17 / 68
1章:魔大陸の学園編
小テスト 後編
しおりを挟む
Side:ジュール
俺、ジュール。 今、魔大陸の学園に、混魔族に擬態して通ってる。
一応、魔王様の同行として来てるんだけど、当の魔王様は、学科の午前の授業は参加しなくていいって事で入学してから1週間出席しただけで、通っていらっしゃらない。 ちなみに、その間、魔王様と俺が午後の実技も今月はクリアしてしまってる。 つまり、魔王様は学園には来ないで、なにやら魔大陸の未開拓地へ行くとか言われて、旅に出てしまった。
昨日は、学園の毎月ある小テストの日で、連絡したらお戻りになったけど、テストを早々に終わらせて、俺が学園に留学してる魔界魔族の動向を報告したら、そのまままた旅に出てしまった。 自由奔放の魔王様だ。 俺に止めるすべはないし、四天王候補である兄ギールにも、魔王様をなるべく自由にさせろって言われてるから好きにさせている。 って、俺がどうこうできる相手でもないし。。
そして、今日は小テストの結果が発表される日。 たしか、点数悪いと補習になるはず。 魔王様、大丈夫なんだろうか。
「ジュール君。 カシル君は?」ってアマンダ先生。 そう、今、小テストの結果が配られている。 結果を受け取った生徒の様子は様々だ。
「カシルは、今日も来ないっす」って俺。
「はぁー。 じゃぁ、これカシル君のテスト結果です」って俺に渡してきたアマンダ先生。
「カシル君って、私の授業が嫌いなのかしら」とぼそっといわれた。
「あまり大勢の人がいる所が嫌いなんで、気にしないでください。」といってが受け取って、こっそり魔王様のテスト結果を確認したら満足以上の数字。
「さすがです」としか言えない俺。 やっぱり年期が違うな。 ちなみに、俺だって、一応四天王候補生だ。 自慢じゃないが、平均90点で高得点だ。
全員に結果を配り終わった後アマンダ先生。
「間違った所の正解は各自確認して、再回答してください。 それが、今週の課題です。 わからない場合は、質問に来ていただいて結構ですよ」っていう。
まじかよ。
それを聞いて、前の席に座るちょっとヤンチャン顔で、身長190CMの中肉の混魔族で名前はヴィート。
「ジュール、お前どうだった? 俺、魔法陣が45点で、魔術理論42点で追試免れたけどよ、課題無理だ。」と嘆いている。
「俺、80点台だ。」
「まじかよ、教えてくれ」っているヴィート。
「最後の問題が結構難問で、俺もこの問題に時間かかりそうだ。」って言ったら、今度はヴィートの隣に座る、頭の良さげな混魔族の生徒で名前はオスカル。
「ヴィート、ジュールの言う通りで最後の問題、授業でやったことの応用だ。 これ難しいぞ。」というのだった。
そうなんだよ。 応用問題で難しいんだよ。
「まじかー。 みんなで考えねぇ」ってヴィート。
「「だな。」」って俺とオスカル。
「カシルはいいのか?」って小声でヴィートが聞いてきた。
「ああ、カシルは平気だ」
「どういう意味だ?」と突っ込まれた。
「誰にもいうなよ、カシル満点で、かつ難問のところに加点もあんだ。 でもよ、その回答を見ても高度すぎてわかんねぇー」
「まじか。 カシル、教えてくれねぇーかな」
「聞いてみるけど、あいつ面倒くさがりだから教えてくれねぇー。 勉強は1人でするもんって思ってるし」って言っておいた。
「そ、そうかまぁ、俺らでなんとかしようぜ」ってヴィートに頷く俺だ。
俺だって、教えてもらいたいけど、当の魔王様は、旅に出ていないし。。 まさか、間違ってる箇所あったら課題になるとまでは知らなかった。 学生生活も結構大変だ。 こうして、俺、ヴィート、オスカルは、課題達成のため図書館で勉強する事になった。
ちなみに、シリルが満点にしたのは、特に今回は魔王とバレなければいいという理由で、テスト等で手を抜く必要がなかったからというだけで、たまたまであった。 実際、魔力制限はあるもののそれ以外の制約はないからだ。
俺、ジュール。 今、魔大陸の学園に、混魔族に擬態して通ってる。
一応、魔王様の同行として来てるんだけど、当の魔王様は、学科の午前の授業は参加しなくていいって事で入学してから1週間出席しただけで、通っていらっしゃらない。 ちなみに、その間、魔王様と俺が午後の実技も今月はクリアしてしまってる。 つまり、魔王様は学園には来ないで、なにやら魔大陸の未開拓地へ行くとか言われて、旅に出てしまった。
