無能と呼ばれた少年は、力を得て真実を知る ~目立ちたくないので、ほっといておいてほしい~

5章：迷宮編

ジョアンナの届かない気持ち

Side:ジョアンナ
私、ジョアンナは、酒場に行くと言ったマルコとフィトが宿に戻ってこないので、酒場にいったけどいなくて、探してるとちょうどマルコとフィトを担いでいるスヴェン君達にあった。　あの日以来の再会。

もう会えないのなんて嫌で、強引だったけど話しをしてもらう時間を作ってもらった。　私が話しをしてる間、黙って聞いてくれてる。
きっと通じたんんだ。
もう離れるのは嫌って感情がでてきて、告白した。

だけど、気づいたら床に叩きつけられた。
痛い。　なんで。。　そして言われた罵倒にショックだった。

初めから赤の他人。。　金輪際近づくなまで。
そして部屋からでるスヴェン君。
「ま、まって」って部屋の扉を開けてらルーさんとキスしてる。
え！って思ってその場で座り込んで涙がとまらない。

「ジョアンナ」って部屋の扉をノックする音。
アドリアンの声。
「夜遅くにごめん。　あの部屋からすごい音が聞こえて心配できたんだ」って扉越しでいう。　彼は隣の部屋だ。　私は涙を拭ってから、私は扉を半分あけて顔をだしたの。
「ごめんなさい。　ちょっと運動してたの。　夜遅くに迷惑かけてしまったわ。」って嘘をついた。
「ジョアンナ、嘘つくなよ。　泣いてるし。　俺、見てたんだ。　男がジョアンナの部屋からでていくの。　その傷、乱暴されたんじゃないか！　なんで横暴な男だ！」ってアドリアン。
え！　見られてた。　傷。　腕に痣と擦り傷が。。　気づいてなかったわ。
「アドリアン、違うの。　私が悪いの」
「ジョアンナみたいな優しい子が悪いわけない！　女性に乱暴するなんて信じられない。　ジョアンナ、もしまた彼が近づいてきたら俺が守るから言って。　今日は遅いからゆっくり休むんだよ。　おやすみ」って大きな手で頭を撫でてくれた。
暖かい。　

あ！　でもアドリアン、誤解してるわ。　私が振られたの。
その時は、誤解を解く気力もなくて、ベットに横たわって、人生初めての失恋を経験した私は、一晩中、泣いた。