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2章:妖精石編

夜の任務

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既に夜、シリルは、昼寝から目覚めて、軽く訓練場で運動をして夕食を作って食べ読書をしていた。 
すると、寮の電話が鳴り応対するシリル。

「カシルか?」って通話相手だぞ。
「うん、そうだぞ」というと、「盗賊の討伐が3件ある。 いつも通り裏からきてくれ」と言われ、俺は通話を切る。

「お!殲滅だぞいいのだぞ」と俺シリルは独り言をいいながら、黒の戦闘服と黒のフード付き外装に魔術で着替えて、イヤーカフをつけて髪色は濃紺で、瞳の色はこげ茶、容姿は少年のあどけなさをのこしたややかわいい少年変装して、フードを目元まで深く被り部屋から転移でギルドの裏口へ行く。
裏口で、シルバー色の本カードで開錠して、ギルドマスター室に向かう俺だぞ。

「きたぞ、ジン」

って言って、マスター室に入ると、王都のギルド本部のギルドマスターである暗めのグレイの短髪で威風堂々した威厳のある190CMで50代前半のジン・フリークスが執務室の机に座っている。 

「ギルドの授業と訓練には参加しないのに、討伐と暗殺だけはくるんだな」って苦笑いのジン。
「当たり前だぞ。 後、あのうざい女なんとかしてほしいぞ。 内容はなんだぞ?」
「エリッサか。」っていいながら、頭を掻いているジン。
「なんていうかな、情熱的というかあの子なりにお前の将来を心配してるんだ」って言われたぞ。

そういうのって俺にとっては面倒しかないんだぞ。
「俺がどう生きるかはおれが決めるんだぞ。 迷惑だぞ。 俺そういうの嫌いだし、不愉快だぞ。 
 もういいぞ、任務の内容はなんだぞ。 ジン」って、すごく嫌そうな顔をしながら言ったぞ。

そんなシリルの態度に、溜息をつくジン。
「そうだな、任務内容は盗賊の討伐3件だ。 場所はこの紙に書いてある。 全部殲滅していい。 ただ、」と陣が言って、依頼書を受け取る俺は、
「妖精眼がいたら、そいつだけ浄化して妖精石になったらをもって帰ってくればいいのだぞ?」
「ああ、そうだ。 あの石は流通させるとまずい。」といい、頭をかいているジン。
「2か月前にきて、浄化魔法が使えるから妖精石の回収をしたいといわれた時は驚いた。 
 いまだに14歳の子に殺しをさせるのはどうなのかと葛藤しているが、浄化魔法が使えてかつ戦闘能力の高いやつはいないからな。 はぁ~、子供にと思うが、いつもすまん。」というジンである。

しかーし、俺シリルは全くそんなジンの話は聞いてなかったぞ。
「何かいったかだぞ。 んじゃ、いってくるのだぞ」といって、部屋の外をでて、裏口からでるのだった。

俺は、また裏口に出て、人がいないのを確認する。
「転移が出来る人がいないから、面倒だぞ」と愚痴を言いながら、目的の盗賊のアジトへ転移していく。

でも、殲滅だから嬉しいんだぞ。
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