【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年

八木恵

文字の大きさ
上 下
100 / 128
5章:傍観者編

冒険者育成学園 入学式

しおりを挟む
シリルは、冒険者育成学園の入学式の講堂にきている。 

既に、クラス分けはおわっており、俺シリルは最下位クラスのFクラスである。
俺が後ろのほうに座っていると、「シリル、お前も合格したんだな。」といって、ウィリアムとトニーが一緒に来て俺の隣にすわる。 「おう、うかったぞ」と返事しておいたぞ。 そして、入学式が始まる。 

シリルは既に爆睡中モードでねている。 

学園長の挨拶で、
「新入生の諸君、入学おめでとう。 本学園長のクリフ・フロークスじゃ。 初年度は、使い魔のクラスでクラスわけをしておるが、基本、本学園は実力主義でな、みなの努力しだいで順位が変動していくのじゃ。 合宿、サバイバル合宿などあるのじゃが、是非切磋琢磨して精進してほしいのじゃ。」といって終わる。

それから、新入生代表の挨拶などがおわる。

トニーが爆睡するシリルを起こしてくれ、1-Fの教室にウィリアムとトニーと3人でむかう。
すでに席が決まっており、シリルは窓側の一番後ろで、隣がウィリアムだった。 シリルの前がトニーであった。 上手くできている。

すると、教室が扉が開き、190CMで短髪茶髪でがっちりした体形で、無精ひげを生やしやる気のなさげな教師がはいってくる。
あくびをしながら「入学式おつかれさん。 このクラスの担任のマイルズ・グローリアだ。 
 あーなんだ、このクラスはみなしっての通りで最下位クラスだ。 といっても、入学できた時点である程度の基礎体力はあるって事だ。 
 使い魔がいないとか、使い魔のクラスが低いという理由で集まっているクラスだな。 
 かといって、成績が悪いわけじゃねんんだな。 このクラスの何名かは、実力があるものもいる。 まぁ、あんま使い魔うんぬんで、他のクラスからいわるかもしれねぇーが、努力して来年進級してくれ。 
 とりあえず、簡単な行事スケジュールだが、2週間後には2泊3日の合宿で、討伐だな。 その後、ギルドの任務をうけてもらい、学生カードのやつは学生任務で、本カードもっているやつは本カードの任務をうけてもいいが毎週金曜日終日うける。 月~木は、午前が学科で、午後が実技だ。 休暇前の月に1度対抗戦がある。 前期と後期は4か月づつで、間に2か月の休暇だ。 そんな感じだ。
んじゃぁ、窓側から自己紹介な。 職業と、ギルドのランクあるやつはランク、使い魔いるやつは使い魔のクラスでもいってくれ」

といい、始まる恒例の自己紹介。 しかし、既にシリルは爆睡中。 「シリル、おきろ。 自己紹介だぞ」とウィリアムが起こしてくれたぞ。
「シリル・グレイだぞ。職業 冒険者だぞ。 ギルドランクDだぞ。 使い魔はいないぞ」といって座る。

そのまま、またシリルは爆睡する。 授業も終わったらしく、「シリル、おきろ」とまたウィリアムに起こされたぞ。
「うん、おきたぞ」といって帰り支度をすると、「俺とウィル、寮だけど、お前は?」とトニーきかれ、「俺は通いだぞ。 かえるぞ」といって、教室をでて、途中の路地で転移するシリルである。

◇◇◇
丁度、昼食で、みなで食堂で食べる。
シリルはエールをのみながらご飯を食べている。 

「入学式はどうでした?」とゲールに聞かれ、「あれは、ねむいぞ」というシリルに、シュンとリンも「「あー寝るな」」と納得する。 

「シリル、てめぇー入学式わすれて、昨日ギリギリに魔界から帰ってきたみてぇーだな」とタバコをふかし突っ込むシュン。
「おう、魔界ではしゃいでたぞ」というシリルに、「おめぇー、また気付いてねぇーな。 制御がおちついてぇねーぞ」といわれ、「あ! 本当だぞ」というとシリル。

「たく、部屋いってこい」といわれ、シリルは溜息をつきながら「うん、わかったぞ」と部屋に向かうのだった。

部屋に向かいながら、シリルが思いだしたように「シュンさん、 学園長な名字ちがうけどフローシア家の家系だったぞ」といい部屋にはいるのだった。

それを聞いて、シュンは「へー、生き残りがいたんだな」といいタバコをふかし、「そういや、シリルってセックス嫌いなのか」聞いた。

するとゲールが苦笑いしている。
「淡泊っちゃ淡泊なんですが、実はですね」と説明すると、シュンとリンが爆笑しながら、シュンが「あいつも、大変だなー」と苦笑いするのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
酒好きなぽっちゃりおっさん。 魔物が跋扈する異世界で転生する。 頭で思い浮かべた事を具現化する魔法《創造魔法》の加護を貰う。 《創造魔法》を駆使して異世界でSランク冒険者を目指す物語。 ※以前完結した作品を修正、加筆しております。 完結した内容を変更して、続編を連載する予定です。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜

あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。 そんな世界に唯一現れた白髪の少年。 その少年とは神様に転生させられた日本人だった。 その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。 ⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。 ⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

処理中です...