【白銀の黒帝:7】女神の使い魔と無職の少年

八木恵

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4章:学園編

学生任務、初討伐へ行く 後編

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そしてワーウルフ3匹と遭遇する。

ジェニーが弓で1匹を狙うが致命傷にならない。 
他1匹に対して、クリスとディアナがさっき同様にもう攻撃魔法を放つと、致命傷を与え無事討伐。 
キースがジェニーが仕留め損ねたワーウルフにとどめをさし、シリルが残りの1匹に長剣でさくっと討伐する。
討伐証拠をシリルがやろうとするが、クリスが経験のためするという事でクリスにさせた。


これで、任務完了だが、まだ時間がある。
もう少し経験をつみたいという皆。
しかたなく、近くにワーウルフ2匹がいたから、討伐してギルドへ戻るのであった。
ギルドへ報告後、シリルはキース達と別れて食堂へ帰るのである。 
無事、誰も怪我する事なく、初の討伐任務をやり遂げたのだった。

◇◇◇
シリルと別れたキース達は寮へ戻りながらの会話。
「シリルって、討伐に慣れてたな」というクリス。
「学園にくる前はど田舎にいたらしくて、狩りとか魔物の討伐とか当たり前だったみたいだ」というとキース。
「だから、一般常識に疎いっていってたんだな。 にしても、変なやつだよな」というとクリス、ジェニーとディアナも苦笑しつつうなずく。
「そういう奴だって思ってようぜ!」という感じで、シリルは彼らの中で変な奴、認定されていたのであった。

一方、シリルは一度討伐したワーウルフの所に戻り、浄化してから転移で食堂へ戻るのであった。

◇◇◇
その翌週、グレッグとの模擬戦ご昼食を食べるシリルは、キース達との討伐の話をグレッグにする。
「なあ、なんでみんな攻撃魔法で討伐するんだ? 武器も後方が多いみたいだぞ」
「学生に多いんだが、まず後方である程度致命傷に近くして、とどめをさすっていうのが多いんだ。 
 だから、あまり接近戦するやつは少ないな。 冒険者とか騎士になると少しは増えるけどな。」
「なんでだ?」
「そのほうが危険がすくないからな。」というのであった。
 
シリルは近接のほうが楽しい、今の学生は違うのかと思う事にした。 
師匠が師匠で、弟子も同じくあまり周りに興味がないのだった。
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