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5章:傍観者編
傍観者として魔の森へ 後編
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俺たちは、シリルのステータスカードをみて笑い、俺はゲールに聞いた。
「ゲール学園のほうは?」
「ええ、調べてあります。 迷宮都市と学園都市に、冒険者育成の学園があります。
勿論、例の名門もありますが、使い魔がいる事が条件です。
冒険者育成学園は、使い魔がいなくてもはいれますね。 職業が冒険者なり、騎士、魔法師、回復魔法であれば。
ただ、クラスは使い魔がいるほうが初年度は上位です。 冒険者育成学園は、ギルドが経営しているんで、貴族もいますが、数も少なくて平民が多いようです。
内容としては、結構実践が多いようで、入試は体力測定とかもあるようです。 迷宮都市と学園都市との交流戦もあるようですね。
近接戦や中距離戦、もちろん後方なども含めて力をいれているようです。 願書提出が、4か月後、入試がその1か月後で入学が1か月後です。」
さすが、カールの息子だな。 ちゃんと調べてある。
「んで、ギルドの制度はおんなじか?」
「ええ、変更ないですね。 補足ですが、冒険者育成学園の場合には、2年目から学生カードではなく本カードを作るみたいです。」
なるほどな。
「ふーん、なら行くなら迷宮都市だな」と俺がいうと、「われも、そっちがいいぞ」というリン。
「んじゃぁ、4か月後に迷宮都市だな。」俺がいうと、「では、準備を進めます」というのだったゲールだ。
話が早くて助かる。
「シュンさんたち、学園にいくのか?」というシリル。
何を言い出すのかと思えば。。
「おめぇーだ。」と俺はニヤリ笑っていってやった。 「それに、おれは4度も学生したくねーぞ」といい「ああ、われも3度目はいやだ」というのリンだった。
俺は、過去3度も学生している。1度目は、0番隊の時で、2度目は、ライナスの教育だ。 そして、3度目は、海洋国家の航海士科に通った。 全て任務だ。 海洋学園の航海士科は男子のみで、リンはその時は侍女としてきた。 まぁ、かなり昔の話だな。
「俺も嫌だぞ。」ってシリルだ。
そりゃ、誰だっていやだが、まだシリルは1度しか経験してない。 どう説得するかなんて考えてたら、
「もしかして、傍観で情報がはいりやすいのが学園ってことか?」というシリル。 こういう時は察しがいいというか頭の回転が速くて助かる。
「ああ、そうだ。 しかも標的はおまえだろう。 だから、いっその事、人間社会に行ってみたほうがわかりやすいんじゃねぇー」
シリルは溜息をついて「うん、わかったぞ」というのだった。 こうして、2度めのシリルの学園生活が始まる。
「ゲール学園のほうは?」
「ええ、調べてあります。 迷宮都市と学園都市に、冒険者育成の学園があります。
勿論、例の名門もありますが、使い魔がいる事が条件です。
冒険者育成学園は、使い魔がいなくてもはいれますね。 職業が冒険者なり、騎士、魔法師、回復魔法であれば。
ただ、クラスは使い魔がいるほうが初年度は上位です。 冒険者育成学園は、ギルドが経営しているんで、貴族もいますが、数も少なくて平民が多いようです。
内容としては、結構実践が多いようで、入試は体力測定とかもあるようです。 迷宮都市と学園都市との交流戦もあるようですね。
近接戦や中距離戦、もちろん後方なども含めて力をいれているようです。 願書提出が、4か月後、入試がその1か月後で入学が1か月後です。」
さすが、カールの息子だな。 ちゃんと調べてある。
「んで、ギルドの制度はおんなじか?」
「ええ、変更ないですね。 補足ですが、冒険者育成学園の場合には、2年目から学生カードではなく本カードを作るみたいです。」
なるほどな。
「ふーん、なら行くなら迷宮都市だな」と俺がいうと、「われも、そっちがいいぞ」というリン。
「んじゃぁ、4か月後に迷宮都市だな。」俺がいうと、「では、準備を進めます」というのだったゲールだ。
話が早くて助かる。
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何を言い出すのかと思えば。。
「おめぇーだ。」と俺はニヤリ笑っていってやった。 「それに、おれは4度も学生したくねーぞ」といい「ああ、われも3度目はいやだ」というのリンだった。
俺は、過去3度も学生している。1度目は、0番隊の時で、2度目は、ライナスの教育だ。 そして、3度目は、海洋国家の航海士科に通った。 全て任務だ。 海洋学園の航海士科は男子のみで、リンはその時は侍女としてきた。 まぁ、かなり昔の話だな。
「俺も嫌だぞ。」ってシリルだ。
そりゃ、誰だっていやだが、まだシリルは1度しか経験してない。 どう説得するかなんて考えてたら、
「もしかして、傍観で情報がはいりやすいのが学園ってことか?」というシリル。 こういう時は察しがいいというか頭の回転が速くて助かる。
「ああ、そうだ。 しかも標的はおまえだろう。 だから、いっその事、人間社会に行ってみたほうがわかりやすいんじゃねぇー」
シリルは溜息をついて「うん、わかったぞ」というのだった。 こうして、2度めのシリルの学園生活が始まる。
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