無能と呼ばれた少年は、力を得て真実を知る ~目立ちたくないので、ほっといておいてほしい~

6章：帝都大会編

メイド服の巨乳女性はいったい何者よ

Side：インドラ
スヴェン君本人がきてくれると思ったら、メイド服の巨乳女性がきた。
「なんでもスヴェンの卒業に関してとの事ですが、どういったご用件で」ってメイド服。
「学園長より直接本人に伝言するようにと言われてますので」って演技続ける私。
「困りました。　スヴェンは、今、外出しておりますし、あまり学園長とは少々もめておりまして、伝言であっても会いたくないそうなんです。」ってメイド服の女。

どういう事よ。　情報不足だわ。
「あなたは、スヴェン君の侍女なんでしょうか？」　とりえあず、相手の情報を得なければ。
「私ですか？　私は、ルー・ファーシーと申しまして、スヴェンの冒険者パーティのメンバーです。　この服は、私の趣味ですの」っていう。　えーといろいろ突っ込みたい。
「そ、そうですか。　彼は、今、冒険者をしているんですね」
「ええ、冒険者として様々な国を私たちは旅してるんですの。」

冒険者であれば旅するものよね。　休学して、冒険者として生計しているだけの、ただのニンゲンのようね。　もう、メイド服、勘違いさせないでよ。
「それで、休学ですか。　伝言の内容については本人へとの事ですので、私は一度学園長に相談してみます」
「そうですか。　では、私はこれにて」って応接室からさったメイドいやルーという巨乳の冒険者。
冒険者だったって事ね。　まぁ、調べた所によると1回戦は、スヴェン君は魔法を行使せず、身体強化と剣術のみでかったみたいだし。　きっと、今も魔法は使えないって考えたほうがよいかしらね。

さーてと、『厄災』はみつからずで報告しつつ、勇者について報告して、私は帝都はなれて魔国にもどったわ。
◇◇◇
Side：ルシファー
あらあら、あの魔族、頭悪いのかしら。　マスターの魔道具のネックレスのおかげね。　それにしても毎度毎度、あの星見は厄介だわ。

とりあえず、魔族がやっきになってマスターの事を特定したい理由は不明ですが、マスターが厄災であるという事は気づかれずにすみました。

ある意味ニアミスでしたけど。　マスターが大会でいっさい魔術を使わななかったのが功を奏したようです。
さぁーてと、チェックアウトして、ねぐらに一度もどりますか。
って思っていたら、今度は本当に学園からの使者です。　卒業手続で、マスターに学園にくるようにとの事でした。