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外伝:魔王誕生
魔王候補? 後編
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大魔王の告白に驚きつつも、シリルの魔力の質に納得はしている。
「人間が魔族になるって、聞いた事ないですけど。。」
そんなの気にせずに爆笑し続ける大魔王。
「我だって、聞いた事ないぞ。 初めてのケースだ。
しかもだ、人間の年齢で9歳の時からシュン、アークにリンにきたえられてる。 いま、17歳だ。
シュンの話じゃ、15歳から魔力の質が変わりだして、今、絶賛移行中で魔力量も尋常じゃないくらいふえてるらしい。
今は、制御しとるが、毎回会うたびに我もシリルの魔力量の増え方には驚いて、ついつい模擬戦でボコボコにするがな。」ってとニタリわらい、「我の言っている意味がわかるか?」と聞く大魔王である。
「もしかして、魔族になった時に魔王種になる可能性があるってことですか?」と驚きながらいう。
「ああ、可能性はかなり高い。 だが、いつ魔族になるかはわからんぞ。」
「俺、やっと引退できるってことかー」と喜び、「じゃぁ、早速、シリルを王城に住まわせて、教育しないと」と張り切りだす魔王である。
「だめだ。」って喜んでいる魔王を静止する大魔王。
「なんでですか!」と叫ぶ魔王。
「シュンの意向じゃ。 シリルは、魔族になる事を知ったのもつい最近だ。
それに、シリルはまだ人間で、人間の学園に通ってるぞ。
今は、休暇で遊びにつれてきたが、シリルは魔王種になるかもしれないという事は知らない、我もシュンも教えるつもりもない。 シリルの好きにさせたいというのがシュンの意見だし、我も同じだ。」
そんな言葉に、がっくりする魔王。
「はぁ、魔族はシュン殿の意向にはさからえません。 シリルの事は当面秘密にしておくって事ですね。」
「そうだ。」といいながら、シリルの様子をみる大魔王。
「シリルは、面白いやつだ」
「そのようで。 シュン殿の弟子だと、魔族の子は相手になりませんな。」
「当たり前だ。 シリルはしかも戦闘狂だ。 毎日シュンにしごかれ、休みの間は我と元竜王も相手しておる。
勝てなくても、ぼこぼこになっても、毎回挑んでくるぞ」といって笑うのであった。
それを聞いて魔王が笑うしかない。
「そりゃ、相手になりませんな。 四天王も危ないなぁ~」というのであった。
それから、暫くシリルの様子をみる、大魔王と魔王である。
◇◇◇
シリルは、子供達には圧勝だったが、四天王には勝てず、何度も「もう一回やろうなのだぞ」といって挑むのである。
それから数時間経過したところで、大魔王がシリルのほうへ転移し、「シリル、こやつらも仕事あるから、今日はおしまいだ」といわれ、「うん、わかったぞ 楽しかったぞー」といって相手をして疲れている四天王たちに手をふり、大魔王のほうに行くシリルである。
「大魔王さん、模擬戦しようだぞ。」というのである。
「あー、いいぞ。 だが、我のうちだ」と言われ「うん、わかったぞ」といって一緒に転移して去るのであった。
疲れ果てた四天王に、魔族の子供達。
「あの、人間なんなんですか?」
「人間ってあんなに強いんですか?」など質問される。
「いや、あの子だけだ。 きっと、また遊びにくるんじゃないか」というと、「次は勝とうぜ」とやる気になる子供達だ。
そんな子供達の様子をみながら、
「子供達は気付かないか。」という四天王。
「ははは、普通の魔族もわからんだろ」といい、「ああ、大魔王様がつれてきた理由がわかったな」というのだった。
「楽しみだな」というが、「「「「でも、 つかれたー」」」」と最後はみな同じ言葉をいう四天王である。
◇◇◇
それから、シリルは数回ほど数日間滞在しては、四天王たちと模擬戦をしていく。
「来る度に強くなってんよなー」という四天王達。
「ああ、さすがシュン殿のお弟子さんだな」
「てか、こっちもそろそろやばくねー」
「「「「あー、鍛えよう」」」」となる四天王達である。
