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4章:学園編

ちょっとお出かけ

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ここは魔の森の家。 シュンとリン、とシリルがいる。 
コリーは情報収取のためお留守番である。

シリルは朝からワクワクしている。 なんせ、今回は魔の森以外のところに行くからだ。

シュンがタバコに火をつけ、次元ゲートを開き始める。
「シリル、魔力制御はずせよ」といわれ、制御を外すシリル。 
「いくぞ」というシュンの合図で移動だ。
シリルはわくわくしつつ初の次元ゲート、で行きつく先がどこかで興奮状態だった。



____が、シュンが次元ゲートを閉じ、進んだ先にあるのは魔の森と同じ家の前だった。

次元ゲート開いたのに往復なのかだぞ?
「魔の森? うん? マナが違うぞ、ここどこだ?」って俺が聞くと、家からアークさんが出てきたぞ。
アークさん久しぶりだぞ。

「シリル、でかくなったな」ってアークさんに言われた。 周りに小柄って言われてるから嬉しいぞ。
だから「おおぉぉ、アークさん ひさしぶりだぞぉぉぉ」といってアークさんのほうに向かって突進したぞ。

◇◇◇
シュンがいつもの席へ、タバコをふかしながらエールを片手に座る。
アークとじゃれているシリルに、「シリル、おめー抜けてっから、まず話あんだ。 座れ。」といって呼び、リンとアークも座る。
シリルも座って、みんなエールを片手に持っている。

とりあえず、シリルに説明だな。

「ここは神獣竜界って所で、俺らの本来の居住場所だ。」

って言うと、シリルは周りを見渡している。
「おお、魔の森とおんなじ家だぞ。 でも、空気違うしマナも違う。 って、神獣竜界って事は、師匠、竜がいるのか! それに、神獣も!!」って最後は興奮しているシリルだ。

「ああ、居る。でもその前にだ、お前ステータスカードの解析どこまで進んだ?」
それ聞いたら、少しは興奮がおさまったシリルみたいだ。

「魔力量って言われてるけど、魔力の質が基準になってるぞ。 
 それを元に職業とか称号が判別されてるぞ。 魔力量は魔力の質量、属性も質に紐づいていて、体力だけ魔力量から算出だぞ。 だけど、判定基準はどこか別の所にある情報と紐づいていて分からないぞ。」
って、説明するシリル。 うん、よく本を読んでいるだけあるな。

「正解だ。 それで、お前のステータスカードがおかしいのは何故が理由はわかったか?」
なんか、シリルが困った顔してる。 だろうな。
「それが解らないんだぞ。 判定基準に一致してないって事だとおもうぞ。 でも、理由がわからないんだぞ。」って、シリルは頭抱えている。

「シリル、お前最近自分のステータスカードみたか?」
なんで、今その質問って顔してるシリルだ。
「見てないぞ。 師匠が書き換えてから、紙に魔法陣うつして解析してたぞ。」
「やっぱな、だ・か・らお前はぬけてんだ。 今、見てみろ」って言って、ハリセンでしばきつつ、シリルにステータスカードを見させた。

--
[ステータスカード]
名前: シリル
性別: 男
人種: -
職業: 無職
体力: SSS
魔力: -
属性: -
称号: 女神の嫌われ者、白銀の黒帝の弟子、不死鳥のお気に入り、大魔王のお気に入り、元竜王のお気に入り、暗殺者のお気に入り
--

ステータスカード見ているシリルはなんか不思議な顔している。
「うん? 人種が傍線になってるぞ。 称号が増えてるぞ。」と言って、俺らに見せてくれた。
俺、アーク、リンがみて「「「笑えるなぁー」」」って大爆笑。 本当、大爆笑ものだ。

俺たちが笑っている理由を教えてあげないとな。 俺はタバコをふかしつつ説明する。

「お前のステータスカードがおかしいのは、お前の魔力の質が2つあんだ。 
 生まれた時に複数とかあっても結局大きい方に取り込まれる事が多い。 なのに、お前の場合は、ほぼ同等に存在していて、おまえがガキの頃は人間よりの質がやや大きかったんだ。 が、もっかもう一つのほうが成長中なんだ。 お前、魔力制御してたから気付いてねぇーけど、今異常に魔力増えてるのきづいてるか?」

って、やっと自分の状態をみるシリル。
「おぉぉお、そういえば増えてんぞ」

「だから、お前はぬけてんだ」って、俺はついついハリセンで叩いておいた。
リンとアークも呆れつつ、「「あー、抜けてるな」」というのだった。

そうだろ、シリルって本当抜けてるときはぬける。 とりあえず、エールのむか。

「でだな、このステータスカードは人間の魔力の質が判定基準の1つなんだよ。 
 ただ、職業が無職なのはおれでもまだ解明できてねぇーというより、何かしらの意図があってそううなっている。
 人間以外の奴がこのステータスカードを使うと傍線になんだ。 」

って、補足した。 うん、ようやく気付いたか。

「おれ、人間じゃないのか?」って、いうシリル。 困惑してるけど、納得の顔だな。
「正しく言うと、現在移管中だから、人間じゃなくなるってことだ。」
「俺、なんになるんだ?」というシリル。

本当、お前って面白い。
「シリル、お前な     





                『魔族』になるんだ」


そしたら、シリルが顎はずれるくらいに驚いて。
「えーーーーーーーーーーーーーー なんでだ?」 って聞いてきた。

「しるかーぁーーーーーーーー!」って突っ込んでおいた。
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