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外伝:俺の高校生活の話でもしようか
仮クラブ入部
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興味もないが『オカルト研究』クラブ一択しかない俺と海は、それを記入して提出。
早速、担任に職員室に呼ばれた。
「お前達2人とも、中学の体育の成績や他の成績をみたとしても、普通はこのクラブじゃなくてだな運動部とかでもいいんじゃないか? その才能を埋もれさせるのも勿体ないが」って小早川先生。
「家庭の事情というか、高校はいったら、親の事業の手伝いする事になっていて、放課後や週末をクラブ活動にとられるわけにはいかないんですよね」って海。
「なるほどな、そういえばその事情で、お前は全寮制からこっちの高校に受験しなおしたんだったな。 そうか、そうなるとこのクラブしかないわけか。 野呂瀬お前は?」ってちょっと呆れながらいう小早川先生。
「海と同じ理由。 放課後と週末に家の手伝いがあって、それをないがしろにできないから。 そう思って帰宅部の高校にはいったんだけど、クラブ活動ってのがあるからそれで」って俺。
「そう言えば、お前の家は、母子家庭で、お爺さんがいたな。 深く事情はきかないが、そういう理由であればいたしかたない。」って小早川先生。
たしかにそうだけど、本家には本家勤めの奴はいるし、小間妖怪もたくさんいるけどな。
という事で、問題なく、俺と海は仮クラブ入部する事になった。
◇◇◇
「廃クラブの危機に新入生が4人もはいってくれるなんて嬉しいよ」って半べそかいてるメガネ部長の田辺。
「ええ、部長、やりましたね」っていうのは副部長の吉田。 2人とも2年生。
俺と海はゲンナリしてる。
「なぁ、俺達、担任によばれたのにあいつらはいとも簡単にはいってるんだ?」って俺。
「もう、なんとも言えない」って海。
残りの2人っていうのは、
「鳳来君が、まさかこのクラブにはいるなってやっぱり私たち相性がいいのね。 百合もそう思わない?」っていってるのは一ノ瀬。
「そうかもしれないですね。 私も偶然です」とか言ってるのは俺の隣の席の女の東。
海は、今できつつあるファンクラブのメンバーにさえ、クラブは言わずにギリギリで提出したんだが。。
「クラブ活動はというと、怪奇現象についてクラブ紹介では化学的とかいっていたけど、結局は見えざるなにかっていう結論にいくんだよ。 それで、我々としては、それが何なのかを突き止めていきたい。 といっても、週一にこの教室に集まって、全国で発生している怪奇現象について何なのか議論するだけだけどね。」って田辺部長。
その議論もしなくてもいいんだが。
「そう、例えば、もう約2年前になるけど、京都の夜間外出禁止だ。 あれは、公表によると通り魔により人々が襲われたっていう事件なんだけど、夜間限定、かつ亡くなった人の中には寺の住職などもいるんだよ。
僕達は今、この事件は実は何かの怪奇現象ではないかと調べてるんだ」って副部長の吉田。
うん、その話勘弁してほしいかも。
「そう言えば、東さんも一ノ瀬さんも京都出身なんだよね。 その時、京都にいたのかね」って田辺部長だ。
「私も加奈子もその時は京都にいましたよ」って東。 2人は知り合い?
「そう、実家から呼び出しくらってね、鳳来君とはなれたくないのに」って一ノ瀬。 まじ、ストーカーだよな。
「それで、やはり怪奇現象だったのかね」って乗り出す副部長の吉田。
「それは、えーとですね。」って濁す東に対して、
「それって、妖怪の仕業だから」って一ノ瀬。
「加奈子!」って叫ぶ東。
「えー、だって本当の事じゃない。 その退治に百合の母方のお爺さん、一条満様はなくなったんだし」って一ノ瀬だ。
まじかよ、一条かよ。
「本当なのか! 一条満といえば、13代目陰陽師当主だったかたじゃないか。」って興奮してるよ田辺部長。
「本当です。 それで、事件の真相をしりたくて、調べているうちに、この洋桜地区も怪奇現象が頻発する場所である事がわかってですね、そのために修行も含めてこの地にきたんです」って東。
「修行?」って吉田副部長。
「百合、こうみえて陰陽師なの。 私もだけど、私あまり才能なくてね」って髪の毛をいじりながらいう一ノ瀬だ。
「すごいぞ、本職が2人もいるなんて」って興奮してる田辺部長。
「やっぱり、妖怪はいるんだな」って、吉田副部長。
あー、勘弁してくれって感じ。
そしたら、終了のチャイムがなった。
前半自己紹介とかで使ってたし。
「先輩、終わったんで、俺達帰りますね」って海。
「君たち、帰っちゃうのかい。 もっと東さんと一ノ瀬さんの話をきかないかい?」
「先輩、俺達家庭の事情で、このクラブの所属であって、あまりそういうの興味ないんですよね」って海。
「そうだったね。 じゃぁ、また来週」て田辺部長。
それ聞いて、教室を後にする俺達だ。
◇◇◇
「若、東さんが一条家の孫とはね」って海。
「ああ、辰巳の姪っ子って事かよ。 まじ、聞いてないし、知らないしな。」って俺。