昨日は、学園の毎月ある小テストの日で、連絡したらお戻りになったけど、テストを早々に終わらせて、俺が学園に留学してる魔界魔族の動向を報告したら、そのまままた旅に出てしまった。 自由奔放の魔王様だ。 俺に止めるすべはないし、四天王候補である兄ギールにも、魔王様をなるべく自由にさせろって言われてるから好きにさせている。 って、俺がどうこうできる相手でもないし。。
そして、今日は小テストの結果が発表される日。 たしか、点数悪いと補習になるはず。 魔王様、大丈夫なんだろうか。
「ジュール君。 カシル君は?」ってアマンダ先生。 そう、今、小テストの結果が配られている。 結果を受け取った生徒の様子は様々だ。
「カシルは、今日も来ないっす」って俺。
「はぁー。 じゃぁ、これカシル君のテスト結果です」って俺に渡してきたアマンダ先生。
「カシル君って、私の授業が嫌いなのかしら」とぼそっといわれた。
「あまり大勢の人がいる所が嫌いなんで、気にしないでください。」といってが受け取って、こっそり魔王様のテスト結果を確認したら満足以上の数字。
「さすがです」としか言えない俺。 やっぱり年期が違うな。 ちなみに、俺だって、一応四天王候補生だ。 自慢じゃないが、平均90点で高得点だ。
全員に結果を配り終わった後アマンダ先生。
「間違った所の正解は各自確認して、再回答してください。 それが、今週の課題です。 わからない場合は、質問に来ていただいて結構ですよ」っていう。
まじかよ。
それを聞いて、前の席に座るちょっとヤンチャン顔で、身長190CMの中肉の混魔族で名前はヴィート。
「ジュール、お前どうだった? 俺、魔法陣が45点で、魔術理論42点で追試免れたけどよ、課題無理だ。」と嘆いている。
「俺、80点台だ。」
「まじかよ、教えてくれ」っているヴィート。
「最後の問題が結構難問で、俺もこの問題に時間かかりそうだ。」って言ったら、今度はヴィートの隣に座る、頭の良さげな混魔族の生徒で名前はオスカル。
「ヴィート、ジュールの言う通りで最後の問題、授業でやったことの応用だ。 これ難しいぞ。」というのだった。
そうなんだよ。 応用問題で難しいんだよ。
「まじかー。 みんなで考えねぇ」ってヴィート。
「「だな。」」って俺とオスカル。
「カシルはいいのか?」って小声でヴィートが聞いてきた。
「ああ、カシルは平気だ」
「どういう意味だ?」と突っ込まれた。
「誰にもいうなよ、カシル満点で、かつ難問のところに加点もあんだ。 でもよ、その回答を見ても高度すぎてわかんねぇー」
「まじか。 カシル、教えてくれねぇーかな」
「聞いてみるけど、あいつ面倒くさがりだから教えてくれねぇー。 勉強は1人でするもんって思ってるし」って言っておいた。
「そ、そうかまぁ、俺らでなんとかしようぜ」ってヴィートに頷く俺だ。
俺だって、教えてもらいたいけど、当の魔王様は、旅に出ていないし。。 まさか、間違ってる箇所あったら課題になるとまでは知らなかった。 学生生活も結構大変だ。 こうして、俺、ヴィート、オスカルは、課題達成のため図書館で勉強する事になった。
ちなみに、シリルが満点にしたのは、特に今回は魔王とバレなければいいという理由で、テスト等で手を抜く必要がなかったからというだけで、たまたまであった。 実際、魔力制限はあるもののそれ以外の制約はないからだ。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
【R18】僕の異世界転性記!【挿絵付】
サマヨエル
ファンタジー
【閲覧注意!】性的描写多数含みます。苦手な方はご遠慮ください。
ふと気がつくと見知らぬ場所で倒れていた少年。記憶の一切が無く、自分の名前すら思い出せない少年の本能は告げていた。ここは自分の居るべき世界ではない、異世界であると。
まるでゲームのような世界に胸を高める中ひょんなことから出現したステータスウィンドウには驚愕の一言が!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
特殊スキル:異世界転性
種族問わず。性交の数だけ自身のステータス上昇とスキル取得ができる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誰もがうらやむ異世界性活が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる