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4章:学園編
学園都市へ引っ越し
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それから、1か月後シリルの入学試験の申込もあるため、学園都市へ引っ越しをする。
迷宮都市の食堂を結界をはるため、深夜の移動だ。
俺の集団転移で、今、俺たちは学園都市の食堂の前についた。
俺はタバコの火を付けて一服した。
「着いたぞ」
「師匠、まったくおんなじだぞ。」
お決まりのシリルのツッコミだ。 それを聞いて俺、リン、コリーは爆笑するのだった。
「愛着あっていいだろ」
俺は、そういいながら、食堂のドアを開く。
「師匠、中も、同じだぞ!」
またまたお決まりのツッコミだ。 俺は、ニヤリと笑うのである。
「見た目は同じだが、ここの食堂の場合は、地下の倉庫に扉があって、そこに遊戯場、訓練場と射撃場があんだ。 シリル行ってこい」
俺がそう言うと、シリルは嬉しそうに地下へ行って数分後には戻ってきて、嬉しそうな顔をしている。
「師匠、遊技場であそんでもいいのか? あとエールとワインもあんぞ。 飲んでいいのか?」
「俺らの誰かがいる時にだけ遊技場であそんでもいいし、俺らとなら、酒ものんでいいぞ。」
「本当か? 俺 嬉しいぞ」
大喜びのシリルを見て、俺たちは苦笑いした。 こうして、無事、引っ越し完了だ。
って、ただ、転移しただけで、さほど荷物はないのだが。。
◇◇◇
学園の入学試験の申込みの日。
シリルはコリーと申込に行かせている。
ステータスカード確認後、願書を提出して受験票をもらうだけという手続き的には簡単である。
使い魔がいるのが当たり前なので、申し込み時に有無は確認しないそうだ。
俺は、俺で学園の受付にきて男性職員の所にきている。
「学園長にあいてぇー」
「お約束は?」
「ねぇーけど、この手紙みせてみて」
「見た事ない紋章ですが、聞いてきます」
そう言った受付の男性は、溜息をつきながら学園長室に向かったようだ。
俺は、俺で、前にもこんなやり取りあったなーなど考えていた。
すると受付が戻ってきた。
「お会いになるとの事でご案内します」
といわれ、俺は黙ってついていく。 20分ぐらい歩いてようやく学園長室に到着だ。 あいかわらず広い学園だなーっと独りツッコミをしている俺だ。
男性の受付がドアをノックしてお決まりのやり取りをしている。
「どうぞ」
男性の受付がドアを開けて、俺が入室すると、男性はそのまま去っていくのだった。
このやり取りもお決まりだよなぁーなんて、考えながら、部屋の中にいた当代の学園長が俺をソファーに案内するので、言われるがまま俺はいつもの恰好でソファにどかっと座った。
目の前に座った当代学園長は、かなり緊張しているようだ。
「はじめまして、私が当学園の学園長及び魔道国家の王でもある、モーリス・フローシアです。
まさかのひさかたぶりの黒帝の縁者様の来訪に、正直驚いておりまして、今回の来訪の目的について教えていただけないでしょか?」
流石フローシア家なのか、ちゃんと伝承はされているようだな。
てか、変に畏まれるのも面倒なので、俺はタバコに火をつけて一服して一息いれた。
「そんなに緊張しなくていいぞ。
ただ単に、たまたま保護したガキが、この学園を受験すんだが、ちーと問題があって、相談しにきただけだ」
「その問題というのは?」
「別に敬語使わなくてもいいぞ」
俺がニヤリ笑うと、モーリスは汗をふきふきしながら一息いれた。
「助かるのじゃ。 最近、滅多に敬語なんてつかわんくての。 んで、問題はなんじゃ?」
「実はそのガキ、使い魔と契約してねー。 てか、できねーんだ。」
