【白銀の黒帝:1】最強のギルド隊長は、人に興味なし

八木恵

文字の大きさ
38 / 201
3章:学生編

長期任務は、学園へ 前編

しおりを挟む
シュンが承諾した事に安堵したジルは、さっそく学園の説明をするのだった。

「では、日曜に一度学園長室に行ってくれ。
 学園長には、あくまでお前らはギルド育ちの隊員候補としか伝えてない。 だから、お前らの正体は絶対に知られてはならん。 もし、知られた時点で退学じゃ。」

それを聞いて、俺は細く笑みをして、学園という所が退屈な場所なら、自分で正体をバラして退学しようと考えいた。

そこはジルが察しており、命令口調で告げるのだった。
「自分達でばらした場合、ギルドに戻ってからの1年間、シュンとリンの部屋を別にする。 任務も別じゃ。 その期間中は、問答無用で任務を受けてもらうからな。 いいな!!」

これは、俺とリンにとっては死活問題。 
「ちぃ、承諾しなきゃよかった」

舌打ちした俺は、この任務の詳細をもう少し聞いてから承諾すればよかったと反省した。 一度承諾した任務を撤回するのは、ジルの性格からして無理で、俺とリンに行ってくれといっている以上、今更断る事はできなかった。  

ジルはジルで、最近、言う事を聞いてくれないシュンに、キラーワードを投げて仕返しができたとちょっと嬉しいく、してやったりの顔をしていた。

「学園は、全寮制だから、荷物の準備しとけよ」

その言葉に、俺はイラっとして、タバコをふかすのだった。
「全寮制ってなんだ!!」

「そこか、本当にお前は少しは一般常識がましになったと思ったのに。。 知らない事が多いの。。」

ジルはごほんと溜息をついくのだった。
「学園内に、お前が住む部屋があって、学園の休暇以外はそこで生活するっている意味だ」

俺は、全寮制の意味はわかったが、わざわざそこに住む意味がわからない。。
「あー、きぃいてねーぞ。 なんで、今の部屋から別の部屋なんだよ。 
 この任務中は、討伐と暗殺任務どーなんだ? 殺しなしとか、無理なんだけど」

隣で黙っていたリンも俺と同意見とコクコクく頷くのであった。
ジルはそんな様子の2人に呆れるが、いくら長期任務とはいえシュンにしか出来ない任務は山ほどある。

「本当、お前らは討伐と暗殺任務が好きじゃな。 もちろん、儂だってちゃんと考えておる。 
 まず、お前たちは同じ部屋じゃ。 安心せい。 
 特待生とかだと最上階の豪華の部屋で、その寮の生徒のほとんどが貴族たちだ。 初めは、特待生にしようと思ったが、注目されては困るんでな、寮はあくまで平民の多い所にした。 
 普段通う教室棟から離れたところにな、寮があってな、そこの最上階のフロアの部屋はだれも入室していないらしい。 その階の部屋をお前ら用に用意してもらっておる。 お前らが在学中は、他のものはそのフロアに入室しないようにしてある。
 学園内の寮は、無用な争いがおきないように寮内は魔法発動不可の結界がはっておるが、お前らの部屋は可能にしてある。 どうせ、シュンなら、そんな結界があっても解除できるじゃろうし、転移できるじゃろ。 だから、任務は部屋からいける。
 急ぎじゃない依頼は、部屋に物体転送魔法陣を置いて、そこにいく。」

「あとこれじゃ」

そう言って、ジルは、黒のプレートを俺に渡すのだった。
「緊急用だ。 通話が可能なプレートの魔道具じゃ。 用があるときはそれにかける。 これは、わしとの連絡用にしか使えないからな。 困ったときもこれでかけてくるとよい」

プレートを受取けとった俺は、魔道具を解析している。。。 ふむふむ。。
「念話でいいんじゃねぇーのか?」

任務の依頼は大概念話でやり取りしている。 だから、わざわざ通話用の魔道具を渡される意味がわからなかった。 

「学園の場所によっては、魔法発動不可の結界がはってあるといったじゃろ。 儂が結界の穴を見つけるのは無理じゃ。 それに、お前ら、セックスしているとき念話遮断してるだろ。 だ・か・ら・じゃ」

「ちぃ、きづいていやがった。 邪魔されたくねぇーんだよ」

舌打ちしながら言った。 今答えた通り、リンと楽しんでいる時間は邪魔されたくないから念話は遮断していた。 

「まぁ、ええわ。 ただ、授業中でも鳴ったら絶対出ろよ。 なるべく、授業中の時間帯の任務はイアン達に任せるが、それが鳴った場合はお前じゃなきゃ出来ない任務だ。 肌身離さず、持ってろよ!」

そういうジルの言葉を聞いて、俺は、イアン達が承諾しているのかが気になった。
「あー、わかったよ。 あと、イアン達は知っているのか? 俺らが学園ってとこにいくの?」

「あー、お前らに依頼する前にイアン達にも相談してあるぞ。 そしたら、あれだ『隊長が承諾したら、それでいいっす。 が、学生服姿見せてください』っていっておったぞ」

イアン達も納得しているならいいか。。。いいのか。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」  ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

処理中です...