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1章:魔大陸の学園編

学園の後期のテスト

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ジャーサと別れて、基本は巣窟の森を拠点にしてたら、ジュールから連絡。
後期の学年末テストの時期だって事で、そういえば俺、魔大陸の学生だった事を思い出して学園の寮に戻ったぞ。

後期のテスト受けて、今日が最終日だぞ。 なんだかんだで、3日間もあったぞ。
今日は学科のテストで、俺はちゃっちゃと終わって、いざ、巣窟の森でも行くかだぞって考えながら寮の部屋に転移。

うん?
「お前ら、なんでいるんだぞ」

俺の部屋には、大魔王に、現四天王のゲール、ガリス、ミエル、ダルク、そして四天王候補のギールがいる。
「確保!」って大魔王だぞ。
何が確保って、四天王達が俺のこと羽交い締めにして、大魔王は大魔王で俺の左の小指に指輪つけた。
何がどうなってるんだぞ。

「完了だ」って大魔王はなんか企んだ笑みでいってるぞ。
「魔王様、本当すみません」って四天王達がようやく俺を解放してくれたぞ。
「だから、何しに来てるんだぞ」って俺、状況わからないけど、変装といて私服に着替えて、その場で胡坐かいた。

大魔王につけられた小指の指輪ながめてみた。
「ふーん、今から2ヶ月弱、無属性の転移、風と闇の転移もはいっているぞ。 もちろん、次元不可になっているぞ。 しかも、シュンさん作ときてるぞ」と俺ぶつぶつ指輪を解析。 転移不可ってどういう事なんだぞ!
「それで、俺が逃げないようにした理由はなんなんだぞ!」って俺は超不機嫌だぞ。 プンスコだぞ。
「我が言ったほうがいいな」って大魔王。 四天王達にギールは俺が超不機嫌なの見て、ちょっと青ざめてるし。
「シリルのことだ、すっかり覚えていないとおもうが、今年でだ、魔王就任1500年だ。 それでもって、魔大陸ができて1万年だ。 というわけで、記念の意味もあってだ今年かぎりの交流を開くことになったんだ」って大魔王が口元つりあげてニヤリ笑ってる。

うお、だから、魔界魔族の留学があったのかだぞ。 って、俺、就任1500年なのかだぞ。 まじ知らなかったぞ。
して交流とはいかに。 まさか。。
「うん、就任1500年というのは知らなかったぞ。 で、交流って留学以外にもあるって事かだぞ?」
「その通りだ。 これから2か月弱は、魔王としての活動だ」って大魔王
「つまりだぞ、これから約2ヶ月弱ある魔大陸での式典にでろってことなのかだぞ。」
「「「「そうです!」」」」って、四天王達、声あわせていってるぞ。
「そこで、絶対嫌がる俺を見越して、魔大陸に留めて、自由にさせて上で、しかるべきタイミングできたってことかだぞ。 でもってだ、転移で逃げないようにシュンさん作の魔道具で、説得として、次元ゲートを開く役目として大魔王もつれてきたってことかだぞ。
 この計画は、四天王だけじゃむりだぞ。 シュンさん達もいれて、計画したんだぞ。 じゃぁないと、無理だぞ」って俺ぶつぶつ独り言状態だぞ。

「こういう時は察しが良いな」って大魔王が頭なでてくれた。 もうわかったぞって、その場で大の字にあおむけになって倒れてやった。 
「うわぁー、久々にやられたぞー」って叫んでやったぞ。 もうどうにもならない状態だから、愚痴ぐらい言わせてほしいんだぞ。
「もうわかったぞ。 どうせ逃げられないんだぞ。 それで、四天王は誰がのこるんだぞ?」って、起き上がって聞いた。 四天王全員がここにいられるわけじゃないんだぞ。 魔界で彼らも重要な役割があり、さすがに2か月間も全員不在ってわけにはいかないんだぞ。

「ガリスとダルクだ。 あとギールも残す」って大魔王。 確かに、ゲールは文官的な立ち位置だし、常識人ギールがいるならなんとかなるのかだぞ。 ガリスは、以前俺と魔大陸に来た事あるからだぞ。 ダルクは、きっと、じゃんけんとかで決めたんだろう。
「うん、わかったぞ。 ちょっと待ってだぞ。転移できないって事はだぞ、ダンジョンの間引きに行けないって事かだぞ」
「俺、集団転移できますので、魔大陸のダンジョンのみでしたら行けますから」ってダルク。
ダルクが来る理由は、集団転移が出来るからかだぞ。 俺、初めて知ったぞ。
「それでも不便すぎるぞ」って俺、まだ超不機嫌だぞ。

◇◇◇
「細かい話しはあとじゃ」って大魔王。
「既に寮は元どおりにして、シリルの荷物はこの通りまとめてある」といわれて、大魔王からマジックバックを渡された。
「こういう時ばっかり、対応早いんだぞ」って俺、不貞腐れたまま受け取ったぞ。
「シリル、あまり不貞腐れるでない。 んでは、いくぞ」って大魔王。 そして、集団転移する。

っておい、今からどこに行くんだぞ。 説明してくれだぞ。
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