たち2人は武器や防具をみにつけている。 
少年達の会話。
「ギール、遅いよな」
「カシルの様子をみにいってからくるっていってたぞ」
「ギールも同郷だからって、ちょくちょく行くよな」
「ああ、確かにな。 エリッサ先生は、一度も会えてないのにな」という少年に、もう1人の少年が笑いながら「エリッサ先生には言えないよな。 ギールは、ほぼ毎日会いにいってるってな」
「ああ、言ったら最後、ギールを尾行するか捕まえそうだ」と言って、お互い笑っているのだった。

ギールが163CMのフードを被った少年と一緒に、少年達のところへ来る。
「またせたな、ドニー、ダン」
「そんなにまってねーよ。 んで、そのチビは?」っていうドニー
「チビっていうと機嫌悪くするからいうなよ。 カシルだ。」っていうギールに既に不貞腐れているシリル。
「カシルだぞ。 チビっていうんじゃないぞ」

まさかのカシルの登場に、ドニーとダンはお互い目をあわせて驚いている。
「「おまえが、引きこもりのカシルなのか!!」」ってやや大声だ。 
「うん? 俺、引きこもってないぞ。」って言ってやったぞ。 だって夜、活動してるぞ。
「確かに、引きこもってはないな。 カシルも討伐にいくっていうからつれてきた。」っていうギール。
「え! 俺らは仮カードでDだがら討伐受けられるけど、カシルって一度も戦闘訓練出てないよな。」っていうドニー。
「出てないが、カシルは仮カードでCだ」っていうギールに「「まじか!」」と驚くドニーとダンだった。

「早く、依頼うけよぜ」ってギールが話題を変えて、
「あ!そうだな」ってドニーとダン。 
4人で受付にいって依頼のリストから王都近辺の森のワーウルフと黒羊の討伐を任務を選ぶのだった。

◇◇◇
森へ行く道中、俺シリルはルンルンで先に進んでいく。
ギールやドニー達はシリルをおいかけていく形だ。

そんな彼らはシリルを追いかけながら、
「なぁ、カシル、私服だけど大丈夫なのか? って、武器は?」ってドニーがギールに聞く。
「カシルの服な、知り合いが作ってくれたって言って、あれで行くって聞かなくってな。 それに、武器はバックにはいってるよ。」と答えるギールは苦笑している。
 
俺シリルは、森が好きなうえに、ただでさえ機嫌がいいのでちょっとテンションが上がっていた。 
とは言え、ちゃんと索敵している。 そして、ギールに念話するのだった。

シリル:「20匹と5匹どっちがいいのかだぞ。 おれは20匹がいいのだぞ」
ギール:「魔王様、気持ちはわかりますが、彼らはやっとDになったばかりです。 5匹でお願いします。」
ギール:「魔王様、歩くの早いので、ちょっとゆっくりしてもらわらいと森に着く時に彼らが疲れてしまいます。」
シリル:「わかったぞ。 ワーウルフ5匹は、2時方向1KMにいるのだぞ。 黒羊は、12時方向から3KM先に7匹いるんだぞ。 移動してるから、先にワーウルフでいいのか?」
ギール:「はい、それでお願いします。 ちなみに、彼らは長剣と槍です。 あと演唱聞いても笑わないでくださいよ。」
シリル:「忘れたぞ。 んじゃ、おれ後ろについてきながら、20匹いってくるぞ。 ギール、索敵で場所わかってるか?」
ギール:「20匹の場所まで、おれの索敵じゃわかりませんが、5匹は分かってます。 俺が誘導して彼らつれていくんで、タイミングみて行ってくださいよ」
シリル:「うん、わかったぞ」

こうして、俺は森へはいるタイミングで彼らの後ろについていく形にする。 
ワーウルフ5匹に遭遇すると、ドニーとダンはそちらに集中している。 
その隙に俺は15KM先に群れでいる20匹のワーウルフの所へ転移して、数分もしないうちに20匹討伐し、浄化後、転移してギール達の所に戻った。 ちょうど、ドニーとダンの演唱が終わったころで、俺としてはタイミングとしてよかんたんだぞ。 

ちなみに、俺シリルの武器は、学園にかよっていた時にシュンさんが作ってくれた黒い双剣を今も魔武器の必要のない時に使用する武器として愛用している。 
その他、シュンさんが武器はいろいろ使えるほうがいいという事で、様々な種類、大剣、銃、槍、ナイフ、片手剣、短剣、暗器などもっているぞ。 
しかもだぞ、シュンさんの所に遊びに行くタイミングで、武器が壊れたりしていると、別の武器か代用品がたくさんあり、それらをシュンさんがくれるから、俺の次元ボックスに大量に武器が格納されているんだぞ。
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