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2章:森での修行
魔の森で修行 後半
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ある日、シュンが、家のウッドデッキにあるベンチの指定席で、片膝つきながら胡坐スタイルで座っている。
片手にエールをもち、タバコをふかしている。
そして、なにか資料を読んでいる。 一方、シリルは、リンと魔術の練習をしていた。
「シリル、お前さ、将来何にりてーとかあんのか? ここ来た時は復讐してーって言ってたけどよ」って俺シュン。
資料をよみながら、気になった事があり聞いた。
「俺、ここで生活してたら、あんま復讐っていうのバカバカしくなったんだぞ。
関わりたくないし、関わってほしくないぞ。
ただ、俺は、出来れば自由に旅したいぞ。
それに、ステータスカードで決まる職業ってのもバカバカしいんだぞ。
そういうの関係ない所で生活したいぞ。」
シリルは、この2年間以上の魔の森での生活で、強靱な精神力もつき、シュン達の影響もあるのか、幼馴染たちに対する興味がなくなってしまったのであった。
というよりも他人に対する興味というのが薄れている状態に近いのだった。
その影響なのか、口調も変わっていったのである。
シュンに声をかけられて、シリルとリンは鍛錬を中断。
そして、シュンのいるベンチにそれぞれ座りながら話してている。
「だろー、バカバカしいよな。 ステータスカードってので職業が決まるってやつ。」って俺。
「シュン、どうしたんだ?」ってリン。
「コリーに人間社会の事を調べさせてて、報告書読んでるがな、ステータスカードってやつにある職業にあわせて、行ける学園とかつく職業が決まるらしいや。 すげーつまんねーよな。」
「それは、つまらない。」
俺は、シリルは、まだまだだが、ある程度、基礎もできつつあるというのもあって、コリーに人間社会の事を調べさせている。
もちろん、傍観もあるが。
その中に、ステータス主義っていうのに今のこの人間社会は成っていて、ステータスカードに書いてある職業にしか、今の人間は就くことが出来ないらしい。
シリルが、ここに来る前の奴らに復讐するなら、
それはシリルがしたい事だし、それはそれでいいのだが、今の本人には特に関心がないみたいだ。
なんて事を考えながら、俺はタバコをふかしていた。
「そういや、師匠達ってステータスカードないのか?」
「「ない」」
俺とリンが即答すると、シリルが不思議な顔をしている。
っていうか、今さら聞く話なのか?と心の中で俺はつっこんでおいた。
「うん? ステータスカードないし、そういえば、師匠達が使い魔召喚したのも見た事ないんだぞ。
あれ? なんで俺 魔術ならってるんだ?」
俺とリンは、そんな今更聞くシリルの質問に爆笑した。
「シリルって、結構ぬけてるよな。」
「われもそう思う。」
シリルって、天然なのかってツッコミたいぐらい、抜けてるな。 まぁ、そこがまた面白いんだが。。
「俺がお前に魔術教えてんのは、俺の本業が魔術師だかんな。
魔術は、おのれの魔力のみを使い、自然の断りを理解して発動すんだろ。
だったら、使い魔なんていらんだろ。 で、お前は使い魔いねーし、魔術教えてんだ。」
「そういう事なのか。 でも、よかったぞ 俺。 演唱なんて、はずかしいぞ。」
「だろー。 演唱なんてした事ねーよ」
「まぁ、おめーにちゃんといってなかったが、俺らの事情もあんけど、
俺らがお前の面倒をみんのはお前が成人する18歳までだ。
それまでは面倒みんが、シリルがなりたい職業は自分で決めろ!」
「そうなのかだぞ。
もし、自由でいいていうなら、俺、冒険者になって旅したいぞ。
いなくなった竜を探したいぞ! あと神獣も見たいんだぞ!」
そういった、シリルは目を輝かせている。
俺は、そんなシリルを見て、ライナスに似た家系は、代々竜が好きなんだななんて思いつつ、
なんでこいつら代々女神に嫌われるんだ?と考えて、苦笑いしていた。
リンも同じ事考えているみたいだ。
「そうか、んじゃ、どうせ学園いかなきゃいけーねんだし、おめーが13歳になったら、迷宮都市いって、てめーの学費を稼げ。
んでだ、15歳になったら、学園にはいる。 当面の目標だ。」
「師匠、了解だぞ」
そう言った、シリルは、リンの指導で魔術の練習にはげむのだった。
俺は、そんなシリルの様子をみつつ、引き続きコリーの読みにくい報告書をよみつつ、シリルのステータスカードを解析していた。
って、俺も今更というか興味なさすぎて解析してなかったが、今後のために解析したわけだ。
