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4章:学園編
シリル、学園の卒業式
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卒業式の日を迎える。
クラスごと講堂に集まって卒業式が始まるのをまっている。
第二王子や宰相の嫡男など今や注目の生徒達も卒業という事で、来賓には王国の国王、宰相、騎士団長や貴族など多くの来賓がいる。
そんな中、3-Cの席は1席空いたままだ。 ジェニーがキースに「シリルは、来ないみたいね」といい、キース「そうみたいだな。 か、忘れてたりしてな」という会話をしていると、「まにあったぞ」といって、銀髪で瞳の色は茶色で相変わらず制服を着ていないと学生にはみえないあどけない少年がはいってきて、3-Cの空いている席にすわる。
その1席は、キースの隣だ。
「シリル、久しぶりだな。 てか、遅いぞ」と言われ、「忘れてたぞ。 急いできたぞ」と俺シリルが返事した。
キースの反対側に座るジェニーは「やっぱりね」とクスクスと笑っている。
ただ、俺が講堂に入ってから、一部生徒は嫌悪感を感じるし「無職が」など言っているぞ。
無視だぞ。
ちなみに、身長の低くなったシリルは、靴を厚底に変え、容姿も認識齟齬をくわえて変装しているので周りは気づかない。 一応、魔力の質の人間にしている。 全部、シュンの作った魔道具での変装である。
卒業式が始まる。長い来賓の挨拶となり、学園長の挨拶となる。
「卒業生の諸君、卒業おめでとう。
なお既に皆に連絡してあることじゃが、魔道国家としては今後召喚の儀および再召喚の儀は行わない事になった。
もちろん、魔道国家以外の国は引き続きおこなうみたいじゃがな。 卒業生については、各自判断で卒業後に王国または皇国でおこなう再召喚の儀をうけられるが、既に成人しておるのじゃから、自分で考えて判断してほしいのじゃ。」といい、その後卒業を祝う言葉があり、卒業生1人1人が呼ばれる。
ちなみに、シリルは来賓の時から爆睡している。
「シリル、起きろ。 俺たちのクラスだ」とキースに起こされたぞ。
「お、ありがとうだぞ」といって目覚める俺だぞ。 グレッグが生徒の名をよみあげ、1人ずつ檀上にあがっていく。 シリルの番がくると、グレッグが「本年度主席、シリル・カーティス」と呼ばれると、嫌悪感むき出しになった講堂。 そして、講堂中がざわめく。 シリルは興味ないので、そのまま気にする事なくモーリスの所へいく。
「シリル君、元気そうでなによりじゃ。 卒業おめでとう。 公表しておる歴代1位じゃ。 非公表はさらにその上をいくがな」といって卒業証をもらったぞ。
「元気だぞ。 シュンさんには勝てなかったのかだぞ。 あと、これ例の家に返してくれだぞ」とニヤリと笑い、俺はモーリスに腕輪を渡す。
モーリスがニッコリ笑いっている。
「弟子も卒業したのじゃな。 これも、あずかる。」
「まだまだだっていわれたぞ。」と俺は笑い、思い出したように、「あ!シュンさんからの伝言だぞ。 今の所はいい。ただ面白くないから、とりあえず傍観するって言ってたぞ。」といって、俺は壇上から降りていった。
それを聞いて、モーリスは、傍観のままって、しかも面白くないってなんじゃと思いつつ。と、自分の代で調停者として現れる事がないよう、また後世に伝えていこうと心強く決めるのであった。
その後、ざわついていたが、第二王子による卒業生代表の挨拶で卒業生たちが喝采し卒業式が終わるのだった。
その後、教室に戻る生徒達。
グレッグが教室の教壇に立つ。
「卒業おめでとう。 君達もはれて成人だ。
冒険科クラス以外は2年間の学園にいくがな。 この半年間、歴史の授業や他クラスでも学んだ通り、創世記には女神は存在しない。 それを理解し、俺の個人的な意見だが、使い魔の言葉を鵜呑みにせず考えていってほしい。 では、解散だ」といっておわる。
俺が帰ろうとすると、キースとジェーニーがきた。
「シリル、この後の夜の卒業祝賀会はでるのか?」ってキース。
「でないぞ、人多いから嫌だぞ」
「そっか。 これでお別れだな。 俺とジェニーな、再召喚の儀は受けるのやめたんだ。 そんでもって、魔道国家の傭兵団にはいるんだ。 また会えるといいな」
「会えるかもしれないし、会えないかもだぞ。 じゃあな」といってそのまま教室をでた俺。
グレッグが教室からでてきて「カーティス、元気でな」と言われた。
もう会えないかもしれないけど。。
「うん。あと、シリルでいいぞ。 グレッグ先生も元気でな!」といって別れたんだぞ。
「シリルいっちゃったわね。 って、相変わらず学生にみえいわね。 変わった子だったね」と笑うジェニー。「だな」というのキースだった。
