【白銀の黒帝：9】勇者と魔族

1章：冒険者育成学園

勧誘？

その日の午後の実技は剣術の模擬戦であった。　
シリルは相手の力量にあわせて、とりあえず勝つ。

すると、アッシュグレーの髪の生徒がシリルに、
「グレイ君はやはり才能がある。　王国の騎士団にはいり勇者たちとともに来年の魔族との戦いに参加してくれないか？　生活も地位も保証する。　いい話だとおもうが？」と言われる。
「興味ないぞー」といって立ち去るの俺だぞ。

「なんどか勧誘しているけど、だめね。　
　たしか彼、今週のギルド任務にアンソニー様のグループに参加よね。　その時に女子達で誘惑するっていうのはどうかしら？」という王女。
「確かに、その時に再度勧誘してみます。」と答えるアッシュグレーの髪の生徒である。

◇◇◇
しかし、その日の金曜、シリルは姿をあらわさないのであった。

その日のシリル。
「魔王様、今日はギルドの日では？」ってゲールに聞かれたぞ。
「あれつまんないぞ。　ダンジョンマスターのとこ遊びいってくるぞ！」といって出かける俺だぞ。

翌週、シリルはなにか言われるが聞いておらず、スルーしているのであった。

シリルの身勝手な行動により、王女たちの勧誘はことごとく失敗していくのであった。