93 / 128
5章:傍観者編
神獣竜界の傍観者
しおりを挟む
ここは、神獣竜界の深層の森に一軒やのログハウス。
シュンは、魔界の瘴気の森の間引きで、久しぶりに赤竜の肉をゲットし、庭でエールを片手にタバコをふかしながら焼いている。
「アーク、リン、そろろろ焼けんぞ」と呼ぶと、「出来たか。 ひさしぶりの赤竜だな」というアークに、「ひさしぶりだ」といってリンも出てきた。
俺が苦笑いしながら「やっぱ、きたな」というと、大魔王が「赤竜だからな」と現れ、シリルも「おれも食べたいぞ」ときて、元竜王も「食べたいのじゃ」といって現れる。
俺がみんなにエールを渡しながら、「結局、いつものメンバーだな」と苦笑いする。 アークも「だな」といいながらエールをのむ。
みんなで赤竜を満喫しながら、俺がエールをのみ「シリル、お前しょっちゅう、遊びにきてんけど、政務はいいのか?」って聞いた。
「大丈夫だぞ。 四天王にやらせてるぞ」といって、シリルは旨そうにエール飲みつつ赤竜を頬張ってる。
「大魔王、魔王ってそれでいいのか?」と俺が聞いた。
シリルは、結局なんだかんだで魔界の魔王になった。 先代魔王は、ずっと魔界にいたが、このシリルは、しょっちゅう俺の所に来ている。
「シリルは、魔族に人気でな。 見た目が可愛いもんで、魔王っていっても自由奔放だ。
しょっちゅう、瘴気の森以外の他の森の間引きはしとるし、人間社会と魔大陸のダンジョンの間引きもしてるんで、特にダンジョン課が喜んでいる」って、大魔王だ。
そんな大魔王の言葉に、アークが笑いながら、
「シリルは、成長がとまったまんまだな」といい、
「ああ、羽は成長したが、身長はわれと同じままだ」というリンだ。
シリルの見た目はあの日以来、羽以外成長する事もなくとまったまんまだ。
本当に、面白い奴だ。 理由はさっぱりわからないままだ。
「だよな。 でもよ、シリル、なんでお前、瘴気の森の間引きはしねぇーんだ? 出来るだろ?」
「うん。 できるぞ。 他の魔族に比べて瘴気にあてられることもほとんどないぞ。 でも、シュンさんが楽しんでるから、楽しみを奪うわけにはいかないぞ」と言われた。
「確かにな」と納得だ。 隣でリンも「確かに」と納得するのだった。
ちなみに、学園卒業後シリルは、大魔王と共に魔界で生活していた。
暫く魔界で生活しており、当代魔王が高齢というのもあり、またシリルが魔族で勝てないのは大魔王のみとなるが、大魔王との戦いも3日3晩続いたことから、魔族年齢の成人である15歳で魔王になった。
魔族の歴史上、最年少の魔王であり、見た目が少年のあどけなさを残した美少年のため、なぜか魔族たちに愛されているのである。 すでに、次元ゲートも習得し、本来の政務はある方法で対応し、魔族たちが変わりにやってくれるというのもあり、シリルは自由奔放な生活をしている。
ここ神獣竜界の深層の森には、隠居組と2界の王がいるというなんとも不思議なメンバーであるが、のんびりとした時間を過ごしているのである。
人間社会の事は放置しているというか興味がないので関わっていないのである。
ほのぼのとした時間を過ごしているシュン達だったが、
白髪で瞳が金色の神々しさもつ眉目秀麗な青年が現れる。 みな、嫌そーな顔をしている。
「赤竜たべてるって時に、何の用だ?」って俺が嫌そうに言うと、青年が頬を掻きながら「おぬしが、人間社会を放置しておるもんじゃからな、一応情報をと思ってじゃ。 どうも、儂の娘が何かしようとしておるのじゃ。」と、ぬけしゃあしゃあという。
俺がタバコに火をつけて一服する。
「人間社会の中なら、おれら関係ねーだろ」
「下手したら、ここも魔界も巻き込むかもしれんのじゃ。 という事で、まだ秩序は乱れておらんが傍観してほしいのじゃ」といわれ、「あー面倒。 考えておく」とだけ答えておいた。