俺がシリルの事を伝えると、モーリスは、驚愕した顔になっている。 やっぱりな。。
「初めて聞く事例じゃ。 とはいっても入試の申込で使い魔のクラスは確認しないのじゃが、入試の実技試験で顕現させるのじゃ。」
「だろうと思ってよ。 んで、ガキには魔術とある程度の戦闘はしこんでるんだがよ、使い魔いねーと試験落とされるのか聞きたくてな。」
「それはしないのじゃ。 ただ、実技試験で顕現できない子などたまにいてな、その子は自動的に最下位のクラスになてしまうのじゃが、一応、試験では顕現できない場合、演唱魔法で試験する事になっておるんじゃ。
といってもほとんどの受験生が、優秀の子でやっと初級の演唱魔法ぐらいじゃ。
という事で、結局の所、受験に受かったとしても最下位クラスになる可能性があるんじゃ。
じゃが、あなた様が保護しているという事は、きっと最下位クラスじゃ浮いてしまう。
なので、儂が魔法の実技の試験をみるというのはどうじゃ?」
へー、なんか色々考えてるんだなと思い、俺はタバコをふかしながら聞いていた。
「ああ、それでいいんじゃねぇ。 ガキの名前はシリル・カーティスだ。」
俺がシリルの名前を伝えたら、モーリスが笑いだしたのだった。
「リオン・カーティスと関係があるのじゃな」
そう言われて俺も笑ってしまった。
「昔の事なのによく覚えてんな」
「ははは、代々当主のみじゃが受け継いでおるのじゃ。 あと、前回の来訪の時の失態もあってな、先代から受け継ぐときに復唱させられておるんじゃ。」
相変わらず俺フリークっだわ心の中で突っ込んで、俺はタバコの火をけした。
「んじゃ、よろしくな。 俺、帰るわ」
そう言って、俺は転移で帰るのだった。 とりあえず話は済んだし、長居するつもりもないからだ。
◇◇◇
一方、モーリスは、シュンが転移して去ったのを見送ったあと苦笑いをして、
「伝承通りじゃ、今回はたまたまの来訪である事をいのるのじゃ。 おかえりなさい、黒帝様」と独り言をいうのであった。。
迷宮都市の食堂を結界をはるため、深夜の移動だ。
俺の集団転移で、今、俺たちは学園都市の食堂の前についた。
俺はタバコの火を付けて一服した。
「着いたぞ」
「師匠、まったくおんなじだぞ。」
お決まりのシリルのツッコミだ。 それを聞いて俺、リン、コリーは爆笑するのだった。
「愛着あっていいだろ」
俺は、そういいながら、食堂のドアを開く。
「師匠、中も、同じだぞ!」
またまたお決まりのツッコミだ。 俺は、ニヤリと笑うのである。
「見た目は同じだが、ここの食堂の場合は、地下の倉庫に扉があって、そこに遊戯場、訓練場と射撃場があんだ。 シリル行ってこい」
俺がそう言うと、シリルは嬉しそうに地下へ行って数分後には戻ってきて、嬉しそうな顔をしている。
「師匠、遊技場であそんでもいいのか? あとエールとワインもあんぞ。 飲んでいいのか?」
「俺らの誰かがいる時にだけ遊技場であそんでもいいし、俺らとなら、酒ものんでいいぞ。」
「本当か? 俺 嬉しいぞ」
大喜びのシリルを見て、俺たちは苦笑いした。 こうして、無事、引っ越し完了だ。
って、ただ、転移しただけで、さほど荷物はないのだが。。
◇◇◇
学園の入学試験の申込みの日。
シリルはコリーと申込に行かせている。
ステータスカード確認後、願書を提出して受験票をもらうだけという手続き的には簡単である。
使い魔がいるのが当たり前なので、申し込み時に有無は確認しないそうだ。
俺は、俺で学園の受付にきて男性職員の所にきている。
「学園長にあいてぇー」
「お約束は?」
「ねぇーけど、この手紙みせてみて」
「見た事ない紋章ですが、聞いてきます」
そう言った受付の男性は、溜息をつきながら学園長室に向かったようだ。
