【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年

八木恵

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外伝:魔王誕生

大魔王VSシリル

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それから半年後、大魔王とシリルは魔王城にある外の競技場にいる。

俺シリルが嬉しそうに「大魔王さん、今日はルール無しって本当かだぞ。」聞くと、大魔王さんが「ああ、そうだ。 たまには、いいだろ。 結界もはってあるし、おもいっきり楽しもうじゃないか。 我もた楽しみだぞ」って言われた。

本当か? 久しぶりの全力だぞ。
「お! 俺も楽しむぞ」といって魔力制御を全て外す。 
「メガネもじゃまだ。 外しとけ」と言われた。
「うん? でもあれだぞ、おじいちゃんたちがも見物しているがいいのか?」
「あー、シリルも大分魔界になれたしな。 もう付けなくでいいんだ」って大魔王さんに言われたぞ。

「おお、助かるぞ。結構、ってかなり邪魔だったぞ」といいメガネも外し、魔武器の双剣を出したぞ。

「今回は、どちらかが倒れて動けなくなるまでだ。 いいな?」
「うん、わかったぞ。 行くぞ」といい俺は大魔王さんに向かっていったぞ。 

そこからは、お互い魔術やら、体術、剣でやらのお互いの攻防が続いていく。 
時より、激しいぶつかり合いの音や、魔術でお互い相殺していく戦いがくりひろげられている。

◇◇◇
一方、見学席には、魔王と四天王、そして各エリアの長達が5名がいる。 
彼ら5名はなにも聞かされずここに連れてこられたのだった。

シリルと大魔王が競技場に出てた時に、遡る。
エリア長が「あの可愛い少年ですよ。 フラっとは来て、模擬戦して帰っていく子は」というと、他のエリア長も「「「「同じく」」」といい、エリア長の1人が「魔王様、ご説明いただけるんですよね」と聞くのである。

「ああ、そのために呼んだ。 あの子の名はシリルだ。 そして、魔王種だ」
「「「「いつご誕生になったんですか!」」」って叫ぶエリア長達。
「「「なぜ、魔族たちに通達がないんですか!」」」がさらに叫ぶと、ちょうどシリルがメガネを外すのあった。
「「「「本当に魔王種だ!」」」」とまた絶叫するエリア長達。

そして、彼らの目線と表情は、魔王ルファーに説明を求める顔である。
「だろ。 シリルは、魔界で生まれてない。 元は人間だった。 初のケースでな、魔族軸の6年前か、あの子が人間の年齢でいうと18歳の時に魔族になった。 15歳の時から徐々に魔族化していったようだ。」
「それでも、6年前に通達があってもよかったのでは?」というエリア長の1人だ。 他も同じくという表情である。

「あの子が人間の時に保護し、6年前、魔界に来るまで育てていたのが黒帝様だ。 
 彼の意向で、魔王になるかならかいかはシリルに決めさせるってことで、みなに内緒にした。 
 束縛を嫌う子だからな。」

エリア長が「黒帝様の意向であれば、魔族は何も言えませんな」というと、他エリア長も「「「ですな」」」というのだった。 
瘴気の森の間引きで助けられている魔族達。 シュンに大恩があるため、シュンの意向に文句をいうものはいないのである。

「本来は俺だが、俺は瘴気に蝕まれて、かつ、かなり老いた。 
 そこで、父が代理で、今日シリルとの対決だ。 その結果で、あとはシリルに決めさせる事にする。 
 だから、我々は、父とシリルの戦いを観戦して楽しもうじゃないか」

「「「「あはは、もうすでに楽しい戦いですがな」」」といいながら、既に始まっている大魔王とシリルのレベルの高い戦いを観戦するのである。 皆さまざまに興奮している。
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