辰巳とは現14代目の当主だ。 いろいろあって、しらない仲ではない。
「面倒なことにならないといいな」って俺。
「ですね」って海。
早速、担任に職員室に呼ばれた。
「お前達2人とも、中学の体育の成績や他の成績をみたとしても、普通はこのクラブじゃなくてだな運動部とかでもいいんじゃないか? その才能を埋もれさせるのも勿体ないが」って小早川先生。
「家庭の事情というか、高校はいったら、親の事業の手伝いする事になっていて、放課後や週末をクラブ活動にとられるわけにはいかないんですよね」って海。
「なるほどな、そういえばその事情で、お前は全寮制からこっちの高校に受験しなおしたんだったな。 そうか、そうなるとこのクラブしかないわけか。 野呂瀬お前は?」ってちょっと呆れながらいう小早川先生。
「海と同じ理由。 放課後と週末に家の手伝いがあって、それをないがしろにできないから。 そう思って帰宅部の高校にはいったんだけど、クラブ活動ってのがあるからそれで」って俺。
「そう言えば、お前の家は、母子家庭で、お爺さんがいたな。 深く事情はきかないが、そういう理由であればいたしかたない。」って小早川先生。
たしかにそうだけど、本家には本家勤めの奴はいるし、小間妖怪もたくさんいるけどな。
という事で、問題なく、俺と海は仮クラブ入部する事になった。
◇◇◇
「廃クラブの危機に新入生が4人もはいってくれるなんて嬉しいよ」って半べそかいてるメガネ部長の田辺。
「ええ、部長、やりましたね」っていうのは副部長の吉田。 2人とも2年生。
俺と海はゲンナリしてる。
「なぁ、俺達、担任によばれたのにあいつらはいとも簡単にはいってるんだ?」って俺。
「もう、なんとも言えない」って海。
残りの2人っていうのは、
「鳳来君が、まさかこのクラブにはいるなってやっぱり私たち相性がいいのね。 百合もそう思わない?」っていってるのは一ノ瀬。
「そうかもしれないですね。 私も偶然です」とか言ってるのは俺の隣の席の女の東。
海は、今できつつあるファンクラブのメンバーにさえ、クラブは言わずにギリギリで提出したんだが。。
「クラブ活動はというと、怪奇現象についてクラブ紹介では化学的とかいっていたけど、結局は見えざるなにかっていう結論にいくんだよ。 それで、我々としては、それが何なのかを突き止めていきたい。 といっても、週一にこの教室に集まって、全国で発生している怪奇現象について何なのか議論するだけだけどね。」って田辺部長。
その議論もしなくてもいいんだが。
「そう、例えば、もう約2年前になるけど、京都の夜間外出禁止だ。 あれは、公表によると通り魔により人々が襲われたっていう事件なんだけど、夜間限定、かつ亡くなった人の中には寺の住職などもいるんだよ。
僕達は今、この事件は実は何かの怪奇現象ではないかと調べてるんだ」って副部長の吉田。
うん、その話勘弁してほしいかも。
「そう言えば、東さんも一ノ瀬さんも京都出身なんだよね。 その時、京都にいたのかね」って田辺部長だ。
「私も加奈子もその時は京都にいましたよ」って東。 2人は知り合い?
「そう、実家から呼び出しくらってね、鳳来君とはなれたくないのに」って一ノ瀬。 まじ、ストーカーだよな。
「それで、やはり怪奇現象だったのかね」って乗り出す副部長の吉田。
「それは、えーとですね。」って濁す東に対して、
「それって、妖怪の仕業だから」って一ノ瀬。
「加奈子!」って叫ぶ東。
「えー、だって本当の事じゃない。 その退治に百合の母方のお爺さん、一条満様はなくなったんだし」って一ノ瀬だ。
まじかよ、一条かよ。
「本当なのか! 一条満といえば、13代目陰陽師当主だったかたじゃないか。」って興奮してるよ田辺部長。
「本当です。 それで、事件の真相をしりたくて、調べているうちに、この洋桜地区も怪奇現象が頻発する場所である事がわかってですね、そのために修行も含めてこの地にきたんです」って東。
「修行?」って吉田副部長。
「百合、こうみえて陰陽師なの。 私もだけど、私あまり才能なくてね」って髪の毛をいじりながらいう一ノ瀬だ。
「すごいぞ、本職が2人もいるなんて」って興奮してる田辺部長。
「やっぱり、妖怪はいるんだな」って、吉田副部長。
あー、勘弁してくれって感じ。
そしたら、終了のチャイムがなった。
前半自己紹介とかで使ってたし。
「先輩、終わったんで、俺達帰りますね」って海。
「君たち、帰っちゃうのかい。 もっと東さんと一ノ瀬さんの話をきかないかい?」
「先輩、俺達家庭の事情で、このクラブの所属であって、あまりそういうの興味ないんですよね」って海。
「そうだったね。 じゃぁ、また来週」て田辺部長。
それ聞いて、教室を後にする俺達だ。
◇◇◇
「若、東さんが一条家の孫とはね」って海。
「ああ、辰巳の姪っ子って事かよ。 まじ、聞いてないし、知らないしな。」って俺。
辰巳とは現14代目の当主だ。 いろいろあって、しらない仲ではない。
「面倒なことにならないといいな」って俺。
「ですね」って海。
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