こうして、シリルは学園を無事卒業したのだった。
クラスごと講堂に集まって卒業式が始まるのをまっている。
第二王子や宰相の嫡男など今や注目の生徒達も卒業という事で、来賓には王国の国王、宰相、騎士団長や貴族など多くの来賓がいる。
そんな中、3-Cの席は1席空いたままだ。 ジェニーがキースに「シリルは、来ないみたいね」といい、キース「そうみたいだな。 か、忘れてたりしてな」という会話をしていると、「まにあったぞ」といって、銀髪で瞳の色は茶色で相変わらず制服を着ていないと学生にはみえないあどけない少年がはいってきて、3-Cの空いている席にすわる。
その1席は、キースの隣だ。
「シリル、久しぶりだな。 てか、遅いぞ」と言われ、「忘れてたぞ。 急いできたぞ」と俺シリルが返事した。
キースの反対側に座るジェニーは「やっぱりね」とクスクスと笑っている。
ただ、俺が講堂に入ってから、一部生徒は嫌悪感を感じるし「無職が」など言っているぞ。
無視だぞ。
ちなみに、身長の低くなったシリルは、靴を厚底に変え、容姿も認識齟齬をくわえて変装しているので周りは気づかない。 一応、魔力の質の人間にしている。 全部、シュンの作った魔道具での変装である。
卒業式が始まる。長い来賓の挨拶となり、学園長の挨拶となる。
「卒業生の諸君、卒業おめでとう。
なお既に皆に連絡してあることじゃが、魔道国家としては今後召喚の儀および再召喚の儀は行わない事になった。
もちろん、魔道国家以外の国は引き続きおこなうみたいじゃがな。 卒業生については、各自判断で卒業後に王国または皇国でおこなう再召喚の儀をうけられるが、既に成人しておるのじゃから、自分で考えて判断してほしいのじゃ。」といい、その後卒業を祝う言葉があり、卒業生1人1人が呼ばれる。
ちなみに、シリルは来賓の時から爆睡している。
「シリル、起きろ。 俺たちのクラスだ」とキースに起こされたぞ。
「お、ありがとうだぞ」といって目覚める俺だぞ。 グレッグが生徒の名をよみあげ、1人ずつ檀上にあがっていく。 シリルの番がくると、グレッグが「本年度主席、シリル・カーティス」と呼ばれると、嫌悪感むき出しになった講堂。 そして、講堂中がざわめく。 シリルは興味ないので、そのまま気にする事なくモーリスの所へいく。
「シリル君、元気そうでなによりじゃ。 卒業おめでとう。 公表しておる歴代1位じゃ。 非公表はさらにその上をいくがな」といって卒業証をもらったぞ。
「元気だぞ。 シュンさんには勝てなかったのかだぞ。 あと、これ例の家に返してくれだぞ」とニヤリと笑い、俺はモーリスに腕輪を渡す。
モーリスがニッコリ笑いっている。
「弟子も卒業したのじゃな。 これも、あずかる。」
「まだまだだっていわれたぞ。」と俺は笑い、思い出したように、「あ!シュンさんからの伝言だぞ。 今の所はいい。ただ面白くないから、とりあえず傍観するって言ってたぞ。」といって、俺は壇上から降りていった。
それを聞いて、モーリスは、傍観のままって、しかも面白くないってなんじゃと思いつつ。と、自分の代で調停者として現れる事がないよう、また後世に伝えていこうと心強く決めるのであった。
その後、ざわついていたが、第二王子による卒業生代表の挨拶で卒業生たちが喝采し卒業式が終わるのだった。
その後、教室に戻る生徒達。
グレッグが教室の教壇に立つ。
「卒業おめでとう。 君達もはれて成人だ。
冒険科クラス以外は2年間の学園にいくがな。 この半年間、歴史の授業や他クラスでも学んだ通り、創世記には女神は存在しない。 それを理解し、俺の個人的な意見だが、使い魔の言葉を鵜呑みにせず考えていってほしい。 では、解散だ」といっておわる。
俺が帰ろうとすると、キースとジェーニーがきた。
「シリル、この後の夜の卒業祝賀会はでるのか?」ってキース。
「でないぞ、人多いから嫌だぞ」
「そっか。 これでお別れだな。 俺とジェニーな、再召喚の儀は受けるのやめたんだ。 そんでもって、魔道国家の傭兵団にはいるんだ。 また会えるといいな」
「会えるかもしれないし、会えないかもだぞ。 じゃあな」といってそのまま教室をでた俺。
グレッグが教室からでてきて「カーティス、元気でな」と言われた。
もう会えないかもしれないけど。。
「うん。あと、シリルでいいぞ。 グレッグ先生も元気でな!」といって別れたんだぞ。
「シリルいっちゃったわね。 って、相変わらず学生にみえいわね。 変わった子だったね」と笑うジェニー。「だな」というのキースだった。
こうして、シリルは学園を無事卒業したのだった。
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