【白銀の黒帝:1】最強のギルド隊長は、人に興味なし

八木恵

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2章:白銀の黒帝の誕生

国王との謁見 後編

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シュンが、転移で移動した後。

「なに!! 謁見の間は、魔法発動禁止の結界があったはずじゃ」
「転移しただと」
「総帝、どういう事じゃ」

周りがざわつく。
ジルは、溜息をつきながら、シュンの奴め結界の穴から勝手に帰りやがった。

「あの者は、魔術師です。 結界の穴から、転移したのかと。」
「ちなみに、あの者は、地位も名誉にも興味がないのですよ。 この国にも属しておりません。」
「私もこれにて失礼いたします」

儂も貴族達の質問に対応するのも面倒なので、さっさと謁見の間を後にした。

◇◇◇
謁見後、シュンはジルにマスター室に呼び出された。

「ジル、なんか用?」

「シュン、謁見の間で転移するのはダメじゃ」

「もう行かないからいい」

「そうもいかんのじゃ。 まぁいい、これ討伐と暗殺任務じゃ」

俺は、10枚程度の依頼表を受け取った。 ジル、結構いい任務だ。
「んじゃぁ、いってくる」

そう、ジルはシュンの機嫌が悪くなるのがわかっており、事前に討伐と暗殺任務を用意しておいたのであった。

そして、この日シュンは世界最強の称号でもあるギルドランクXにもなるのだった。
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