しかし、それから暫く、魔族軸で1年程は、シリルは遊びにこなくなるのである。
「人間が魔族になるって、聞いた事ないですけど。。」
そんなの気にせずに爆笑し続ける大魔王。
「我だって、聞いた事ないぞ。 初めてのケースだ。
しかもだ、人間の年齢で9歳の時からシュン、アークにリンにきたえられてる。 いま、17歳だ。
シュンの話じゃ、15歳から魔力の質が変わりだして、今、絶賛移行中で魔力量も尋常じゃないくらいふえてるらしい。
今は、制御しとるが、毎回会うたびに我もシリルの魔力量の増え方には驚いて、ついつい模擬戦でボコボコにするがな。」ってとニタリわらい、「我の言っている意味がわかるか?」と聞く大魔王である。
「もしかして、魔族になった時に魔王種になる可能性があるってことですか?」と驚きながらいう。
「ああ、可能性はかなり高い。 だが、いつ魔族になるかはわからんぞ。」
「俺、やっと引退できるってことかー」と喜び、「じゃぁ、早速、シリルを王城に住まわせて、教育しないと」と張り切りだす魔王である。
「だめだ。」って喜んでいる魔王を静止する大魔王。
「なんでですか!」と叫ぶ魔王。
「シュンの意向じゃ。 シリルは、魔族になる事を知ったのもつい最近だ。
それに、シリルはまだ人間で、人間の学園に通ってるぞ。
今は、休暇で遊びにつれてきたが、シリルは魔王種になるかもしれないという事は知らない、我もシュンも教えるつもりもない。 シリルの好きにさせたいというのがシュンの意見だし、我も同じだ。」
そんな言葉に、がっくりする魔王。
「はぁ、魔族はシュン殿の意向にはさからえません。 シリルの事は当面秘密にしておくって事ですね。」
「そうだ。」といいながら、シリルの様子をみる大魔王。
「シリルは、面白いやつだ」
「そのようで。 シュン殿の弟子だと、魔族の子は相手になりませんな。」
「当たり前だ。 シリルはしかも戦闘狂だ。 毎日シュンにしごかれ、休みの間は我と元竜王も相手しておる。
勝てなくても、ぼこぼこになっても、毎回挑んでくるぞ」といって笑うのであった。
それを聞いて魔王が笑うしかない。
「そりゃ、相手になりませんな。 四天王も危ないなぁ~」というのであった。
それから、暫くシリルの様子をみる、大魔王と魔王である。
◇◇◇
シリルは、子供達には圧勝だったが、四天王には勝てず、何度も「もう一回やろうなのだぞ」といって挑むのである。
それから数時間経過したところで、大魔王がシリルのほうへ転移し、「シリル、こやつらも仕事あるから、今日はおしまいだ」といわれ、「うん、わかったぞ 楽しかったぞー」といって相手をして疲れている四天王たちに手をふり、大魔王のほうに行くシリルである。
「大魔王さん、模擬戦しようだぞ。」というのである。
「あー、いいぞ。 だが、我のうちだ」と言われ「うん、わかったぞ」といって一緒に転移して去るのであった。
疲れ果てた四天王に、魔族の子供達。
「あの、人間なんなんですか?」
「人間ってあんなに強いんですか?」など質問される。
「いや、あの子だけだ。 きっと、また遊びにくるんじゃないか」というと、「次は勝とうぜ」とやる気になる子供達だ。
そんな子供達の様子をみながら、
「子供達は気付かないか。」という四天王。
「ははは、普通の魔族もわからんだろ」といい、「ああ、大魔王様がつれてきた理由がわかったな」というのだった。
「楽しみだな」というが、「「「「でも、 つかれたー」」」」と最後はみな同じ言葉をいう四天王である。
◇◇◇
それから、シリルは数回ほど数日間滞在しては、四天王たちと模擬戦をしていく。
「来る度に強くなってんよなー」という四天王達。
「ああ、さすがシュン殿のお弟子さんだな」
「てか、こっちもそろそろやばくねー」
「「「「あー、鍛えよう」」」」となる四天王達である。
しかし、それから暫く、魔族軸で1年程は、シリルは遊びにこなくなるのである。
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