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4章:学園編
ギルドランクBの試験 後編
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そして、拠点に到着した一行。
「無事、こちら側はけが人もなく討伐完了だ。
初めての殺害で、中には精神的に疲弊している奴がいるっぽいけど、試験は明日ギルドに戻るまでだぜ。
見張りは、当初決めた順番だ。 それ以外は身体を休めるように。」
そう言ったのは、リーダでもある傭兵団の男だった。
それを聞いて、朝方に見張りをする事になっている俺シリルは返事する事なくコリーと適当な木を見つけるため集合していた場所から去るのだった。
そんなシリルを見ている傭兵団の男。
「坊主のやつ、ありゃ人殺すの初めてじゃなかったな」とポツリ言っているのであった。
4人組パーティーは、そんな傭兵団の男の言葉を聞いて、悩ましい顔をしながら会話をしている。
「未成年のうちに人殺しを経験させるって、コリーさんは何を考えてるんだが。。」
「ああ、だけどよ、俺たちが一番、不甲斐なかったよな。 そっちを反省したほうがいいんじゃないか?」
「そうなんだけど、あの年齢でって考えると、シリル君が異常だわ。」
「ごめんなさい。 まだ、手に感触が残っていて、私、他の事を考えらないわ」
「「「俺(私)もだ」」」
「お前らさ、早く見張りに立てよ。 俺ら冒険者だぜ。
余計な詮索はしないが鉄則だ。 坊主の事は気にするんじゃねー。
その前に自分達の事考えろよ。 俺は寝るぜ」
そんな会話を遮ったのは、傭兵団の男だった。 4人組は頷き、各自持ち場なりテントに入っていくのだった。
そんな会話があった事など知らず、というよりもあったとしても気にしない、シリルはコリーと丁度よい木をみつけて、既に寝ていたのだった。
◇◇◇
朝も特に必要以上の会話もなく、皆馬車にのり迷宮都市へむかう一行。
馬車の中で、傭兵団の男。
「坊主、おれ『雷神の斧』ってとこの傭兵団に所属してんだ。 おまえ、才能あるから、うちの候補生にならないか?」と勧誘されるのだった。
「学園卒業したら旅にでるんだぞ。 だから、どこにも所属する予定はないぞ」
「そうか。 その気になったらいつでも来てくれ。 お前なら団長も大歓迎だ」
「うん、考えとくぞ」
特にその後は執拗な勧誘もなく、4人組とは特に会話もないまま迷宮都市に到着する。
チラチラ見られてはいた俺シリルだったが、特に気にせずにしていたぞ。
何か聞きたい事あれば聞けばいいんだぞ。 って、聞かれても嫌だからスルーだぞ。
それからは、即席パーティーは、一度ギルドに戻り、その後解散となった。
試験官や4人組パーティーは何かをいいたそうだったが、面倒毎に巻き込まれたくないシリルとコリーはそそくさとギルドを後にしたのだった。
そして、合格の確認まで、時間があったので、暇つぶしにコリーと一緒に中級ダンジョンを攻略するシリルであった。
ちなみに、シリルは、中級ダンジョンの20階層に既に到着している。
20階層以降は、ギルドには報告せず、魔石はシュンに渡して定期的に闇市で売ってもらいシリルのギルドカードにいれてもらっている。
その後、ギルドの受付に確認したところ無事ランクBに合格したシリルである。
受付で試験官が会いたがっているという話がでたが、もう帰るといって断るシリルとコリーであった。
学園都市の食堂にもどり、シュンに合格を報告し、コリーが内容を報告すると、シュンによる強制模擬戦となるのだった。 ついでに、コリーも対象となるのであった。。。
こうして、無事試験には、合格したシリルであった。
「無事、こちら側はけが人もなく討伐完了だ。
初めての殺害で、中には精神的に疲弊している奴がいるっぽいけど、試験は明日ギルドに戻るまでだぜ。
見張りは、当初決めた順番だ。 それ以外は身体を休めるように。」
そう言ったのは、リーダでもある傭兵団の男だった。
それを聞いて、朝方に見張りをする事になっている俺シリルは返事する事なくコリーと適当な木を見つけるため集合していた場所から去るのだった。
そんなシリルを見ている傭兵団の男。
「坊主のやつ、ありゃ人殺すの初めてじゃなかったな」とポツリ言っているのであった。
4人組パーティーは、そんな傭兵団の男の言葉を聞いて、悩ましい顔をしながら会話をしている。
「未成年のうちに人殺しを経験させるって、コリーさんは何を考えてるんだが。。」
「ああ、だけどよ、俺たちが一番、不甲斐なかったよな。 そっちを反省したほうがいいんじゃないか?」
「そうなんだけど、あの年齢でって考えると、シリル君が異常だわ。」
「ごめんなさい。 まだ、手に感触が残っていて、私、他の事を考えらないわ」
「「「俺(私)もだ」」」
「お前らさ、早く見張りに立てよ。 俺ら冒険者だぜ。
余計な詮索はしないが鉄則だ。 坊主の事は気にするんじゃねー。
その前に自分達の事考えろよ。 俺は寝るぜ」
そんな会話を遮ったのは、傭兵団の男だった。 4人組は頷き、各自持ち場なりテントに入っていくのだった。
そんな会話があった事など知らず、というよりもあったとしても気にしない、シリルはコリーと丁度よい木をみつけて、既に寝ていたのだった。
◇◇◇
朝も特に必要以上の会話もなく、皆馬車にのり迷宮都市へむかう一行。
馬車の中で、傭兵団の男。
「坊主、おれ『雷神の斧』ってとこの傭兵団に所属してんだ。 おまえ、才能あるから、うちの候補生にならないか?」と勧誘されるのだった。
「学園卒業したら旅にでるんだぞ。 だから、どこにも所属する予定はないぞ」
「そうか。 その気になったらいつでも来てくれ。 お前なら団長も大歓迎だ」
「うん、考えとくぞ」
特にその後は執拗な勧誘もなく、4人組とは特に会話もないまま迷宮都市に到着する。
チラチラ見られてはいた俺シリルだったが、特に気にせずにしていたぞ。
何か聞きたい事あれば聞けばいいんだぞ。 って、聞かれても嫌だからスルーだぞ。
それからは、即席パーティーは、一度ギルドに戻り、その後解散となった。
試験官や4人組パーティーは何かをいいたそうだったが、面倒毎に巻き込まれたくないシリルとコリーはそそくさとギルドを後にしたのだった。
そして、合格の確認まで、時間があったので、暇つぶしにコリーと一緒に中級ダンジョンを攻略するシリルであった。
ちなみに、シリルは、中級ダンジョンの20階層に既に到着している。
20階層以降は、ギルドには報告せず、魔石はシュンに渡して定期的に闇市で売ってもらいシリルのギルドカードにいれてもらっている。
その後、ギルドの受付に確認したところ無事ランクBに合格したシリルである。
受付で試験官が会いたがっているという話がでたが、もう帰るといって断るシリルとコリーであった。
学園都市の食堂にもどり、シュンに合格を報告し、コリーが内容を報告すると、シュンによる強制模擬戦となるのだった。 ついでに、コリーも対象となるのであった。。。
こうして、無事試験には、合格したシリルであった。
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