俺は、俺で、前にもこんなやり取りあったなーなど考えていた。
すると受付が戻ってきた。
「お会いになるとの事でご案内します」
といわれ、俺は黙ってついていく。 20分ぐらい歩いてようやく学園長室に到着だ。 あいかわらず広い学園だなーっと独りツッコミをしている俺だ。
男性の受付がドアをノックしてお決まりのやり取りをしている。
「どうぞ」
男性の受付がドアを開けて、俺が入室すると、男性はそのまま去っていくのだった。
このやり取りもお決まりだよなぁーなんて、考えながら、部屋の中にいた当代の学園長が俺をソファーに案内するので、言われるがまま俺はいつもの恰好でソファにどかっと座った。
目の前に座った当代学園長は、かなり緊張しているようだ。
「はじめまして、私が当学園の学園長及び魔道国家の王でもある、モーリス・フローシアです。
まさかのひさかたぶりの黒帝の縁者様の来訪に、正直驚いておりまして、今回の来訪の目的について教えていただけないでしょか?」
流石フローシア家なのか、ちゃんと伝承はされているようだな。
てか、変に畏まれるのも面倒なので、俺はタバコに火をつけて一服して一息いれた。
「そんなに緊張しなくていいぞ。
ただ単に、たまたま保護したガキが、この学園を受験すんだが、ちーと問題があって、相談しにきただけだ」
「その問題というのは?」
「別に敬語使わなくてもいいぞ」
俺がニヤリ笑うと、モーリスは汗をふきふきしながら一息いれた。
「助かるのじゃ。 最近、滅多に敬語なんてつかわんくての。 んで、問題はなんじゃ?」
「実はそのガキ、使い魔と契約してねー。 てか、できねーんだ。」
俺がシリルの事を伝えると、モーリスは、驚愕した顔になっている。 やっぱりな。。
「初めて聞く事例じゃ。 とはいっても入試の申込で使い魔のクラスは確認しないのじゃが、入試の実技試験で顕現させるのじゃ。」
「だろうと思ってよ。 んで、ガキには魔術とある程度の戦闘はしこんでるんだがよ、使い魔いねーと試験落とされるのか聞きたくてな。」
「それはしないのじゃ。 ただ、実技試験で顕現できない子などたまにいてな、その子は自動的に最下位のクラスになてしまうのじゃが、一応、試験では顕現できない場合、演唱魔法で試験する事になっておるんじゃ。
といってもほとんどの受験生が、優秀の子でやっと初級の演唱魔法ぐらいじゃ。
という事で、結局の所、受験に受かったとしても最下位クラスになる可能性があるんじゃ。
じゃが、あなた様が保護しているという事は、きっと最下位クラスじゃ浮いてしまう。
なので、儂が魔法の実技の試験をみるというのはどうじゃ?」
へー、なんか色々考えてるんだなと思い、俺はタバコをふかしながら聞いていた。
「ああ、それでいいんじゃねぇ。 ガキの名前はシリル・カーティスだ。」
俺がシリルの名前を伝えたら、モーリスが笑いだしたのだった。
「リオン・カーティスと関係があるのじゃな」
そう言われて俺も笑ってしまった。
「昔の事なのによく覚えてんな」
「ははは、代々当主のみじゃが受け継いでおるのじゃ。 あと、前回の来訪の時の失態もあってな、先代から受け継ぐときに復唱させられておるんじゃ。」
相変わらず俺フリークっだわ心の中で突っ込んで、俺はタバコの火をけした。
「んじゃ、よろしくな。 俺、帰るわ」
そう言って、俺は転移で帰るのだった。 とりあえず話は済んだし、長居するつもりもないからだ。
◇◇◇
一方、モーリスは、シュンが転移して去ったのを見送ったあと苦笑いをして、
「伝承通りじゃ、今回はたまたまの来訪である事をいのるのじゃ。 おかえりなさい、黒帝様」と独り言をいうのであった。。
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