そして解析した結果、あー、なるほどな。
そして、俺はある計画をおもいつき、ニタリ笑うのだった。。
片手にエールをもち、タバコをふかしている。
そして、なにか資料を読んでいる。 一方、シリルは、リンと魔術の練習をしていた。
「シリル、お前さ、将来何にりてーとかあんのか? ここ来た時は復讐してーって言ってたけどよ」って俺シュン。
資料をよみながら、気になった事があり聞いた。
「俺、ここで生活してたら、あんま復讐っていうのバカバカしくなったんだぞ。
関わりたくないし、関わってほしくないぞ。
ただ、俺は、出来れば自由に旅したいぞ。
それに、ステータスカードで決まる職業ってのもバカバカしいんだぞ。
そういうの関係ない所で生活したいぞ。」
シリルは、この2年間以上の魔の森での生活で、強靱な精神力もつき、シュン達の影響もあるのか、幼馴染たちに対する興味がなくなってしまったのであった。
というよりも他人に対する興味というのが薄れている状態に近いのだった。
その影響なのか、口調も変わっていったのである。
シュンに声をかけられて、シリルとリンは鍛錬を中断。
そして、シュンのいるベンチにそれぞれ座りながら話してている。
「だろー、バカバカしいよな。 ステータスカードってので職業が決まるってやつ。」って俺。
「シュン、どうしたんだ?」ってリン。
「コリーに人間社会の事を調べさせてて、報告書読んでるがな、ステータスカードってやつにある職業にあわせて、行ける学園とかつく職業が決まるらしいや。 すげーつまんねーよな。」
「それは、つまらない。」
俺は、シリルは、まだまだだが、ある程度、基礎もできつつあるというのもあって、コリーに人間社会の事を調べさせている。
もちろん、傍観もあるが。
その中に、ステータス主義っていうのに今のこの人間社会は成っていて、ステータスカードに書いてある職業にしか、今の人間は就くことが出来ないらしい。
シリルが、ここに来る前の奴らに復讐するなら、
それはシリルがしたい事だし、それはそれでいいのだが、今の本人には特に関心がないみたいだ。
なんて事を考えながら、俺はタバコをふかしていた。
「そういや、師匠達ってステータスカードないのか?」
「「ない」」
俺とリンが即答すると、シリルが不思議な顔をしている。
っていうか、今さら聞く話なのか?と心の中で俺はつっこんでおいた。
「うん? ステータスカードないし、そういえば、師匠達が使い魔召喚したのも見た事ないんだぞ。
あれ? なんで俺 魔術ならってるんだ?」
俺とリンは、そんな今更聞くシリルの質問に爆笑した。
「シリルって、結構ぬけてるよな。」
「われもそう思う。」
シリルって、天然なのかってツッコミたいぐらい、抜けてるな。 まぁ、そこがまた面白いんだが。。
「俺がお前に魔術教えてんのは、俺の本業が魔術師だかんな。
魔術は、おのれの魔力のみを使い、自然の断りを理解して発動すんだろ。
だったら、使い魔なんていらんだろ。 で、お前は使い魔いねーし、魔術教えてんだ。」
「そういう事なのか。 でも、よかったぞ 俺。 演唱なんて、はずかしいぞ。」
「だろー。 演唱なんてした事ねーよ」
「まぁ、おめーにちゃんといってなかったが、俺らの事情もあんけど、
俺らがお前の面倒をみんのはお前が成人する18歳までだ。
それまでは面倒みんが、シリルがなりたい職業は自分で決めろ!」
「そうなのかだぞ。
もし、自由でいいていうなら、俺、冒険者になって旅したいぞ。
いなくなった竜を探したいぞ! あと神獣も見たいんだぞ!」
そういった、シリルは目を輝かせている。
俺は、そんなシリルを見て、ライナスに似た家系は、代々竜が好きなんだななんて思いつつ、
なんでこいつら代々女神に嫌われるんだ?と考えて、苦笑いしていた。
リンも同じ事考えているみたいだ。
「そうか、んじゃ、どうせ学園いかなきゃいけーねんだし、おめーが13歳になったら、迷宮都市いって、てめーの学費を稼げ。
んでだ、15歳になったら、学園にはいる。 当面の目標だ。」
「師匠、了解だぞ」
そう言った、シリルは、リンの指導で魔術の練習にはげむのだった。
俺は、そんなシリルの様子をみつつ、引き続きコリーの読みにくい報告書をよみつつ、シリルのステータスカードを解析していた。
って、俺も今更というか興味なさすぎて解析してなかったが、今後のために解析したわけだ。
そして解析した結果、あー、なるほどな。
そして、俺はある計画をおもいつき、ニタリ笑うのだった。。
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