「あー今はそれでいい。 よろしくじゃ。 あ! ちなみに、シリルが成長しないのは、可愛いもんで、お前らも気にっておるし、魔族化はある意味異質じゃ。 なんで、この世の理から外し、不老にしたからじゃ」といって消える。
おいおい、すげー爆弾投下して、言い逃げしやがった。
それを聞いたシリル。
「はぁあああああーーーーーーーーー 聞いてないんだぞ!」と叫び「俺、背のびないってことなのか?」
俺達が爆笑しながら「「「そういうことだ(のじゃ)」」」といい、アークが「シリルも巻き込まれたな」と笑うのであった。
俺もそんなシリルを笑いつつ、「人間社会ね。 面倒だよなぁ~。 シリル、コリーはまだいるのか?」って聞いた。
赤竜をやけ食いしているシリル。 やけ食いしたくなるよな。
「いないぞ。 モグモグ 人間社会に嫌気さして異動願いでて、別の課にいんぞ。 ここの時間軸でいうと150年ぐらい前だぞ。」
まじかよ。 いないのかよ。
「ちぃ! あいつに調査させようかとおもってたのによ。 んじゃぁ、魔族は今だれも人間社会にいねぇーって事か?」って言って俺はエールを飲む。
「あ! いるぞ。 四天王に頼んで、コリーの後任をいれといたぞ。 名前は、えーと、ゲールだぞ」
「そいつは、大丈夫か?」って聞いたら、大魔王が「あー、カールの息子だ。 次代の四天王候補だ」という。
カールの息子ね。 俺はがニヤリとわらい。
「なら、大丈夫だな。 やつに調査させっか。 シリル、いっとけよ」
「うん、わかったぞ」といいながら、赤竜をまだほうばっているシリルであった。
シュンは、魔界の瘴気の森の間引きで、久しぶりに赤竜の肉をゲットし、庭でエールを片手にタバコをふかしながら焼いている。
「アーク、リン、そろろろ焼けんぞ」と呼ぶと、「出来たか。 ひさしぶりの赤竜だな」というアークに、「ひさしぶりだ」といってリンも出てきた。
俺が苦笑いしながら「やっぱ、きたな」というと、大魔王が「赤竜だからな」と現れ、シリルも「おれも食べたいぞ」ときて、元竜王も「食べたいのじゃ」といって現れる。
俺がみんなにエールを渡しながら、「結局、いつものメンバーだな」と苦笑いする。 アークも「だな」といいながらエールをのむ。
みんなで赤竜を満喫しながら、俺がエールをのみ「シリル、お前しょっちゅう、遊びにきてんけど、政務はいいのか?」って聞いた。
「大丈夫だぞ。 四天王にやらせてるぞ」といって、シリルは旨そうにエール飲みつつ赤竜を頬張ってる。
「大魔王、魔王ってそれでいいのか?」と俺が聞いた。
シリルは、結局なんだかんだで魔界の魔王になった。 先代魔王は、ずっと魔界にいたが、このシリルは、しょっちゅう俺の所に来ている。
「シリルは、魔族に人気でな。 見た目が可愛いもんで、魔王っていっても自由奔放だ。
しょっちゅう、瘴気の森以外の他の森の間引きはしとるし、人間社会と魔大陸のダンジョンの間引きもしてるんで、特にダンジョン課が喜んでいる」って、大魔王だ。
そんな大魔王の言葉に、アークが笑いながら、
「シリルは、成長がとまったまんまだな」といい、
「ああ、羽は成長したが、身長はわれと同じままだ」というリンだ。
シリルの見た目はあの日以来、羽以外成長する事もなくとまったまんまだ。
本当に、面白い奴だ。 理由はさっぱりわからないままだ。
「だよな。 でもよ、シリル、なんでお前、瘴気の森の間引きはしねぇーんだ? 出来るだろ?」
「うん。 できるぞ。 他の魔族に比べて瘴気にあてられることもほとんどないぞ。 でも、シュンさんが楽しんでるから、楽しみを奪うわけにはいかないぞ」と言われた。
「確かにな」と納得だ。 隣でリンも「確かに」と納得するのだった。
