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4章:学園編

使い魔の魔法を見よう

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使い魔の魔法をモーリスに見せてもらうため、俺シュンは学園にきている。
今は、学園の訓練場でモーリスと2人だけだ。

目的の物がみれればそれでいいから、余計な会話はしない。
モーリスも察してくれている。
「儂の使い魔じゃが、最上級の氷の精霊じゃ。 その魔法をみせれば良いのじゃな?」ときかれ、俺がタバコをくわえながら「ああ、頼む」というと、モーリスが頷く。

「≪顕現 フラウ≫」とモーリス唱える。
顕現したのは、人型の小さな精霊だ。
「≪グレートアイスアロー≫」とモーリスが唱えると20個ほどの氷の槍が的にあたり破壊する。
その後、顕現した使い魔を消えてしまう。ってか戻ったが正しいな。

それらの工程を見た俺は笑いをこらえつつ、タバコをふかした。
「モーリス、今のと同じ魔法で演唱だとどうなるんだ?」
「演唱じゃと、構文で魔力を練るから、演唱破棄じゃないがいいか?」
「ああ、頼む」
「≪我は求む 氷なる槍 貫け ≪アイスアロー≫≫」とモーリスが唱えると、同じく20個ほどの氷の槍が的にあたり破壊する。

威力はほぼ同じか。って、演唱にも俺は笑いを堪えつつも、質問した。
「んで、なんで演唱と使い魔の演唱が微妙にちがうんだ?」
「使い魔の演唱は、使い魔と契約すると使い魔との繋がりでなんとなくわかる。 
 あと顕現すると使い魔と会話もできて、その時にも教えてくれるのじゃ。」
って、モーリスが丁寧なのか説明してくれた。
「ふーん、てことは使い魔って、魔法をつかわなくても顕現してんのか?」
「ああ、顕現したあとは、ある程度の時間じゃが、滞在しとる。 
 今日は、珍しくすぐ消えたな。 いつもは、うざいぐらいおるんじゃが。」って、モーリスは不思議そうに言っていた。


「ふーん、なんとなくわかった。 ありがとうな。 んじゃ帰るな」ってモーリスの返事も聞かずに俺は、食堂へ転移した。

俺は食堂の部屋についいて、「なんだよ、グレートってよ」と大爆笑するのであった。
あれ以上、一緒にいると笑いに耐えれない。。 
まぁ、間近で使い魔の魔法も使い魔もみたし耐えた甲斐はあったとしよう。
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