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3章:総大将の帰還

花火でもみますかね

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花火前、俺は屋上にきてる。
今夜は独り酒して花火をみるつもり。

今は制服から私服に着替えてる。 万が一、出店を出しているやつらに見つかっても大丈夫なようにな。
とは言え、この場は誰もいないから平気だろうけど。

「あら、1人で飲むきですか?」って久美の声。
「そうだぞ陸」って海だ。

「あははは、どうやって、カラスに空からか」って俺だ。
各自コップをもってて、酒をいれとく。

「さて、そろそろかね」ってタバコに火をつけて一服。
「ねぇ、陸様。 ロボットですわ。 様子がおかしいですわ」って久美
「はぁ~、この学園の結界って、中級悪魔以上の侵入しか拒んでないからな。」って俺のぼやき。
「陸様、どういことですの?」って久美。
「うちの組に被害が出る前に、あの暴走している3対の頭部に中央に、久美、鉄扇をさしこめ」っていうと、久美がなげとばして停止。
その後、下級悪魔たちが飛び出した。 祓魔師たちが出動しているから大丈夫だろう。
「陸?」って海。
「ロボットな、丸橋重工以外の奴は半分生命体なんだよ。 半クローン状態。」って俺。
「つまり、悪魔が摂り付きやすい状態って事ですの?」って久美。
「そういう事。 あのつながってるパイプが、ほぼ血液と同じ。 同乗者の神経とつながって稼働する仕組みで、呪力とか関係なしにだあのロボットの構造上、下級悪魔や中級悪魔がむらがるようになってるわけだ。 
 あれより巨大なロボットつくられたら、上級悪魔までむらがるわ。」って俺。 
実際、人間達は作ってるみたいだけどな。
「かたやここは日本支部で、下級悪魔は、教育として討伐せず生息させている。 
 悪魔をかっている祓魔師もいるしな。 ロボットが餌食になりやすいわけよ」って俺。
「ではなぜ頭部を?」って久美。
「回路がそこに集約されてるから、生命力をきりはなせば、悪魔は飛散するってわけ」って俺。
「「なるほど」」って海と久美。

「さすが、総大将。 製造工程や回路図の設計を集めたわけですな」ってカラス。
「カラス、大型ロボットはまだ日本にはこないよな?」って俺。
「それが、3体ほどすでに試験導入にはいるとの情報」ってカラス。
「場所は?」って俺。
「山梨の自衛隊施設にて、昼と夜の2回、今週末に動作確認予定だそうです」ってカラス。
「まじ?」って俺。
「はい。」ってカラスだ。
「一つ目の島だな。 やつに連絡しておけ。 夜いく」って俺。
「巨大ロボット、楽しみですね」って久美。
「久美もくるの?」って俺。
「ええ、もちろん。」って久美。
「俺もな」って海。

そして順延した花火がうちあがった。 祓魔師の討伐も完了したみたいだな。
「綺麗ですね」って久美。
「だな」って俺。

「俺もまにあったみたいです」って星の声。
「久しぶりだな。 そしてなつかしな」って俺。
「ですね、総大将」って言われて、酒をそそいでやった。

「今日はなつかしい奴に会う日だな」って俺。 忠満にあうしな。
「陸様?」って久美。
「「総大将?」」って海と星。

「いやなんでもない」っていって、久美がもってた、たこ焼きたべた。
「「「「まずっ」」」」っていって笑った。

「冷えても美味いのがたこ焼きなんだけどな」って俺。
「うちの愚息がすみません。 最後に油をさしてないのかと」って星。
「だよな。 太郎の所は「ごま油」」って星とかぶった。

ちょっとまた昔の事を思い出しつつ、学園祭は終わった。
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