ちなみに、学園卒業後シリルは、大魔王と共に魔界で生活していた。
暫く魔界で生活しており、当代魔王が高齢というのもあり、またシリルが魔族で勝てないのは大魔王のみとなるが、大魔王との戦いも3日3晩続いたことから、魔族年齢の成人である15歳で魔王になった。
魔族の歴史上、最年少の魔王であり、見た目が少年のあどけなさを残した美少年のため、なぜか魔族たちに愛されているのである。 すでに、次元ゲートも習得し、本来の政務はある方法で対応し、魔族たちが変わりにやってくれるというのもあり、シリルは自由奔放な生活をしている。
ここ神獣竜界の深層の森には、隠居組と2界の王がいるというなんとも不思議なメンバーであるが、のんびりとした時間を過ごしているのである。
人間社会の事は放置しているというか興味がないので関わっていないのである。
ほのぼのとした時間を過ごしているシュン達だったが、
白髪で瞳が金色の神々しさもつ眉目秀麗な青年が現れる。 みな、嫌そーな顔をしている。
「赤竜たべてるって時に、何の用だ?」って俺が嫌そうに言うと、青年が頬を掻きながら「おぬしが、人間社会を放置しておるもんじゃからな、一応情報をと思ってじゃ。 どうも、儂の娘が何かしようとしておるのじゃ。」と、ぬけしゃあしゃあという。
俺がタバコに火をつけて一服する。
「人間社会の中なら、おれら関係ねーだろ」
「下手したら、ここも魔界も巻き込むかもしれんのじゃ。 という事で、まだ秩序は乱れておらんが傍観してほしいのじゃ」といわれ、「あー面倒。 考えておく」とだけ答えておいた。
「あー今はそれでいい。 よろしくじゃ。 あ! ちなみに、シリルが成長しないのは、可愛いもんで、お前らも気にっておるし、魔族化はある意味異質じゃ。 なんで、この世の理から外し、不老にしたからじゃ」といって消える。
おいおい、すげー爆弾投下して、言い逃げしやがった。
それを聞いたシリル。
「はぁあああああーーーーーーーーー 聞いてないんだぞ!」と叫び「俺、背のびないってことなのか?」
俺達が爆笑しながら「「「そういうことだ(のじゃ)」」」といい、アークが「シリルも巻き込まれたな」と笑うのであった。
俺もそんなシリルを笑いつつ、「人間社会ね。 面倒だよなぁ~。 シリル、コリーはまだいるのか?」って聞いた。
赤竜をやけ食いしているシリル。 やけ食いしたくなるよな。
「いないぞ。 モグモグ 人間社会に嫌気さして異動願いでて、別の課にいんぞ。 ここの時間軸でいうと150年ぐらい前だぞ。」
まじかよ。 いないのかよ。
「ちぃ! あいつに調査させようかとおもってたのによ。 んじゃぁ、魔族は今だれも人間社会にいねぇーって事か?」って言って俺はエールを飲む。
「あ! いるぞ。 四天王に頼んで、コリーの後任をいれといたぞ。 名前は、えーと、ゲールだぞ」
「そいつは、大丈夫か?」って聞いたら、大魔王が「あー、カールの息子だ。 次代の四天王候補だ」という。
カールの息子ね。 俺はがニヤリとわらい。
「なら、大丈夫だな。 やつに調査させっか。 シリル、いっとけよ」
「うん、わかったぞ」といいながら、赤竜をまだほうばっているシリルであった。
10
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
酒好きなぽっちゃりおっさん。
魔物が跋扈する異世界で転生する。
頭で思い浮かべた事を具現化する魔法《創造魔法》の加護を貰う。
《創造魔法》を駆使して異世界でSランク冒険者を目指す物語。
※以前完結した作品を修正、加筆しております。
完結した内容を変更して、続編を連載する予定です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる