高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

3章：総大将の帰還

あまりにも反対されて

「陸君、僕にも嗜好として睡眠というのが必要なんだよね。」ってベリアル。
「嗜好だったらいいじゃねぇーかよ。」って、タバコに火をつけて一服する俺。
「200年ぶりに戻ってきて、すぐここにくるとはね」ってニヤリ笑いやがって。
「本家に戻って、旅に出たいっていったら猛反対されてね」って俺。
「あはは、その年齢で家出？」ってベリアル、腹かかえてわらってる。

奴の寝室にあるクッションなげておいた。
「どうせ、マモンから聞いてるんだろ？」って俺。
「僕の兄が迷惑かけるね」ってベリアル。
「本当だ。組のこと放置で出かけるはめになったわ。　鍵よこせ」って俺。
「どうしようかな。」とか抜かす、ベリアル。
「お前の兄弟に巻き込まれて200年。　お前な、それぐらい協力しろよな」って俺。
「いやぁ～さ、その旅に僕もいきたいんだよね。　って、僕の力も必要でしょ。　でも、学園の理事あるし、支部長の仕事もあるからさ。」ってベリアル。
「おいおい、1カ月ぐらいで終わらせるつもりでいたんだけど。」って俺。　
あとの残りは、まじ自由な休暇をもくろんでいた。

「君の今の力じゃ、そのくらいで終わるよね。」ってベリアル。
「でもさ、楽しもうよ」
「その後、楽しむつもりだよ」って突っ込んでやった。

「うそ、奥さんも放置で」って突っ込まれた。

「陸君も、組を放置せずにすんで、どうどうとこの任務できる方法があるんだけど」ってベリアル。
「いい予感はしないから、鍵よこせ」って俺。
任務って言っている時点でいい予感がしないからな。
「僕も行くっていってるじゃん。」ってベリアル。
確かに、ベリアルの力があったほうが楽だな。
「それで、その方法って何？」って俺。
「悪魔狩り専門の祓魔師になって♪」って語尾におんぷついてるし。
「陸君の場合、実績あるから筆記試験だけ。　この任務おえたら、引退していいし。」って無茶ぶりだよ。
「ほうほう、俺にメリットがないんだが」
「当学園も進歩してるからね。　200年のギャップを埋められるし」ってベリアル。
「うん？　俺にまた学生しろともきこえるが？」って俺。
「そう。　次いでに塾生もね。　でも、実技訓練でなくていいし」ってベリアル。

「うん、それが、俺が組を放置しなくていい理由とも結びつかないが」って俺だ。
「四葉学園にも、君の組の傘下の生徒がいるからね、若者と交流をもついい機会じゃないか」ってベリアル。　
それ、無理やりの理由だよな。

「ちょっと考えさせてくれ」って俺。

「だよね。」っていってパチンて指ならすベリアル。

なんかのタブレットがでてきた。
「どうせ、今日は帰る気ないんでしょ。　それあげる。　君の居ない間の歴史でもみるといい」っていって、ベットにもぐりこんだよ。

ソファーで横になりながら、200年分の人間の歴史とついてで祓魔師、たく妖怪の動きまでまとまってたよ。　
だらだらと読んでいる俺。

悪魔より、人間の業のほうが今はすごいなっていうのが俺の感想。